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1月19日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、遂にマット・ハーディが自分のプロレスラーとしてのキャリアを賭けて、現TNA世界ヘビー級王者であるイーサン・カーターⅢの王座に挑んだのだった。しかも、今回は、通常の試合ではなく、ラストマン・スタンディングマッチとなった。これは、ダウンして10カウント以内に起き上がることが出来ないと敗北という試合形式であり、ピンフォールやサブミッションによるギブアップでの決着は認められない。テーブル、スレッジハンマー、パイプイス等の凶器は自由に使うことが出来る。また、ダウンカウント中に対戦相手が攻撃した場合は再び1カウントからやり直しとなる。両者がダウンして10カウントが数えられた場合はノーコンテスト(引き分け)となるという過酷なものだ。試合は、双方が、ラダーやテーブルを利用して相手を痛めつける壮絶な展開となり、マットがイーサンを椅子を利用してツイスト・オブ・フェイトを決め、イーサンが血を吐くなど激しい試合となった。しかし、ここで更なる波乱が起きたのだ。それはイーサンの用心棒であるタイラスがイーサンを裏切り、マットについたのだった。タイラスに裏切られたイーサンはタイラスのビッグ・エンディングを食らい、最後はマットのベルト攻撃で10カウントで起き上がる事が出来ず。遂にマットが新王者に輝いたのだった。これでマットはヒールターンする事になるのだろうか?今後のTNAマットから目が離せないだろう。
■ TNA Impact Wrestling
日時:2016年1月5日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・ペンシルベニア州ベスレヘム
<TNA世界ヘビー級王座ラストマン・スタンディングマッチ>
○マット・ハーディ(挑戦者)
KO
●イーサン・カーターⅢ(王者)
<シングルマッチ>
○ザ・ミラクル
ピンフォール
●ペッパー・パーク
<タッグマッチ>
○ビアマニー
ピンフォール
●イーライ・ドレイク、ジェシー・ゴッダーズ
<ノックアウツ王座タイトルマッチ>
○ゲイル・キム(王者)
ピンフォール
●アメージング・コング
<シングルマッチ>
○ジェフ・ハーディ
反則
●タイラス
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