アブドーラ・ザ・ブッチャーC型肝炎移した裁判で230万ドルの賠償金判決

 恐れていたことが現実になった。『マット界舞台裏』本誌で何度か報道してきたように、アブドーラ・ザ・ブッチャー(本名ラリー・シュリーブ)が真正・流血裁判の被告となり、多額の賠償金を請求されていた裁判が1年という長期戦になったものの、現地時間3日結審。訴えたカナダのレスラー、リングネーム=ハンニバルことデボン・ニコルソンに230万ドル支払うよう命じられた。

 ハンニバルは2007年にアルバータ州での試合でブッチャーとダブルジュースの大流血戦を演じたが、ここでC型肝炎を移され、将来レスラーとして成功する望みを絶たれたと訴えていたもの。実際、ハンニバルはWWEに合格して将来を期待されたのだが、血液検査でC型肝炎が発覚、契約打ち切りになってしまった。他に思い当たるフシがないことと、ちょうどブッチャーがもう流血戦をやらなくなったことから、彼のせいでこうなったと訴えたもの。その後、衝撃のドキュメンタリー映画ブッチャーの光と闇〜「Don‘t Bleed on Me」が2011年に公開、すべての実態が暴露されてしまった。

 この判決の持つ意味は大きく、ほかにもブッチャーと流血戦を演じたものの、現在C型肝炎となった選手が追訴してくる可能性もあり、愛しのボッチャーは引退興行も出来ないまま大変な窮地に陥ったといえる。

衝撃ニュースの全容と詳細はマット界舞台裏6月12日AJP秋山社長黒い呪術師Z1xW1小島NWA激震WNCデス+魔界騒乱に収録されました。

ブッチャーの光と闇〜ドキュメンタリー「Don‘t Bleed on Me」

WWE LEGENDS ON HEP C


ブッチャーが自分でどうやってカミソリをバンテージに隠して流血するか実演した衝撃映像
週刊マット界舞台裏’11年4月21日号 ブッチャー光と闇 ゆずポン胸殺
マット界舞台裏4月17日号WM30超合金戦士 IGF謎 AJスタイルズ計画 LegendミラノWKAB王座 ATブッチャー

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人間国宝ブッチャーさんだが・・・