(C)RXF
12月14日(現地時間)にルーマニア・ブカレストで『RXF 21: Bucharest MMA Allstars 2』が開催された。
ルーマニアのメジャーMMA大会であるRXFはルーマニアで定期的に大会を開催、基本はルーマニア勢対(ルーマニアから見て)外人勢という対戦が多い。特にエースとしてアトランタ五輪にも出場経験のある東欧の柔道家、またサンボや柔術の実績もあり欧州組み技の帝王、メガ・バンパイアと呼ばれるアレクサンドル・ルングが参戦している。
ルングは、プライドでMMAデビューしており、デビュー戦こそジェームス・トンプソンに敗れているものの、その後、一時期は世界最強と言われた白鯨トム・エリクソンやジミー・アンブリッツに勝利しており、キックルールではボブ・サップにも勝利している。巨体でスタミナがない為、1Rから全力で殴り合いを仕掛ける突貫ファイトで観客を魅了している。今大会もルングがメインで登場し、対戦相手はポーランドのミハル・ラズロだ。試合は、1Rが元気なルングが組みついて2度も投げ飛ばし、グランドでも上を奪って翻弄するが、ラズロが耐えて2Rまでもつれてしまった。こうなるとルングはいつも通り、スタミナが切れて、タックルを切られて打撃を浴び流血。最後はスタンドで棒立ちで殴られ続け、レフェリーがストップしてラズロのTKO勝利。やはりスタミナがないルングは1Rで決めないとこうなってしまうようだ。
■ RXF 21: Bucharest MMA Allstars 2
日時:2015年12月14日(現地時間)
場所:ルーマニア・ブカレスト
<メインイベント スーパーヘビー級>
○ミハル・ラズロ(ポーランド)
2R 3分11秒 TKO
●アレクサンドル・ルング(ルーマニア)
<ヘビー級王座戦>
○アドリアン・プレダ(王者/ルーマニア)
1R 2分05秒 アームロック
●マービン・カンプベル(挑戦者/英国)
<フェザー級王座タイトルマッチ>
○フローイン・ガーダン(王者/ルーマニア)
判定 3-0
●ロアン・ヴァランセアヌ(挑戦者/ルーマニア)
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