シェイマス王座防衛!WWE『TLC2015』+Aコール復帰PWGオールスター・ウィークエンド菊タローKオメガ

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 12月13日(現地時間)にマサチューセッツ州ボストンでWWEのPPV大会『TLC2015』が開催された。
 この大会は、試合によってテーブル、ラダー(梯子)、チェアー(椅子)という凶器の使用が認められた特殊ルールで戦う事になり、2014年からは、これにスティル・ステアーズ(鉄階段)が加わる事になった。
 メインで行われたのは、WWE世界ヘビー級王座戦をTLCマッチで行い、王者シェイマスが、ロマン・レインズを迎え撃った。いつでも王座に挑戦出来る権利MITBを利用して王者になったシェイマスは、トリプルHの庇護の元、悪党王者として君臨している。このシェイマスによって、5分15秒天下となったレインズとしては、どうしても王座を奪いたいところだ。試合はテーブル、椅子、梯子を使った壮絶なものとなり、レインズが優勢で進む。そのまま最後、梯子に登りレインズがベルトを奪うと思われたが、案の定、ルセフとアルベルト・デル・リオが試合に乱入。デル・リオのキックでレインズはKOされ、その隙にシェイマスがベルトを奪って王座防衛。試合後はルセフとデル・リオに祝福され、シェイマスが勝ち誇るという悪夢の展開に。レインズも3人にスピアー、そして椅子攻撃でうっぷんを晴らすものの、トリプルHとステファニー・マクマホンの極悪夫婦が現れ、レインズを止める。しかし、トリプルHにも襲いかかるレインズ。怒りで我を忘れたレインズは今後、どうなるのだろうか?

 また、IC、UC、タッグ、ディーバと全タイトルの王座戦も組まれた。USはアルベルト・デル・リオ、タッグはニューディ、ディーバはシャーロットが防衛するも、ICではディーン・アンブローズが王者ケビン・スティーンのホップアップパワーボムを切り返してウラカン・ラナでフォール勝ちで新王者に。ヒールが王座を独占している中、一矢報いた形になった。

 さらに、伝説のハードコア団体ECWの全盛期のスター、ダットリーズ、ライノ、トミー・ドリーマーが集結し、ワイアット・ファミリーと対戦。新旧ハードコア対決となったが、最後はワイアット・ファミリーが勝利。この抗争は集結するのだろうか?

■ WWE PPV TLC2015
日時:2015年12月13日(現地時間)
場所:アメリカ・マサチューセッツ州ボストン

<WWE世界ヘビー級王座TLCマッチ>
○シェイマス(王者)
 ベルト奪取
●ロマン・レインズ(挑戦者)

<ディーバズ王座タイトルマッチ>
○シャーロット(王者)
 ピンフォール
●ペイジ(挑戦者)

<IC王座タイトルマッチ>
○ディーン・アンブローズ(挑戦者)
 ピンフォール
●ケビン・オーエンズ(王者)

<8人タッグエリミネーション・テーブルマッチ>
○ワイアット・ファミリー
 テーブル葬
●ダッドリーボーイズ、トミー・ドリーマー、ライノ

<US王座チェアーマッチ>
○アルベルト・デル・リオ(王者)
 ピンフォール
●ジャック・スワガー(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ルセフ
 アコレード
●ライバック

<タッグ王座3WAYラダーマッチ>
○ニュー・デイ(王者)
 ベルト奪取
●ウーソズ(挑戦者)
ルチャ・ドラゴンズ(挑戦者)

151214PWG-logo
 12月11~12日(現地時間)にカリフォルニア州レシーダでPWGの「ALL STAR WEEKEND 11」2連戦が開催された。
 北米インディーにおける西海岸の雄であるPWG(プロレスリング・ゲリラ)だが、ROH所属のアダム・コールが並行してこのPWGに参戦していたものの、PWGの試合で怪我をしてしまい長期欠場になった事件があった。これを受けてROHは所属選手のPWGへの参戦を禁止していたのだが、話し合いがまとまり、提携が成立、再びROH勢の参戦となり、アダム・コールが遂に今大会でPWGに帰還したのだった。
 1日目のメインで行われたロドリック・ストロングとマット・サイダルのPWG世界ヘビー級王座戦で、ストロングがエンド・オブ・ハートエイクで勝利した後、会場が暗転し、スーパードラゴンが現れた。と思ったらマスクを脱ぎ捨て、なんとアダム・コールが現れたのだった。コールは、ストロング、ヤング・バックスと共闘しPWG軍を攻撃。ストロングらが復活させたヒールユニット、マウント・ラッシュモア2.0に加入。元々、マウント・ラッシュモアはケビン・スティーン(現WWEのケビン・オーエンズ)とコール、ヤング・バックスで結成しただけにリーダー格が再合流となった。
 2日目は、そのマウント・ラッシュモア2.0とPWG軍の全面戦争となるゲリラ・ウォーフェアマッチが行なわれたラッシュモア2.0はレフェリーらも襲う大暴れを見せるが、そこに正規軍側を助ける為に、なんとカイル・オライリーが登場。ラッシュモア2.0勢を蹴散らし、最後は正規軍のクリス・ヒーローがヤングバックスを仕留め、見事に正規軍が勝利となった。

 ROHとの関係回復で、コール、オライリーが再びPWG参戦となったほか、久しぶりにマイケル・エルガン、ケニー・オメガ、リコシェらも参戦となり、2016年もPWGマットは華やかになりそうだ。

■ PWG「ALL STAR WEEKEND 11 : Night 1」
日時:2015年12月11日(現地時間)
場所:アメリカ・カリフォルニア州レシーダ

<PWG世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ロドリック・ストロング(王者)
 ピンフォール
●マット・サイダル(挑戦者)

<PWG世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ヤング・バックス(王者)
 ピンフォール
●ジョニー・ガルガーノ、トマソ・チャンパ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ケニー・オメガ
 ピンフォール
●マイク・ベイリー

<シングルマッチ>
○サミ・キャラハン
 ピンフォール
●ドリュー・グラック

<タッグマッチ>
○マイケル・エルガン、ブライアン・ケイジ
 ピンフォール
●ザ・ウルブス

<タッグマッチ>
○リコシェ
 ピンフォール
●マーティ・スカール

■ PWG「ALL STAR WEEKEND 11 : Night 2」
日時:2015年12月12日(現地時間)
場所:アメリカ・カリフォルニア州レシーダ

<ゲリラ・ウォーフェアマッチ>
○クリス・ヒーロー、マイク・ベイリー、ジョーイ・ライアン、キャンディス・リレイ
 ピンフォール
●マウント・ラッシュモア 2.0(スーパー・ドラゴン&ロドリック・ストロング&ヤング・バックス)

<シングルマッチ>
○ケニー・オメガ
 ピンフォール
●ウィル・オスプレイ

<シングルマッチ>
○リコシェ
 ピンフォール
●マーク・アンドリュース

<タッグマッチ>
○マイケル・エルガン、ブライアン・ケイジ
 ピンフォール
●ジョニー・ガルガーノ、トマソ・チャンパ

<タッグマッチ>
○チャック・テイラー
 ピンフォール
●菊タロー

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