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10月20日（現地時間）にオクラホマ州タッカービルで『Bellator 146: Kato vs. Manhoef』が開催された。メインでは桜庭和志を秒殺KOした事で日本でも知名度の高い“人食いマヌーフ”ことメルヴィン・マヌーフが加藤久輝と対戦した。加藤久輝はフランス人と日本人のハーフでベラトールデビューでは、グローリーでも活躍するキックボクサーで、マヌーフにもKO勝ちしているジョー・シリングにスーパーマンパンチで衝撃のKO勝ちをしており、知名度のマヌーフ、勢いの加藤という感じで下馬評もほぼ互角だった。試合は、マヌーフが豪快な左フックでKO勝ち。加藤はフランス人でもあるので、痛ましいパリのテロ事件があった事から、フランスに勇気を与えようと臨んだものの、KO負けという結果になってしまった。
■ Bellator 146: Kato vs. Manhoef
日時：2015年10月20日（現地時間）
場所：アメリカ・オクラホマ州タッカービル
＜ミドル級＞
○メルヴィン・マヌーフ（オランダ）
1R 3分43 TKO
●加藤 久輝（日本）
＜ライト級＞
○ブランドン・ガーツ（米国）
1R 0分37秒 TKO
●デリック・カンポス（米国）
＜フェザー級＞
○ババ・ジェンキンス（米国）
判定 2-1
●ジョーダン・パーソンズ（米国）
＜ウェルター級＞
○チディ・ンジュクアーニ（米国）
判定 3-1
●リッキー・レイニー（米国）
＜ライトヘビー級＞
○ギレルミ・ヴィアナ（ブラジル）
2R終了 TKO
●ヒューストン・アレクサンダー（米国）
10月20日（現地時間）にワシントン州シアトルで『WSOF 25: Lightweight Tournament』が開催された。
今大会はライト級トーナメントが開催され、MMA創成期から活躍しているジョルジ・パチーユ・マカコや元UFCファイターのブライアン・フォスターらメジャー選手も多く参戦した。優勝者はWSOF世界ライト級王者ジャスティン・ゲイジーへの挑戦権が得られる。競技化された近年の北米MMAでは珍しいワンナイトトーナメントだけあって、勝ち上がっても棄権者が続出し、一回戦で敗れたものが敗者復活で勝ち上がるという波乱のトーナメントとなった。結果、決勝まで残ったのは、一回戦で敗れたにも関わらず、敗者復活で勝ち上がってきたジャスティン・ゲイジーとそのフォスターを一回戦で破っているブラジルのサムライという異名をもつジョアン・ゼフェリーノだった。なんと一回戦の再戦が決勝になるという不思議な事になった。ゼフェリーノは一回戦、準決勝ともにヒールフックで一本勝ちしており、決勝でも足関節を仕掛けてくる。しかし、一度、一本負けをしているのでフォスターがグランドを避けるのでゼフェリーノは寝転んでグランドに誘う。そこにフォスターが強烈なパウンド連発、苦し紛れに足をとりにいくゼフェリーノにさらにパウンド連打でレフェリーがストップ。フォスターがが見事にトーナメント優勝を果たした。
トーナメントとは別に、かつて日本で桜井”マッハ”速人に勝利し、ストライクフォース、そしてUFCとメジャー団体で活躍したジェイソン・ハイが、こちらもUFC参戦経験者であるエステヴァン・パーヤンと対戦した。共にUFCやベラトールという更に上のメジャー団体に復帰したいので負けられない一戦だ。試合は1Rからバックマウントを制して殴り続けたハイが、2R開始早々に左ハイキックを奇麗に決めてパーヤンからダウンを奪い、追撃のパウンドでレフェリーがストップ。完勝と言ってよいKO勝ちだった。
■ WSOF 25: Lightweight Tournament
日時：2015年10月20日（現地時間）
場所：アメリカ・ワシントン州シアトル
＜ライト級8人トーナメント準決勝＞
○ブライアン・フォスター（米国）
2R 4分51秒 TKO
●ジョアン・ゼフェリーノ（ブラジル）
＜ライト級＞
○ジェイソン・ハイ（米国）
2R TKO
●エステヴァン・パーヤン（米国）
＜ライト級8人トーナメント準決勝＞
○ブライアン・フォスター（米国）※マイク・リッチ棄権の為。
2R 4分19秒by TKO
●ルイス・パロミーノ（ペルー）
＜ライト級8人トーナメント準決勝＞
○ジョアン・ゼフェリーノ（ブラジル）
1R 1分24秒 ヒールフック
●ジョルジ・パチーユ・マカコ（ブラジル）※マメドフ棄権の為。
＜ライト級8人トーナメント一回戦＞
○ルイス・パロミーノ（ペルー）
1R 4分55秒 TKO
●リチャード・パティシュノック（米国）
＜ライト級8人トーナメント一回戦＞
○ジョアン・ゼフェリーノ（ブラジル）
1R 1分46秒 ヒールフック
●ブライアン・フォスター（米国）
＜ライト級8人トーナメント一回戦＞
○マイク・リッチ（カナダ）
1R 2分41秒 TKO
●ジョー・コンドン（米国）
＜ライト級8人トーナメント一回戦＞
○イズラム・マメドフ（ロシア）
判定 3-0
●ジョルジ・パチーユ・マカコ（ブラジル）
電子書籍版は金曜27日発売『週刊ファイト12月3日号』に収録されました。
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