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格闘技、プロレス、金網、リング問わずファイト業界の頂点に立つ絶対女王ロンダ・ラウジーが、ニューメキシコ州アルバカーキ出身のホリー・ホルムに左ストレートなど打撃を食らい続け顔面流血、2R59秒、最後は左ハイを首筋にぶち込まれてロンダ様が倒れた。
オーストラリア・メルボルンの会場は7万人の大観衆。そしてもちろん全世界が見ていた『UFC 193』は衝撃のエンディングだった。さまざまな観点からキャリアのピークにあると目されていた女王様の大一番。しかし、ジャクソンズMMA所属にしてプロボクサー、ロンダ様より長身のホルムの手足の長いリーチからの打撃に沈んだ。
歴史が動いた。セミファイナル判定勝利のヨアンナ・イェンジェイチックと合わせて、女子格闘技が2015年ファイト・ビジネスの大トリであることを見せつけたのみならず、無敗の絶対女王ロンダ様が敗れたことで、大衆感情操作の最終兵器「リベンジ物語」が始まった。新たなる巨額ビジネスの幕開けである。
■ UFC 193 in メルボン -Rousey vs Holm-
日時:11月15日
会場:オーストラリア・メルボルン・エティハドスタジアム
<メインイベント UFC世界女子バンタム級選手権試合 5分5R>
○ホーリー・ホルム(米国/7位)
2R 0分59秒 KO
●ロンダ・ラウジー(米国)
※ホルムが新王座。ラウジーは7度目の防衛に失敗。
<第12試合 UFC女子ストロー級チャンピオンシップ 5分5R>
○ヨアンナ・イェンジェイチック(王者)
判定3-0 (49-46/49-46/50-45)
●ヴァレリー・レターノー(8位)
※ヨアンナが2度目の防衛
<第11試合 ヘビー級 5分3R>
○マーク・ハント(8位)
1R 3分41秒 右ストレートTKO
●”BIGFOOT”アントニオ・ペザオン・シウバ(11位)
<第10試合 ミドル級 5分3R>
●ユライア・ホール(10位)
判定0-3 (28-29/27-30/27-30)
○ロバート・ウィテカー(14位)
<第9試合 ヘビー級 5分3R>
●ステファン・ストルーブ(14位)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
○ジャレッド・ロショルト
<第8試合 ライト級 5分3R>
○ジェイク・マシューズ
2R 終了時 ドクターストップTKO
●アクバル・アレオラ
<第7試合 ウェルター級 5分3R>
○カイル・ノーク
1R 2分01秒 グラウンドパンチTKO
●ペーター・ゾボタ
<第6試合 ライトヘビー級 5分3R>
●アンソニー・ペロシュ
1R 2分56秒 右ストレートKO
○ジャン・ヴィランテ
<第5試合 フライ級 5分3R>
●リッチー・ヴァクリック
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
○ダニー・マルチネス
<第4試合 ミドル級 5分3R>
○ダン・ケリー
判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
●スティーブ・モンゴメリー
<第3試合 ウェルター級 5分3R>
○リチャード・ウォルシュ
判定3-0 (30-27/30-27/29-28)
●スティーブ・ケネディ
<第2試合 ウェルター級 5分3R>
●アントン・ザフィア
1R 4分36秒 TKO
○ジェイムス・ムンタスリ
<第1試合 フライ級 5分3R>
○ベン・ウェン
1R 2分35秒 チョークスリーパー
●ライアン・ベノイ
【UFC 195波紋】
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