K-1マラット・グレゴリアン&サニー・ダルベックのインタビュー他周辺情報!

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「俺はK-1を愛している。日本のファンは俺のKOショーを楽しみにしていてくれ」挑戦者ダルベックと対戦 -70kg王者マラット・グレゴリアン インタビュー

 11月21日(土) 東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN 〜THE CHAMPIONSHIP〜」。K-1 WORLD GP-70kgタイトルマッチで挑戦者サニー・ダルベックと対戦する王者マラット・グレゴリアンのインタビューを公開!

――7月のK-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメントでは全試合KOという圧倒的な強さで優勝を果たしました。グレゴリアン選手にとってはどんなトーナメントでしたか?

「俺はK-1を愛している。だからあのトーナメントは自分にとって特別なものだったんだ。
あの時はチームみんな優勝するつもりで日本へ行き、それを実現できた。本当に最高の瞬間だったよ」

――K-1チャンピオンになったことでどんな変化がありましたか?

「もちろんベルギーの友人たちはみんな祝福してくれた。ただ俺自身、特に大きな変化したことはない。変わったと言えば以前よりもより厳しいトレーニングをする様になったことだね」

――トレーナーに止められるまで練習をやり続けるというグレゴリアン選手らしい話です。今もベルギーに住んで、オランダのヘマーズジムで練習されているのですか?

「そうだね。住んでいるのはベルギーだけど、ジムまでは車で40分程度なんだ。だから今もベルギーに住んで、オランダのへマーズジムでトレーニングしているよ」

――さて今大会では-70kg王者として初防衛戦を迎えることになりました。対戦相手のダルベック選手にはどんな印象を持っていますか?

「彼の試合をいくつか見たけれど、タレント性があり、経験も豊富で蹴りの上手い、素晴らしい選手だと思う」

――グレゴリアン選手は唯一トーナメントを全試合KOで優勝したチャンピオンですが、今回もKOで防衛したいですか?

「もちろんさ。俺はすべての試合をKOで勝ちたいと思っている。それが俺のファイトスタイルだからね。だから今回もファンが喜ぶような試合をして勝ちたいと思っている。みんなが俺に期待しているのはKOだろ? そのことは十分に理解しているよ」

――K-1のチャンピオンとしてどんな姿を見せていきたいですか?

「常に動きがある試合と、最高のテクニックで会場を沸かせること。俺は常にKOを狙っていくよ」

――このタイトルマッチを楽しみにしている日本のファンへのメッセージをお願いします。
「日本のファンのみんなに言っておきたいことがある。俺は相手が誰であろうと戦う準備は出来ている。マラット・グレゴリアンのKOショーを楽しみにしていてくれ。押忍!」

<選手プロフィール>
マラット・グレゴリアン
Marat Grigorian
所属ジム:Team Nick Hemmers
出身地:アルメニア・エレバン
誕生日:1991/5/29
身長:176cm
クラス:-70kg
戦績:50戦42勝(24KO)6敗1分1無効試合
タイトル歴
・初代K-1 WORLD GP -70kg王者

「今回の試合は自分にとっても凄く楽しみな試合だし、大きな挑戦だと思っている」-70kg王者グレゴリアンと対戦 挑戦者サニー・ダルベック インタビュー

 11月21日(土) 東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN 〜THE CHAMPIONSHIP〜」。K-1 WORLD GP-70kgタイトルマッチで王者マラット・グレゴリアンと対戦する挑戦者サニー・ダルベックのインタビューを公開!

――7月のK-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメントでは準決勝敗退となってしまいましたが、ダルベック選手にとってはどんなトーナメントでしたか?

「自分の望む形で終えることは出来なかったけど、強い選手と出会えて、とても良い経験になったよ。経験を積むことは本当に大事なことだからね」

――今回のタイトルマッチが決まった時の心境を聞かせてください。

「凄く嬉しかったよ! チャンピオンのマラットはとてもリスペクトされている選手で、自分にとっても大きなチャレンジになることは間違いない。それだけに今回の話が決まった時は本当に興奮したね」

――グレゴリアン選手にはどんな印象を持っていますか?

「とても賢くて、ボクシングスキルも高い。常に前に出ていく素晴らしい選手だと思う。今回の試合は自分にとっても凄く楽しみな試合だし、大きな挑戦だと思っている」

――ダルベック選手は試合前にタイのシットモンチャイジムで練習されているそうですが、今回もタイで練習する予定ですか?

「そうだよ。今回も約2週間、シットモンチャイジムで最終調整をしてから、日本に行く予定だ。普段住んでいるストックホルムでも良いトレーニングが出来るんだけど、地元にいると格闘技以外にも色々と考えなければならないことが出てくる。だからタイで最終調整することによって、そういった余計なものをすべて排除することが出来るんだ。シットモンチャイは今まで行った中で最もピースフルで、トレーニングや食事に集中出来るんだ。人々も素敵だし、最高の練習場所だよ」

――どんな試合もしくは勝ち方でベルトを獲りたいと思いますか?

「ファンのみんなが楽しめるような激しい試合をしたいね。そして勝利を掴み取りたい」

――もしK-1のチャンピオンになることが出来たら、どんなチャンピオンになりたいですか?

「いい意味で人々に影響があり、夢を与えられるようなチャンピオンになりたいね」

――このタイトルマッチを楽しみにしている日本のファンへのメッセージをお願いします。

「1年間に3回も日本に来て、K-1で試合が出来ることを嬉しく思うよ。みんなに最高のパフォーマンスをお届け出来るように万全の状態に仕上げていくから応援よろしく!」

<選手プロフィール>
サニー・ダルベック
Sanny Dahlbeck
所属ジム:Odenplan Fightgym
出身地:スウェーデン・ストックホルム
誕生日:1991/5/12
身長:178cm
クラス:-70kg
戦績:44戦35勝(21KO)9敗
タイトル歴
・YOKKAO世界 -70kg王者
・WMC北欧ウェルター級王者
・IFMA北欧ウェルター級王者

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スピード・パワーを増した新生・大雅が-60kgで暴れ回る!「思いっきり派手に倒しに行って、誰が見ても分かりやすい試合をする」

 11月12日(木)神奈川・古淵のTRY HARD GYMにて、11月21日(土)国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP ~THE CHAMPIONSHIP~」のスーパーファイトでレオナ・ぺタスと対戦する大雅が公開練習を行った。

 4月のK-1 WORLD GP-55kg初代王座決定トーナメントから約7カ月、-60kgに階級を上げての復帰となる大雅。「いつも通りに追い込んでいて疲れているけど、減量が楽なんで疲れが溜まらない。ご飯を食べられる分、体が回復できています」と今までよりも良い調整が出来ているという。

 -55kg時代は「試合の3週間前くらいから体重のことばっかり考えていて、いつも携帯でどうやったら体重が減るか調べていた(苦笑)」というほど減量に苦しんでいたが「今は減量以外のことも考えられるし、気持ちに余裕がある。しっかり試合のための練習をしながら体重を落とせています」と表情は明るい。

 階級変更を決めてからは本格的なフィジカルトレーニングもスタート。UFCファイターらを数多く指導する大宮司岳トレーナーのもと、週3回のトレーニングを行い、-60kgで戦うための体を作っている。

 公開練習として行った3分1Rのミット打ちではスピードとパワーを感じさせるパンチのコンビネーションを繰り出し「-60kgの選手とスパーしてもパワーを感じないし、当たり負けしない。今日のミット打ちは動きが固かったんですけど、本番ではもっと速いところを見せられると思う。試合がすごく楽しみですね」と-60kg仕様の自分に自信をのぞかせた。

 対戦相手のレオナとは過去にスパーリングした経験もある大雅だが「スパーと試合は別物。初めてやる相手だと思っている」とキッパリ。「パンチが好きで、右ストレートが得意だと思う」とレオナの強打を警戒しつつも「距離を取ってちょこちょこやってくると思うけど、僕はそこを突破してパンチを当てようと思います。相手はKOを狙うと言っていてガツガツ来ると思うから、自分もそうやって倒しに行く」とパンチ勝負になっても退くつもりはない。

 さらに試合から離れている7カ月間「人の試合を見ていて自分も早く試合がしたかったし、自分の方が盛り上げられる自信があった」という大雅は「派手な試合をします。KOを狙って、考えて冷静に倒したい。見ている人たちが手に汗握るような試合をしたい」と復帰戦を派手に飾ると宣言した。

 本格的に-60kgでの戦いに足を踏み入れる大雅が目指すものは世界の強豪たちと鎬を削ること。「レオナ選手は日本のトップだと思うけど、世界のトップじゃない。ここで手こずっているようじゃ終わり」と言い切り「-60kgで外国人選手ともやっていきたいし、もし世界トーナメントがあるなら、そこにも出ていきたい」と新階級での野望を語った。

「試合当日は思いっきり派手に倒しに行って、誰が見ても分かりやすい試合をします」。スピード・パワーを増した新生・大雅が-60kgでド派手に暴れ回る!

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挑戦者・卜部弘嵩、宿命の兄弟対決に向けて静かに闘志を燃やす!「今、感情を抑えている方が試合になった時に爆発できる」

 11月11日(水)東京・町田のK-1 GYM DRAGONにて、11月21日(土)国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP ~THE CHAMPIONSHIP~」でK-1 WORLD GP-60kg王者・卜部功也に挑む卜部弘嵩が公開練習を行った。

 宿命のタイトルマッチが目前に迫り「今週いっぱいまで追い込み練習をして、来週から減量に入って、疲れもとっていく感じです」と弘嵩。

 今回はタイトルマッチというだけでなく、実弟・功也との一騎打ちという特別な試合となったが、弘嵩自身「練習はいつもと変わらないんですけど、違うことと言えば、いつもはこのくらいの時期にピリピリしていたんですけど、今回はそういうことなく平常心をキープできていると思います」と気持ちが昂ることはないという。

 その理由は充実した練習が出来ているからに他ならない。10月9日に功也・弘嵩同席のもとで会見が行われた直後、弘嵩はタイに渡って名門シッソーンピーノンジムで2週間の合宿を敢行。今年2度目のムエタイ修行では、現地のトレーナーに功也の試合映像を見てもらい、入念に功也対策を練ってきた。

 そしてタイ修行ではこれ以上ないスパーリングパートナーの存在もあった。同ジムに所属する-70kgの世界的強豪シッティチャイだ。功也と同じサウスポースタイルのシッティチャイは弘嵩と同時期に試合を控えており「自然にシッティチャイとスパーリングすることが多かった。シッティチャイの対戦相手がちょうど僕と同じくらいの背格好だったので、ずっと2人でガチガチにスパーリングしていました」。

 公開練習ではジャブ、右ストレート、右アッパー、左フックを見せただけにとどまったが、それも「今回は蹴りが武器になると思うんで、あえて公開練習では見せたくなかった」から。「チャンピオンは今回の試合がすごく怖いはず。僕が対戦相手だから。功也が一番自分の怖さを知っていると思う」と充実の表情を浮かべ「タイに行く前はかなりピリピリしていたし、試合のことばかり考えていたけど、今はもう平常心を保てている。スカイツリーイベントでニアミスしたけど、それも気にならなかった」と今は己を磨くことだけに集中している。

 しかし1月のK-1 WORLD GP-60kg初代王座決定トーナメント決勝で功也に敗れた悔しさを忘れたわけではない。あくまで「まだ感情的になる必要はない」という弘嵩は「平常心をキープしておけば、試合の短い時間により集中することが出来る。今、感情を抑えている方が試合になった時に爆発できる」と試合当日まで様々な想いを胸に秘めているだけだ。

「今までは体力や技ばかりに目がいっていたけど、今回は心が鍛えられた。K-1のベルトは獲らなきゃいけないし、僕は獲れると思っていんるんで、あとはそれをどう見せるか?ですね」。弘嵩は静かに闘志を燃やし、11月21日にそのすべてをぶつけるつもりだ。

大会概要・対戦カード
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