CMLLは10月23日、メキシコシティのアレナ・メヒコで「Viernes Espectacular」を開催した。
大会のメインイベントは、世界各国の女子選手が参加する「グラン・プリ・デ・アマソナス2026」。CMLL所属選手を中心としたメキシコ代表と、世界各国の団体から集まった国際代表が、22人参加のトルネオ・シベルネティコ形式で激突した。
64分を超える長丁場となった決戦では、CMLL代表のスカディが大活躍。最後はAEWのメーガン・ベインを相手に、セカンドロープからのサモアン・ドロップを決めて勝利を収めた。
前週のアマソナス・ウニベルサル王座決定戦ではオリンピアに敗れていたスカディだったが、今回は国際大会の頂点に立ち、雪辱を果たすとともに大きな勲章を手にした。
メインイベント以外にも、ソベラノJr.率いるチームが勝利を挙げた6人タッグマッチ、ウルティモ・ゲレーロ&グラン・ゲレーロとロス・インフェルナレスの激闘など、見どころの多い大会となった。
大会のオープニングマッチでは、ドゥルセ・ガーデニア&ボルカノがエストゥディアンテJr.&ロビンと対戦した。ドゥルセ・ガーデニアは、独特のキャラクターと観客を巻き込むパフォーマンスで会場を盛り上げた。ボルカノも加わり、試合は観客の笑いと歓声を引き出す展開となった。最後はガーデニアがロビンに得意の「ラ・コケタ」を決めてフォール。9分を超える試合を勝利で飾り、華やかに大会の幕を開けた。
第2試合は、10分以内で決着をつけるマッチ・レランパゴ。ユタニとスタルJr.がシングルマッチで対戦した。スタルJr.は勝利を目指して攻勢を強めたが、ユタニも切り返しから反撃。短時間決着の形式らしく、両者は序盤から積極的に攻撃を仕掛けた。最後はユタニがスタイルズ・クラッシュを決め、8分30秒前後で3カウントを奪取。激しい攻防を制し、勝利を手にした。
第3試合では、ソベラノJr.とカラベラJr.I&カラベラJr.IIがトリオを結成。マスカラ・ドラダ、ブリジャンテJr.、レイ・ペガサスのチームと3本勝負で対戦した。序盤はマスカラ・ドラダ組が空中殺法を生かして攻勢に出る。トリプル攻撃からフォールを奪い、最初の1本を先取した。しかし、ソベラノJr.組はパワーと連係で反撃。カラベラ兄弟がマスカラ・ドラダにダブルのプレス攻撃を決め、ソベラノJr.がフォールを奪って1本を取り返した。勝負の行方は3本目へ。ソベラノJr.はレイ・ペガサスを捕らえると、得意のソベラノ・ドライバーを炸裂させた。これで決着がつき、ソベラノJr.&カラベラ兄弟が逆転勝利を収めた。

第4試合は、ウルティモ・ゲレーロ&グラン・ゲレーロの「ゲレーロス・ラグネロス」と、アベルノ&エウフォリアの「ロス・インフェルナレス」によるタッグマッチ。10分制限のマッチ・レランパゴ形式で行われた。両チームは激しい打撃と関節技を交え、短時間決着の試合ながら一歩も譲らない攻防を繰り広げた。試合は終盤、エウフォリアがウルティモ・ゲレーロに反則攻撃を仕掛けたことで決着。ゲレーロス・ラグネロスが反則勝ちを収めた。ロス・インフェルナレスにとっては、実力で勝敗を決する前に試合が終わる悔しい結果となった。

メインイベント スカディがメーガン・ベインを破りグラン・プリ優勝!大会のメインイベントは、女子選手22人が参加する「グラン・プリ・デ・アマソナス2026」。CMLL代表と国際代表が一堂に会し、最後の1人になるまで闘うトルネオ・シベルネティコ形式で優勝を争った。メキシコ代表には、スカディ、オリンピア、ペルセポネ、テッサ・ブランチャード、サンダー・ロサ、キラ、インディア・スー、ガラ・ネグラ、ルビア、キーラ、ゼウシスらが参加。国際代表には、AEWのメーガン・ベイン、クイーン・アミナタ、ハーレー・キャメロン、マリーナ・シャフィール、STARDOMのモモ・ワタナベ、AZM、天咲光由、メイ・セイラ、マーシャ・スラモビッチ、エマーシン・ジェイン、アリス・クロウリーらが名を連ねた。試合前には各選手が順番に紹介され、メキシコ国歌の演奏も行われた。国際色豊かな選手たちが集結し、会場は特別な大会にふさわしい雰囲気に包まれた。試合開始後は、各選手が次々と技を繰り出し、脱落者が出るたびに勢力図が変化。CMLL勢と海外勢が入り乱れる大混戦となった。序盤から中盤 次々と脱落者が出る激戦最初の脱落者となったのはマーシャ・スラモビッチ。テッサ・ブランチャードが勝負を決め、国際代表の一角が早い段階で姿を消した。続いてアリス・クロウリーがサンダー・ロサのランサで脱落。キーラはモモ・ワタナベに敗れ、メイ・セイラもペルセポネにフォールを奪われた。ゼウシスはAZMのユニバーサルで敗退。天咲光由もインディア・スーに敗れ、CMLL勢が着実に脱落者を増やしていく。一方、クイーン・アミナタはインディア・スーとサンダー・ロサを連続して脱落させる活躍を見せた。ペルセポネもクイーン・アミナタを破り、優勝候補の一角として存在感を発揮した。ガラ・ネグラはモモ・ワタナベに敗れ、エマーシン・ジェインはキラの攻撃によって脱落。モモ自身もルビアに敗れ、国際代表の有力選手が次々と姿を消していった。その後、ルビアはマリーナ・シャフィールのブリュタライザーで脱落。テッサ・ブランチャードはメーガン・ベインに敗れ、ハーレー・キャメロンもキラによって退場となった。キラはメーガン・ベインのフェチャ・デ・アルコンによって脱落。さらにAZMもスカディに敗れ、国際代表の選手が少しずつ絞られていった。
終盤には、CMLLを代表する実力者たちも次々と姿を消す。ペルセポネはマリーナ・シャフィールにギブアップを奪われ、優勝争いから脱落。シャフィールは強烈な関節技で実力を示し、決勝進出に向けて勢いをつけた。しかし、シャフィールもオリンピアのミチノク・ドライバーによって敗退。さらにオリンピアもメーガン・ベインのゴアを受けて脱落した。前週、アマソナス・ウニベルサル王座を獲得したオリンピアにとっては悔しい結果となったが、国際大会の優勝争いは最後の局面へと突入した。残ったのはスカディとメーガン・ベイン。メキシコ代表のスカディと、圧倒的なパワーを誇るベインによる一騎打ちが実現した。
決勝の相手となったメーガン・ベインは、パワーと身体能力を武器に数多くの選手を脱落させてきた強敵。最後の1人を決める戦いでも、スカディに対して圧力をかけ続けた。スカディはベインのパワーに正面から対抗し、最後まで勝機をうかがった。観客からはメキシコ代表を後押しする声援が飛び、試合は大きな盛り上がりを見せた。最後はスカディがセカンドロープからのサモアン・ドロップを決め、ベインをマットに沈めた。64分34秒に及ぶ激戦を制し、スカディがグラン・プリ・デ・アマソナス2026優勝を果たした。スカディは前週、アマソナス・ウニベルサル王座決定戦でオリンピアに敗れていた。今回は国際大会の大舞台で結果を残し、悔しさを晴らす大きな勝利となった。メキシコ代表と国際代表が競演した大会は、最後にスカディが勝利をつかむ形で幕を閉じた。
■ CMLL アレナメヒコ
日時:2026年10月24日
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ アレナメヒコ
<タッグマッチ>
○ドゥルセ・ガーデニア ボルカノ
ラ・コケタ⇒ピンフォール
●エストゥディアンテJr. ロビン
<マッチ・レランパゴ>
○ユタニ
スタイルズ・クラッシュ⇒ピンフォール
●スタルJr.
<6人タッグマッチ・3本勝負>
○ソベラノJr. カラベラJr.I カラベラJr.II
●マスカラ・ドラダ ブリジャンテJr. レイ・ペガサス
<マッチ・レランパゴ・タッグマッチ>
○ウルティモ・ゲレーロ グラン・ゲレーロ
エウフォリアの反則⇒反則勝ち
●アベルノ エウフォリア
<グラン・プリ・デ・アマソナス2026>
○スカディ
セカンドロープからのサモアン・ドロップ⇒ピンフォール
●メーガン・ベイン
※スカディが最後にメーガン・ベインを破り、グラン・プリ・デ・アマソナス2026優勝。