アトランティスが宇宙一に決定!『CMLL 金曜日定期戦』

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 10月16日(現地時間)(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
 今大会のメインは何らかの王座を持っているものだけが参戦出来るカンペオン・ウニベルサル2015の決勝戦が行われた。Aブロックからウルティモ・ゲレーロ、Bブロックからはアトランティスというレジェンドが勝ち上がってきての決勝となった。しかもこの2人は何年も抗争を続けており、2014年のCMLL年間最大興行「アニベルサリオ81」のメインで行われた最終決着戦、マスカラ・コントラ・マスカラ(敗者、覆面剥ぎマッチ)で、アトランティスが勝利し、ゲレーロは素顔を晒し一応の決着となった。しかし、この両雄が再び、この大舞台で対戦となったようだ。試合はジャベ合戦から一転、やっぱりゲレーロがアトランティスの覆面に手をかけるラフ殺法に。1本目はアトランティスが取れば、2本目はなんと、ゲレーロが掟破りの逆アトランティダで撮り返す。そして3本目、ゲレーロが必殺のゲレーロ・スペシャルを決め、勝利間違いなしという時に、なんとサンダーがリングに飛び込んできた。それに気をとられたゲレーロをアトランティスが本家本元アトランティダで仕留めて、勝利。アトランティスが優勝で宇宙一の称号を手に入れたのだった。しかし、この大一番が乱入での不透明決着だったので観客はブーイング。ゲレーロはサンダーと入場口でやりあっていた。サンダーは元々、ゲレーロが率いるロス・ゲレロス・ラグネロスのメンバーだったのだが、反旗を翻し、今後、大きな抗争になりそうだ。

 セミファイナルでは制御不能なロス・インゴベルナブレスと純粋なテクニコ(善玉)としてCMLL若手エースとなっているボラドールJr.らが対戦した。ボラドールJr.はルーシュに対し、カベジェラ・コントラ・カベジェラ(敗者、髪切りマッチ)を要求しており、ルーシュがこれを避けているという因縁があり、この試合結果ではこれが大きく動く可能性もある。しかし、試合は例によってインゴベルナブレスが、いつもの様に3人がかりでの攻撃を繰り返し、ボラドールJr.がフォールしてもレフェリーをリング下に引きずりおろして妨害など反則連発。結果、ストレートでインゴベルナブレスが勝利し、試合後も3人がかりでボラドールJr.をリンチするという極悪非道さ。ボラドールJr.は担架で運ばれるという異常事態になってしまった。この抗争は今後、どうなるのだろうか?

 またミゼットレスラーによるカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)は、ショケルシートがデムス3:16をジャベで仕留めて勝利。デムス3:16は丸坊主になった。

■ CMLL 金曜日定期戦
日時:2015年10月16日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ

<カンペオン・ウニベルサル決勝>
○アトランティス
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ

<6人タッグマッチ>
○ラ・ソンブラ、ルーシュ、コルレオーネ
 2-0
●ボラドールJr.、マキシモ、バリエンテ

<6人タッグマッチ>
○ドラゴン・リー、ストゥーカJr.、ゲレーロ・マヤJr.
 2-1
●カマイタチ、ヴィールス、ボビー・サバラ

<カベジェラ・コントラ・カベジェラ>
○ショケルシート
 2-1
●デムス3:16

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