クリス・サイボーグが5ラウンドの激闘を制して歴史を作るPFLタンパ

 2026年8月22日、米フロリダ州タンパ――ベンチマーク・インターナショナル・アリーナで「PFL Tampa Presented by Visit St. Pete-Clearwater」が開催され、世界各国のトップファイターや王者、レジェンドが集結した。

 今大会は、MVPとPFLの歴史的な合併が正式発表されてから数週間後の開催となった。

メインイベント

 女子MMA界のレジェンド、**クリス・サイボーグ(30勝2敗)**が、輝かしいキャリア最後の試合となる可能性もある一戦で、同じブラジル出身のケトレン“フェノメノ”・ヴィエイラ(16勝6敗)を3-0の判定で下し、PFL女子フェザー級世界王座を防衛した。

 サイボーグは最初の2ラウンドで試合のペースを掌握。しかし、試合が進むにつれてヴィエイラも攻撃を仕掛け始め、激しさを増していった。通常はスタンドで積極的に攻めるサイボーグだが、最終ラウンドでは打撃に加えてハイレベルなグラップリングも織り交ぜ、テイクダウンを奪取。激闘を判定で制し、145ポンド級の王座を守った。これでサイボーグは、すでに伝説的なキャリアにさらに大きな勝利を加えた。

 サイボーグは試合後、次のように語った。

「彼女は体重を作れなかったけど、私はタイトルを懸けて戦いたかったので、ベルトを懸けました。

もう一度戦うかどうかは分かりません。でも、もう一度チャンピオンになりたかった。そして30勝目を挙げたかったんです。

女性でこれを達成した人は誰もいません。私は歴史を作りたかったんです」


コ・メインイベント

 元王者でランキング2位のガジ・ラバダノフ(28勝5敗2分)が、トレイシー・リーダー(12勝6敗)を1ラウンドTKOで破った。ラバダノフは序盤からグラウンドでリーダーをコントロールすると、第1ラウンド終了間際に強烈なグラウンド&パウンドを浴びせて圧倒的なTKO勝利。これで2連勝を飾った。

女子フライ級

 無敗の新鋭ランキング8位サブリナ・デ・ソウザ(7勝0敗)が、同じブラジル出身で元世界王座挑戦者のランキング3位タイラ・サントス(23勝5敗)を3-0の判定で破った。デ・ソウザは優れたスタンド技術を駆使して試合を支配し、強豪サントスから大きな勝利を挙げた。この試合は多くの関係者から、デ・ソウザの名前を一気に世界へ知らしめるパフォーマンスと評価されており、PFL女子フライ級のトップコンテンダーとしての地位を確立する一戦となった。

メインカード第1試合

 イングランドのランキング3位ルーク“ザ・ジェント”・トレーナー(11勝1敗)が、米国のローランド“ザ・ドリーム”・ダンラップ(7勝1敗)を2ラウンドKOで破った。互いに攻め合った第1ラウンドを終えると、トレーナーは第2ラウンドに距離をつかみ、顔面へ正確な前蹴りをヒット。ダンラップはマットへ崩れ落ち、トレーナーは続けて強烈なグラウンド&パウンドを浴びせて試合を終わらせた。これでトレーナーは6連勝を達成した。