RCC 25で3階級の新王者誕生! Vコバレフが王座防衛、Iシュトルコフも存在感

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 7月4日、ロシア・エカテリンブルクのUGMKアリーナで開催された『RCC 25』は、RCCミドル級王座戦をメインイベントに、ライト級、フェザー級の初代王座決定戦など注目カードが並んだ。ロシアを代表する実力派ファイターが集結し、RCCの新たな歴史を刻む大会となった。

 メインイベントではRCCミドル級王者ウラジスラフ・コバレフが、元ACAでも活躍したベテランミハイル・ラゴジンを迎え撃った。ラゴジンは打撃を武器に数々の強豪と渡り合ってきた実力者。一方のコバレフはRCCを代表する王者として着実にキャリアを積み重ね、総合力の高さで評価を高めている。試合は序盤こそスタンドで探り合いとなったが、コバレフがプレッシャーを強めると流れは一変。組みついてグラウンドへ持ち込み、得意のトップコントロールからバックを奪取。そのままリアネイキッドチョークを極め、1ラウンド4分47秒でラゴジンからタップを奪った。危なげない一本勝ちで王座防衛を果たしたコバレフは、RCCミドル級の絶対王者として改めてその実力を証明した。


 セミファイナルでは、ロシア格闘技界屈指の人気選手イワン・シュトルコフが、ガジ・アフトマトとRCCフェアファイトルールで対戦した。”ウルトラハルク”の異名を持つシュトルコフは、鍛え抜かれた驚異的な肉体と爆発的パワーで知られるロシアンファイターだ。6歳からサンボを始め、国内外の大会で数々のタイトルを獲得。2015年にプロデビューすると、開始61秒TKOという衝撃的なデビュー戦を飾った。その後はアントニオ・シウバ、ロドニー・ウォレスら元UFCファイターを連破し、一躍ロシア格闘技界のスターとなる。さらに2017年には石井慧を2ラウンドTKOで下し、日本でもその名が広く知られるようになった。2018年には元UFCファイターのファビオ・マルドナド、チアゴ・シウバにも勝利し、ロシア重量級を代表する存在へと成長している。この日はアフトマトとの打撃戦となったが、シュトルコフは終始プレッシャーをかけ続け、有効打を積み重ねる。最後まで攻勢を緩めることなく戦い抜き、30-27が2者、30-28が2者、29-28が1者という文句なしのユナニマス判定勝利を収めた。派手なKOこそ生まれなかったものの、”ウルトラハルク”らしい圧倒的なフィジカルと試合運びが際立つ内容だった。

 初代RCCライト級王座決定戦では、ドミトリー・クリモフとバレリー・グリツチンが激突。試合開始からクリモフがグラウンド勝負へ持ち込み、バックコントロールを奪うと、そのままリアネイキッドチョークを極めて一本勝ち。1ラウンド3分53秒という短時間決着で、RCCライト級初代王者の座を手にした。グラップリング能力の高さを見せつけたクリモフは、今後ライト級戦線の中心人物となりそうだ。

 フェザー級グランプリ決勝兼初代フェザー級王座決定戦では、アブドゥルマリク・ムギディノフとハビブ・ブラチャホフが対戦。両者とも勝ち上がってきた実力者同士らしく激しい攻防となったが、第3ラウンドにムギディノフがラッシュを仕掛け、パンチの連打でレフェリーストップ。TKO勝ちでグランプリ優勝と初代フェザー級王座を同時に獲得した。RCCフェザー級に新たなスターが誕生した瞬間だった。

 RCCは近年、ロシア国内でもトップクラスの総合格闘技イベントへと成長を遂げている。今回の大会では3階級で大きな動きがあり、既存王者コバレフの盤石ぶりに加え、新たな王者たちの誕生が今後のタイトル戦線をさらに活性化させそうだ。

■ RCC 25
日時:2026年7月4日(現地時間)
会場:ロシア連邦エカテリンブルグ

<メインイベント RCCミドル級選手権試合>
[王者]○ウラジスラフ・コバレフ
 1R 4分47秒 チョークスリーパー
[挑戦者]●ミハイル・ラゴジン
※王者が防衛に成功

<第10試合 RCCフェアファイトルール>
○イワン・シュトルコフ
 判定5-0(29-28、30-28、30-28、30-27、30-27)
●ガジ・アフトマト

<第9試合 初代RCCライト級王座決定戦>
○ドミトリー・クリモフ
 1R 3分53秒 チョークスリーパー
●バレリー・グリツチン
※ドミトリー・クリモフが初代RCCライト級王者となる

<第8試合 RCCフェザー級グランプリ決勝/初代RCCフェザー級王座決定戦>
○アブドゥルマリク・ムギディノフ
 3R 2分51秒 TKO
●ハビブ・ブラチャホフ
※アブドゥルマリク・ムギディノフがグランプリ優勝、初代RCCフェザー級王者となる

<第7試合>
○ドミトリー・キレーエフ
 判定
●ワシリー・コズロフ

<第6試合>
○ハイブラ・ムサロフ
 1R 57秒 KO
●マルコ・アントニオ

<第5試合>
○テミルハン・テミルハノフ
 1R 2分50秒 TKO
●ルチアーノ・パリアーノ

<第4試合>
○マキシム・フクス
 2R 1分6秒 KO
●カルロス・カバルカンチ

<第3試合>
○ハリム・ナズルロエフ
 1R 3分7秒 TKO
●ラファエル・コスタ

<第2試合>
○ミハイル・カシュルニコフ
 1R 3分43秒 TKO
●ドミトリー・ベジェンコ

<第1試合>
○イワン・アルヒポフ
 2R 4分41秒 TKO
●ソスラン・ガグロエフ