ボラドールJr.が王座奪取! ミスティコには新たな挑戦状 CMLLアレナメヒコ

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 2026年7月3日、メキシコ・アレナメヒコで開催されたCMLL『Viernes Espectacular』は、この日も超満員札止めを記録。王座移動あり、遺恨の激化あり、そして新たなタイトル戦線の幕開けありと、世界最高峰ルチャリブレの名にふさわしい熱狂の一夜となった。


 この日の大きな主役となったのは、CMLLを代表するスター、ボラドール・ジュニアだった。タイガーマスクへの敬意を込めたマスクで登場 ボラドール・ジュニアが新王者にセミファイナルでは、NWAヒストリック・ミドル級王座を懸け、王者フリップ・ゴードンとボラドール・ジュニアが対戦した。ボラドール・ジュニアは、この日スペシャル仕様となるタイガーマスクをイメージしたオーバーマスクで入場。会場から大歓声を浴びる中、世界屈指の空中戦士同士によるハイレベルな攻防が繰り広げられた。フリップ・ゴードンは得意の450°スプラッシュをはじめとする華麗な空中技で勝負を決めにかかる。しかし百戦錬磨のボラドール・ジュニアはそれを寸前で回避。最後は一瞬の隙を逃さず、豪快なカナディアン・デストロイヤーを炸裂させ、3カウントを奪取した。これでボラドール・ジュニアが新NWAヒストリック・ミドル級王者となった。試合後には敗れたフリップ・ゴードンが潔く勝者を称え、自ら王座ベルトをボラドール・ジュニアの腰に巻くスポーツマンシップあふれる場面も。勝敗を超えたリスペクトに、アレナメヒコのファンは惜しみない拍手を送った。

 メインイベントでは、ミスティコ、マスカラ・ドラダ、アトランティス組と、エチセロ、アンヘル・デ・オロ、ニエブラ・ロハ組が2本先取の6人タッグで激突した。技巧派エチセロが試合を支配し、チャベス兄弟ことアンヘル・デ・オロ&ニエブラ・ロハも息の合った連携を披露。ミスティコ組も空中殺法で応戦したものの、最後はエチセロ組がミチノク・ドライバーからの連係攻撃でダブルフォールを奪い、2-1で勝利した。しかし、この試合の本当の見どころは試合終了後だった。

 勝利したチャベス兄弟は、先週獲得したばかりのミスティコ&マスカラ・ドラダ組のROH世界タッグ王座へ挑戦を要求。ミスティコもこれを受諾したが、「勝者がCMLL世界タッグ王座への挑戦権を得る」という条件付きでの対戦が決定的となり、一気に団体の枠を越えたビッグマッチへ発展する流れとなった。さらにチャベス兄弟はミスティコとマスカラ・ドラダのマスクを剥ぎ取る暴挙に出て会場は騒然。大ブーイングの中で両軍は乱闘となり、アレナメヒコは騒然とした空気に包まれた。

 女子戦では、テッサ・ブランチャード&ガラ・ネグラが、ペルセフォネ&ケイラとの再戦を制した。テッサは必殺のデスヌカドーラで勝負を決めると、敗れたペルセフォネはリング上で怒りを爆発。「ここは私のアレナよ!」と絶叫しながらヒステリックなマイクアピールを展開し、テッサとの因縁はさらに深まることとなった。女子部門でも今後のタイトル戦線を占う重要な一戦となりそうだ。

 第三試合ではバルバロ・カベルナリオ&サンドカン・ジュニアが、ドラゴン・ロホ・ジュニア&スター・ジュニアを撃破。カベルナリオはお得意のプランチャ・ネアンデルタルで豪快に勝負を決め、場内を大いに沸かせた。近年のCMLLはAEW、ROH、新日本プロレスとの交流がますます活発になり、アレナメヒコは世界中のトップレスラーが集結する舞台となっている。ボラドール・ジュニアの王座戴冠、ミスティコ組への新たな挑戦、そして女子戦線の激化──。今後数週間のCMLLは、世界のルチャリブレ界を大きく揺るがす展開が続きそうだ。

■CMLL『Viernes Espectacular』
日時:2026年7月3日(金)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

<2/3フォール 6人タッグマッチ>
○エチセロ アンヘル・デ・オロ ニエブラ・ロハ
 2-1 ミチノク・ドライバー⇒ダブルフォール
●ミスティコ アトランティス マスカラ・ドラダ

<NWAヒストリック・ミドル級王座選手権>
○ボラドール・ジュニア
 カナディアン・デストロイヤー⇒ピンフォール
●フリップ・ゴードン(王者)
※ボラドール・ジュニアが新王者

<2/3フォール タッグマッチ>
○テッサ・ブランチャード ガラ・ネグラ
 デスヌカドーラ⇒ピンフォール
●ペルセフォネ ケイラ

<タッグマッチ>
○バルバロ・カベルナリオ サンドカン・ジュニア
 プランチャ・ネアンデルタル⇒ピンフォール
●ドラゴン・ロホ・ジュニア スター・ジュニア