
今年で4回目を迎えたタイヤファイター日本1を決める『タイヤファイトJAPAN2026トーナメント』が、6月26日の世界格闘技の日に東京ベースメントモンスター王子で開催された。
今年のトーナメントは「3強に新鋭タイヤファイター達がどう挑むか?」だった。その3強とは、タイヤファイトJAPAN3連覇がかかる現・富山県王者の右乳。史上初のタイヤファイト同時2県(岐阜・大阪)王者達成の武士正。そして、昨年この二人がいる第1回オープントーナメントで優勝を果たした三杯目ひかる。そこに緊急参戦を表明したのがメジャーキックシーンRISEのスーパーフェザー級でランキング2位まで上り詰めた、前口太尊が絡むというまさに誰が覇者になるか分からない様相を呈していた。
そのタイヤ戦国時代とも言えるサバイバル・トーナメントを制したのは、日本拳法からイリエマン率いるキングダムネットワークジムに入門したNIKKEN。MMAを希望してジムに通っている立場だが、その異常なほどの体幹と、気持ちの強さを見出したイリエマンから勧められ、今回タイヤファイトトーナメントに抜擢されたニュー・ジェネレーションだ。

NIKKENは、1回戦宮城トーナメント王者で極真準優勝のランキング10位のゲンと対戦。
1R お互い体幹の強さでバランスを崩しながらも残り続けるシーソーゲームになりながら、2R終了間際に捉えてゲンからKO勝ち。
続く準々決勝は昨年のオープントーナメント覇者のランキング2位三杯目ひかるから下馬評を覆し完勝。これで流れに乗ったかに見えたが準決勝で待ち構えるのはランキング1位の右乳。タイヤファイトJAPAN三連覇がかかる右乳は初戦1回戦、宮城のランキング24位魁晟(かいせい)に盤石の強さを見せ順当勝ちすると、準々決勝で未知の強豪TKと対峙。開始早々、先制のタイヤアウトを取る。
上背で勝るTKの猛攻でバランスを崩しながらも耐え抜き、逆にバランスを崩したTKのタイヤアウトを誘い勝利していた。

そしてその両者による、決勝進出がかかる大一番。先制は右乳のパンチラッシュ。防戦一方のNIKKENの展開となる。右乳の大ぶりの右フックでNIKKENが横転。タイヤアウトを先制され追い込まれる。それでも無表情のまま試合再開のNIKKENは、左右のフックから時折見せる日本拳法の直突きが決まり、王者右乳からタイヤアウトを取り返す。
両者激しい打撃戦のまま1R終了。好試合に場内大きな歓声が上がる。ポイント1-1で2Rへ。スタートこそ猛攻の右乳だったが、そこからNIKKENのパンチラッシュが始まり、最後は王者右乳が大の字に倒れ込み勝負あり。優勝候補筆頭の右乳はここで落城した。NIKKENは堂々の決勝進出。

逆の山から昇ってきたのは、大方の予想どおり元RISEスーパーフェザー級2位の前口太尊。1回戦の相手クイック・チョップ・リーは現神奈川県王者でランキング6位の難敵。
しかし、テクニカルなラッシュから左フックでダウンを取り、前口先制。一旦ラッシュを受けるも冷静にテクニカルダウンを奪い前口が勝利した。 続く準々決勝は埼玉フリーダムOZのハ-ドパンチャー、朝日勇樹。しかしここも相手のパンチを掻い潜り左フックでダウンを取るなどポイント連取で試合をものにした。
そして準決勝では史上初の大阪&岐阜の2県王者武士正と対戦。試合開始早々、パンチ連打からの右フックからダウンを奪うと右腕を負傷しているとはいえ、試合巧者の武士正から連続ダウンを取り決勝へと駒を進めた。会場中が前口の合言葉「ぽ!」を連呼し、優勝への機運が高まる。

いよいよ決勝戦。勢いのある両者の直接対決となった。試合開始早々、ラッシュをかける前口。しかし、本人の試合後に述べていたとおりNIKKENにはパンチが思うように当たらない。逆にNIKKENは緩急をつけた攻撃で前口のバランスを崩して一つ目のタイヤアウトを取る。完全にタイヤファイトの戦い方をモノにしたようだ。お互いの連打が当たり1Rの終了。
2Rまたも壮絶な打ち合い。しかし、勢いがあるNIKKEN。アッパーで顔を上げさせてから、懇親の右ストレートで前口ダウン。万事休すかと思われたが、なんとか立ち上がる。決勝戦は3R3ポイント制。両選手に大声援が起こる。そして最後はNIKKENが右アッパーから左を合せてのパンチで激戦のトーナメントを制した。
場内は大NIKKENコール。優勝賞金とベルトを獲得してマイクをとったNIKKENは、「皆さん、初めましてなのに応援ありがとうございました。熱い声援のおかげで優勝できました」とコメントした。
最高潮の盛り上がりを見せた決勝戦の後、衝撃的な事件が起こった。

前口太尊のセコンドとして帯同していたブレイキングダウンの著名選手である胸毛二キがリングに乱入。マイクを持つと「おい、タイヤファイト面白い! 俺もやりたい。この会場で一番有名な選手と。啓之輔さん、あんただよ!」と叫ぶと、なんと啓之輔がリングイン。睨みを効かせながらマイクを持ち胸毛二キに詰め寄ると、「今、ここでやる? 主催者はだれですか? 組んでもらっていいですか?」とビックサプライズ。ブレイキングダウンばりの緊張感のあるやりとりに、会場からは「試合決定で!」とおもわず声援が飛んでいた。
ブレイキングダウンの顔の一人とも言える啓之輔のタイヤファイト本戦登場はありえるのか? そして胸毛二キはどんな試合を見せるのか。機運は高まる。
トーナメント全試合を見届けた日本タイヤファイト連盟入江秀忠代表は、「タイヤファイト史上でも間違いなく最高のクオリティを見せた試合の連続だった。それは会場の異様な盛り上がりが表している。そして選手達の頑張りには頭が下がる思いしかない。運営側でできる限りの動きをして、悲願であるブレイキングダウンとの対抗戦に持ち込めるように全力を尽くす」と、強い決意表明を見せている。
■ 世界格闘技の日スペシャルイベント
『格闘技のおもちゃ箱ACF122 X 道頓堀プロレス2026 東京大会2』
日時:2026年6月26日(金)
会場:ベースメントモンスター王子(東京都北区王子1-18-5)
主催:道頓堀プロレス/ACFグローバル
★第2部 格闘技のおもちゃ箱ACF122
■トリプルメインイベント第22試合 猪木VSアリルール50周年記念世界格闘技の日スペシャルマッチ3分3R
○超人イリエマン(キングダムエルガイツ)VS中森宏●(ヨックタイジム/元プロボクシング日本ライト級1位)
※1R21秒 腕十字
■トリプルメインイベント第21試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026決勝戦
●前口太尊(飯伏プロレス研究所) VS NIKKEN○(キングダム立川コロッセオ/主催者推薦)
※2R58秒 0-3タイヤアウト NIKKENが2026年王者に
■トリプルメインイベント第20試合 ACFグラップリング ライト級 タイトルマッチ 3分3R
王者 ○徳野“一心”一馬(UBF)VS挑戦者 クレベル・カネコ●(キングダム立川コロッセオ)
※2R2分56秒 腕十字
■第19試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026準決勝戦
○NIKKEN (キングダム立川コロッセオ/主催者推薦) VS 右乳♡●(OneLive/JAPANトーナメント2023、2025優勝/現富山県王者/ランキング1位)
※2R26秒 2-0タイヤアウト
■第18試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026準決勝戦
武士正●(道頓堀格闘技倶楽部/JAPANトーナメント2022、2023、2025準優勝/現大阪府&岐阜県王者/ランキング3位) VS 前口太尊○(飯伏プロレス研究所)
※1R10秒 0-2タイヤアウト
■第17試合 MMA バンタム級(61.2㎏)5分2R
○駒﨑顕士(キングダム立川コロッセオ)VS シュクルロエフ・スンナ●(BattleField)
※2R4分49秒 アナコンダチョーク
■第16試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026準々決勝戦
●TK(フリー/ランキング19位) VS 右乳♡○(OneLive/JAPANトーナメント2023、2025優勝/現富山県王者/ランキング1位)
※1R15秒 0-2タイヤアウト
■第15試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026準々決勝戦
○NIKKEN(キングダム立川コロッセオ/主催者推薦) VS 三杯目ひかる●(フリー/全日本トーナメント2026優勝/ランキング2位)
■第14試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026準々決勝戦
○前口太尊(飯伏プロレス研究所) VS 朝日勇樹●(FREEDOM@OZ/ランキング8位)
※1R15秒2-0タイヤアウト
■第13試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026準々決勝戦
○武士正(道頓堀格闘技倶楽部/JAPANトーナメント2022、2023、2025準優勝/現大阪府&岐阜県王者/ランキング3位) VS 菅野雄大●(フリー/現千葉暫定王者/ランキング30位)
※1R15秒2-0タイヤアウト
■第12試合 タイヤファイトエキシビション 無差別級 1分1R
キラ★アン(フリー)VS 徳☆正(道頓堀格闘技俱楽部)
※エキシビションの為勝敗無し
■第11試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026一回戦
○右乳♡(OneLive/JAPANトーナメント2023、2025優勝/現富山県王者/ランキング1位)VS魁晟●(ヨックタイジム/ランキング24位)
※1R35秒2-0タイヤアウト
■第10試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026一回戦
●中川達彦(打撃武道我円/元関東関西統一王者/ランキング7位) VS TK○(フリー/ランキング19位)
※1R8秒0-2タイヤアウト
■第9試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026一回戦
○三杯目ひかる(フリー/全日本トーナメント2026優勝/ランキング2位)VS 中川慶隆●(翔拳道/TF埼玉推薦)
※1R28秒2-0タイヤアウト
■第8試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026一回戦
●ゲン(crest/ランキング10位)VS NIKKEN○(キングダム立川コロッセオ/主催者推薦)
※2R59秒 KO
■第7試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026一回戦
○朝日勇樹(FREEDOM@OZ/ランキング8位)VS魔人●(新発田喧嘩台輪し組/TF新潟推薦)
※1R3秒 KO
■第6試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026一回戦
●クイック・チョップ・リー(ハイボルテージ/宝塾 蒲田支部/現神奈川県王者/ランキング6位) VS 前口太尊○(飯伏プロレス研究所)
※1R23秒0-2タイヤアウト
■第5試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026一回戦
○ぷぅぷぅ(無名youtuber/主催者推薦) VS 菅野雄大●(フリー/現千葉暫定王者/ランキング30位)
※ぷぅぷぅ 体重超過の為、菅野雄大が準々決勝進出
■第4試合 タイヤファイト-80㎏JAPANトーナメント2026一回戦
○武士正(道頓堀格闘技倶楽部/JAPANトーナメント2022、2023、2025準優勝/現大阪府&岐阜県王者/ランキング3位) VS 佐野直●(フリー/ランキング39位)
※1R4秒 2-0タイヤアウト
★第1部 道頓堀プロレス東京大会2
■第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○岩崎孝樹 & 入江茂弘VS菊池悠斗 & K●
※10分1秒 片エビ固め
■第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
めでタイガーマスク & ○太陽塔仮面 VS シャドウWX & ビッグベアー●
※9分25秒 体固め
■第1試合 女子シングルマッチ 15分1本勝負
○久令愛 VS 仁々芽咲●
※9分34秒 体固め