[週刊ファイト07月02日]期間 [ファイトクラブ]公開中
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▼超満員札止めの新木場で激闘連発!20周年センダイガールズ
photo by テキサスロングホーン 編集部編
・センダイガールズ新木場大会激闘の記録
・仙女20周年記念ツアー、新木場に火を灯す
・桃野美桜、先陣を飾る 松本浩代の底力
・橋本千紘&水波綾の貫禄 試合巧者Sニシムラ
・赫覚醒が外国人コンビを撃破、ボブボブモモバナナ挑発
・20周年の現在地と7月ゼビオアリーナへの期待
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センダイガールズ新木場大会激闘の記録

■ センダイガールズ SENJO 20th Anniversary TOUR in 新木場
日時:6月20日
会場:新木場1stRING 観衆超満員札止め
<第5試合 30分1本勝負>
〇岩田美香 高瀬みゆき
13分39秒 雷音⇒体固め
●サファイア・リード アニータ・ヴォーン
赫覚醒(岩田美香&高瀬みゆき)の勝利後、ボブボブモモバナナ(桃野美桜&岡優里佳)から「あんたたち地獄に落ちるわよ」と挑発されていた。
<第4試合 20分1本勝負>
○スパイク・ニシムラ
11分8秒 スカイダースペシャル
●愛海
<第3試合 15分1本勝負>
○橋本千紘 水波綾
12分51秒 ラリアット⇒片エビ固め
●岡優里佳 Chi Chi
<第2試合 15分1本勝負>
叶ミク ○松本浩代
10分11秒 テキサスクローバー・ホールド
●ステファニー・メイズ 鈴木ユラ
<第1試合 10分1本勝負>
〇桃野美桜
7分29秒 ダイビング・ボディープレス⇒体固め
●YUNA
仙女20周年記念ツアー、新木場に火を灯す
センダイガールズプロレスリング(仙女)が2026年、旗揚げから20周年を迎えた。2006年7月9日、仙台市にて旗揚げ戦を開催してプロレス界に産声を上げた仙女は、里村明衣子代表のもとで宮城を本拠地としながらも全国各地で大会を開き続け、女子プロレス界に確固たる存在感を刻んできた。その20周年イヤーの節目を飾る記念ツアーの一環として開催されたのが、6月20日(土)の新木場1stRING大会である。
チケットは予定枚数が完売し、会場は超満員札止めという熱気に包まれた。仙女の東京大会は首都圏のファンにとって特別な意味を持つ。仙台を中心に活動する団体だからこそ、東京遠征は年に数度の「逃してはならない一戦」として位置づけられており、その分観客の熱量も並の大会とは異なる。全5試合という充実したカードが組まれ、若手から実力者まで幅広い層が一堂に会したこの大会は、20周年の意義をリング上で示すに十分な内容となった。
なお、この新木場大会の直前となる6月13日の仙台PIT大会では、センダイガールズワールドタッグ選手権試合のメインイベントで、挑戦者組の岩田美香&高瀬みゆき【赫覚醒】が王者組の愛海&水波綾【愛海と水波】を15分56秒、雷音で下し、第27代タッグ王者に輝いていた。試合後、岡優里佳&桃野美桜【ボブボブモモバナナ】が次期挑戦を表明し、7月12日ゼビオアリーナ仙台での王座戦が決定している。新木場大会はそうした熱い流れを引き継ぐ形での開催であり、新王者・赫覚醒をめぐる物語が東京の地でもさらに動き始めることになった。
桃野美桜、先陣を飾る 松本浩代の底力
大会の幕開けとなった第1試合では、桃野美桜とYUNAがシングルで激突した。
岡優里佳とのコンビ「ボブボブモモバナナ」として長期にわたってセンダイガールズワールドタッグ王座の挑戦権を争ってきた桃野美桜は、現在の仙女において最も上昇気流に乗る選手の一人である。Marvelous出身のベテランとして場数を踏んできた彼女は、リング上での落ち着きと勝負を決める嗅覚において他の追随を許さない部分がある。この日も序盤から積極的に攻勢をかけ、YUNAに主導権を与えない展開を作り出した。YUNAも若い勢いで食らいつき、一瞬の隙を狙って流れを変えようとしたが、桃野美桜の試合巧者ぶりの前に主導権を奪うには至らなかった。7分29秒、豪快なダイビング・ボディープレスを投下して体固めで3カウント。まずは桃野美桜が大会の流れを作り出した。この白星はメイン後の挑発劇へと自然につながる勢いを、開幕直後から作り出した格好でもある。
第2試合は叶ミクと松本浩代が、ステファニー・メイズと鈴木ユラのチームと対戦するタッグマッチとなった。
センダイガールズが誇るベテランの一人、松本浩代は長きにわたって仙女のリングを支えてきた選手であり、若手が育つ土台を作るという意味でもチームに欠かせない存在だ。ステファニー・メイズのパワーと鈴木ユラの機動力が噛み合い、序盤は互角の展開から入った。叶ミクも積極的に攻撃へ加わり、タッグとしての連係を見せながら試合を組み立てようとする。しかしじわじわと試合を掌握していったのは松本浩代だった。要所で厳しい攻めを繰り出しながら相手を消耗させていき、最後は10分11秒、テキサスクローバー・ホールドで鈴木ユラを捕獲してギブアップ勝ちを収めた。若手の叶ミクに経験を積ませながらも、締めくくりはきっちりとベテランが結果を残す。この勝ち方自体が、センダイガールズが大切にしてきた「育てながら勝つ」という文化を体現していた。
橋本千紘&水波綾の貫禄 試合巧者Sニシムラ
続く第3試合では橋本千紘と水波綾という、仙女屈指の実力者コンビが揃い踏みした。対するは岡優里佳とChi Chiという勢いある若手コンビである。
橋本千紘は身長157cm、体重88kgという恵まれたフィジカルを持ち、センダイガールズワールド王座を複数回にわたって保持してきた団体の柱的存在だ。アマレスで世界学生選手権3位の実績も持つ彼女のプロレスは、力強さの中に確かな技術体系が宿っており、その完成度の高さは国内女子プロレス界でもトップクラスと言える。一方、水波綾は2026年に仙女へ再入団を果たした実力派であり、橋本との連係は息が合っていた。