(C)ガッツ石松公式
元WBC世界ライト級王者でタレントとしても長年親しまれたガッツ石松さん(本名・鈴木有二)が6月2日、肺炎のため都内の病院で死去していたことが11日、所属事務所の発表により明らかになった。76歳だった。
事務所は書面で訃報を発表し、「多くの皆様に愛されたことは、本人にとって最大の誇りであり幸せな一生であったと確信しております」とコメント。さらに「ガッツポーズをするたびに、ガッツ石松を想い出していただければ幸いです。OK牧場!」と、故人らしい言葉で締めくくった。
ガッツ石松さんは1949年6月5日、栃木県出身。1966年にプロボクサーとしてデビューし、1974年4月11日にロドルフォ・ゴンザレスを8回KOで下してWBC世界ライト級王座を獲得した。日本人初の世界ライト級王者という快挙であり、その後5度の防衛に成功。1978年の引退まで51戦31勝(17KO)14敗6分という戦績を残した。
引退後はタレント、俳優として第二の黄金期を迎える。勝利の際に見せた両拳を突き上げる仕草は「ガッツポーズ」として全国に浸透し、今やスポーツ界全体で使われる言葉となった。また「OK牧場!」のギャグでも知られ、バラエティ番組やCM、映画、ドラマなど幅広い分野で活躍。リングを知らない世代にも親しまれる国民的キャラクターとなった。
その一方で、世界王者としての実績は色あせることがなく、近年もボクシング界のレジェンドとして尊敬を集め続けていた。独特のキャラクターばかりが注目されがちだが、現役時代には優れた防御技術と勝負勘を兼ね備えた名王者として高く評価されている。
訃報が伝わるとネット上では「子供の頃からテレビで見ていた」「ガッツポーズという言葉を残した偉大な人」「本物の世界王者だった」「OK牧場が聞けなくなるのは寂しい」など惜別の声が相次いだ。ボクシングファンだけでなく、芸能界やスポーツ界からも追悼のコメントが寄せられている。
世界王者としてリングに立ち、引退後は国民的人気タレントとして愛されたガッツ石松さん。波乱万丈の人生を駆け抜けた76年だった。
ガッツポーズという言葉が使われ続ける限り、その名前が忘れられることはないだろう。まさに日本スポーツ界と芸能界の両方に足跡を残した唯一無二の存在であった。合掌。

プロレス界最強仕掛人 永島オヤジの まぁだま~って読んでみてよ
永島勝司 ・著
第5章 えっ、やっぱりそれも訊きたい!? 195
・幻のガッツ石松vs 藤原敏男
