[週刊ファイト04月16日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼宮原健斗組と斉藤レイ組が20分フルタイムで激突!ゼンニチ春ファン祭り
(C)全日本プロレス 編集部編
・全日本プロレス新木場大会!激闘の記録
・20分を使い切ったRoad to Champion Carnival2026
・田村男児とオデッセイが見せたヘビーとJr.の境界を越える破壊力
・第1~4試合白熱!それぞれが次につながる爪痕を残した
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全日本プロレス新木場大会!激闘の記録

■ ゼンニチ春のファンまつり2026〜Road to チャンピオン・カーニバル〜
日時:4月3日(金)
会場:東京・新木場1stRING
<第6試合 メインイベント Road to Champion Carnival2026 スペシャル8人タッグマッチ 20分1本勝負>
△宮原健斗 潮﨑豪 斉藤ジュン 安齊勇馬
20分00秒、時間切れ引き分け
△斉藤レイ 鈴木秀樹 本田竜輝 ザイオン
<第5試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
●立花誠吾 阿部史典
13分52秒、パワーボム→エビ固め
○田村男児 オデッセイ
<第4試合 AJPW vs 2AW シングルマッチ 20分1本勝負>
○芦野祥太郎
9分29秒、ギブアップ(アンクルロック)
●本田アユム
<第3試合 After ゼンニチJr.タッグフェスティバル2026 スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負>
青柳亮生 ライジングHAYATO ●井上凌
14分48秒、エビ固め
○MUSASHI 佐藤光留 吉岡世起
<第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
青柳優馬 ●大森北斗
9分59秒、青柳の急所誤爆→片エビ固め
○真霜拳號 宮本裕向
<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
●小藤将太
8分56秒、ラリアット→片エビ固め
○関本大介
20分を使い切ったRoad to Champion Carnival2026

メインイベントの「Road to Champion Carnival2026 スペシャル8人タッグマッチ」は、宮原健斗、潮﨑豪、斉藤ジュン、安齊勇馬という豪華すぎる顔ぶれと、斉藤レイ、鈴木秀樹、本田竜輝、ザイオンという実力者軍が真正面からぶつかり合い、20分00秒、時間切れ引き分けという結末にたどり着いたのである。結果だけ見れば痛み分けだが、中身はまるで違う。チャンピオン・カーニバル開幕を目前に控えた時期に、これだけの主役級が一堂に会し、しかも勝敗を超えて互いの現在地を叩きつけ合ったという事実そのものが、この試合の価値である。
宮原健斗と潮﨑豪という全日本の看板を背負ってきた男たちに、斉藤ジュンと安齊勇馬という今まさに団体の中心へ食い込む勢いを持つ2人が並び立つ絵面だけでも強烈だが、対角には斉藤レイ、鈴木秀樹、本田竜輝、ザイオンという、タイプの異なる強者が揃っており、誰が主導権を握っても不思議ではない緊張感に満ちていた。全日本プロレス公式記録でも、この試合は大会の最終カードとして置かれ、20分フルタイムで決着つかずと明記されており、それだけ拮抗し、なおかつ内容で観客を引っ張り切ったことが分かる。

この顔合わせが示していたのは、全日本の春が単なるリーグ戦ではなく、団体全体の序列と意地が入り乱れる生きた戦場だということである。宮原健斗はいつでも主役であり、潮﨑豪はその空気を自分色に染める強さを持ち、斉藤ジュンは巨躯と圧力で存在感を刻み、安齊勇馬は次代の顔としての野心を隠さない。一方で斉藤レイは斉藤ブラザーズの一角として確実に存在感を増し、鈴木秀樹は理詰めの凄み、本田竜輝は反骨心、ザイオンは爆発力を備えている。そうした個性の衝突が20分で収まりきらなかったからこそ、この引き分けには意味がある。
勝ち負けをつけること以上に、誰も簡単には崩れないこと、そしてこれから先のチャンピオン・カーニバルで何が起きてもおかしくないことを新木場の観客へ叩き込んだ試合だったのである。
田村男児とオデッセイが見せたヘビーとJr.の境界を越える破壊力

第5試合のタッグマッチでは、立花誠吾&阿部史典と、田村男児&オデッセイが対戦し、13分52秒、田村男児がパワーボムからエビ固めで立花誠吾を下している。記録だけを見れば田村男児の勝利であるが、この試合の魅力は、ジュニア寄りの機動力と読み合いを持つ立花誠吾&阿部史典に対し、田村男児&オデッセイが質量と破壊力でどう対抗したか、そして最後にその質量がいかに説得力を持って勝敗へつながったかにあったはずである。