■大﨑孔稀 インタビュー

–かなりパワフルなミット打ちを公開練習で披露していましたが、調子はいかがですか?
大﨑 怪我もないしいつも調子は良いので変わらずって感じです。
–志朗戦に向けて沖縄合宿にも行かれていたみたいですが、きつい内容だったみたいですね。
大﨑 めっちゃきつかったです笑。マジでキツくて、2日目くらいに“残りあと2日もあるのか”って思ってしまうくらい走りこみで追い込まれました。
–どちらかと言うとラントレって感じだったんですか?
大﨑 メインはそうですね。砂浜でフィジカルトレーニングをやったりラントレをしたり。夜はスパーリングをしていました。
–大石会長が「かなり調子良い」と自信満々に仰っていましたけど、今は身も心も高まってきている時期ですか?
大﨑 もう2,3週間くらいなので、今週と来週で仕上がります。
–RISEで年間を通して1番大きい大会のELDORADOで念願だった志朗選手との世界タイトル戦が決まりましたけど、今の率直な思いを聞かせてください。
大﨑 正直言うと“舞台が”と言うよりも“志朗選手にリベンジできる”という所と、世界タイトルっていうところにすごく意味を感じています。その中で1番良い舞台をRISEが用意してくれたという所は素直に嬉しいです。
–世界のベルトっていう部分では、どんな思いを持って挑戦しますか?
大﨑 そもそもRISEのベルトってすごく価値がある中で、志朗選手がそのベルトの価値を高めてくれている状況ではあるので、それを獲りにいけるっていう事はベルト以上の価値があるのかなと思います。
–追いかけ続けてたどり着いた志朗戦だと思うのですが、ここまで一途に追いかけられるのは恋愛などでも同じですか?
大﨑 一歩間違えればメンヘラなんじゃないかっていうぐらい追いかけましたね笑。でもそれだけの思いがあって、負けてから3年半やってきていますし、言えるだけのものを持ってきたからこその発言もしていますし、それがやっと届いたかなっていう風には思っています。
–RISEからも色々な課題を突きつけられて、決して楽な道のりではなくたどり着いた世界タイトルだと思うんですけど、この期間で最も進化した部分はどんな所ですか?
大﨑 全部レベルが上がっているって言えるぐらい自信があるので、1個に絞るのは難しいですね。でもあの時にダイレクトリマッチとかにしなくて良かったなと今は思えます。心技体の全てを揃えるのに3年半で色々な経験を経たと思っているので、だからこそ今のタイミングがベストなんじゃないかなと思います。
–色々な試練を課せられた部分は、むしろ力になっていると捉えていますか?
大﨑 今までもそうなんですけど、全部の試合に意味があると思っています。だから負けてからの過程もそうですし、チャンピオンになってからの与えられた過程も“全てが今度の試合のため”っていう風に思っているので、色々な状況が試合中に起きて、想像できない事も絶対にあると思うけど、それに動じない試合をこなしてきたからこそそこで経験してきた事が出るのかなと思います。
–お兄さんの大﨑一貴戦選手も、世界を獲るまで同じような状況で色んな課題をクリアしてきてここまできていますが、大﨑兄弟的にRISE厳しいなって思う時はありますか?
大﨑 それは思います笑。思いますけど結果が全てで、それに意味があったと思っているので、RISEからの愛だと思っています。それをこなしてきたからこそのタイトルマッチの面白さだったり、勝敗とか含めて色々関係してくると思うので、このタイミングで良かったかなと思います。
–今の志朗選手というのは、孔稀選手から見てどのように映っていますか?
大﨑 今-55kgで色々なチャンピオンがいますけど、僕は志朗選手が隙もなくて1番強いと思っています。それに勝てるのは僕しかいないと思って今回の試合に臨むので、そういう部分でも色々な方の志朗選手に対しての幻想を崩したいです。
–前回対戦した時の志朗選手よりも今の志朗選手の方が強いと想定して挑みますか?
大﨑 前よりも強いなと思うし、より固くなった印象がありますね。
–先ほども仰っていたように、隙がなくミスの少ない選手だと思うんですけど、そこの隙をどのように作っていくかなど、そういったプランを考えながら練習に取り組んでいるような状態ですか?
大﨑 色々なパターンがこの試合にはあると思いますし、前回と違って5ラウンドという所もポイントかなと思っています。もちろん普段から倒すために練習していますけど、簡単に倒れるとは思っていないですし、どういう展開でも勝てる準備はしてきているので、とにかく勝つために今やっています。向こうがどう来るかよりも、僕が僕なりの試合をしたいし、僕が勝つために自分のやりたい事をやれるように作っていっています。それが出れば自ずと勝てるかなと。
–自分のペースを崩されないような戦い方をしたいですか?
大﨑 そうですね。とにかく自分とセコンドを信じて、5ラウンドでも6ラウンドでも戦い抜くっていうことをずっとやってきているので、途中で色んな展開があると思うんですけど、それでもやってきた事を信じて戦い抜こうかなと思っています。
–お兄さん(大﨑一貴)はスーパーフライ級の世界チャンピオンですけど、兄弟で世界タイトルを持つことに対して思いがあれば聞かせていただきたいです。
大﨑 この先現れないんじゃないかなっていうぐらいの偉業じゃないですか。でもそれって僕が獲らないと達成できないし、それが目の前にある状況で何がなんでも獲らなければいけないなとは思っています。でも、そこに関してのプレッシャーは正直今は感じていないんですよ。今は兄弟同時世界王者っていうよりも、志朗選手に勝って世界ベルトを獲りたいという思いの方が強いので、とにかく志朗選手に勝ちたいです。
–最近“世代交代”的な事も仰っていたと思うのですが、今まで那須川天心選手や志朗選手、原口健飛選手などが牽引してきたRISEをこれからはご自身で引っ張っていくという思いがあるんですか?
大﨑 それは常々思っていて、実力で言うとそこに引けを取っていないくらいの強さが僕にはあると思うので、それを証明するためにも今回の試合は勝たないと、いつまで経っても志朗選手の2番手になってしまうので。だからこそ世代交代じゃないですけど、勝てば僕が1番って自信を持って言えますし、そういう所を含めてとにかく勝ちたいという思いが強いですね。

–志朗選手と戦う上で、どういう練習を重点的にやっていますか?
大﨑 練習メニューとしては、スパーリングは基本ボクシングが中心で、出稽古に行かせていただいたりとかしています。ジムではタイ人のトレーナーが2人いるんですけど、1人はムエタイベースで強度メインの練習と、もう1人は日本歴が長くて日本にアジャストしたミットを持ってくれているので、基本的にはその2人のミットと会長の作戦を考えたミットをやっています。2人のタイ人のトレーナーが3ラウンドずつミットを持って、会長が5,6ラウンドミットを持って、あとは自分で追い込みをやったりジムのメンバーでスパーリングやマスをやったりとかしています。基本的には会長の作戦をとにかく高めていって、それを自分で実践していく感じです。
–じゃあ会長と孔稀選手の頭の中では、こういう風に倒すっていうルートは見えているという感じですか?
大﨑 そうですね。こういう技を当てて倒すっていうのもあるし、当たらなかった場合のことも考えているので、色々なパターンを考えてやっています。
–この試合が決まるまでに志朗選手に向かってトラッシュトークを仕掛けたりしたこともあると思うのですが、試合が決まってからはくだらない言葉のやり取りはいらなくなりましたか?
大﨑 もういらないんじゃないですかね笑。決まるまで言っていたのは、言わないと相手にも周りにも伝わらないじゃないですか。それに僕は言えるだけのものを持っているから言うんですよ。例えばデビュー戦の-55kgの選手が僕や志朗選手の名前を出しても、こいつ何言ってんだってなるんです。だけど僕はベルトを獲ってから、次は誰だってなった時に世界チャンピオンの志朗選手がいるわけで、そこを目指さなければいけなかったので言い始めたんですよ。言えるものを持っている自信があるから言うんですけど、決まった以上は言う必要がないし、あとは結果を見せるだけっていうのは自分では思っているので、今さら言う必要はないかなって感じです。
–あとは拳で示すだけだと。
大﨑 今更口で言ったところで、結果が全ての世界なので。当日に分かる事ですし、僕の方が強いっていうことを皆さんに見せられれば良いかなと思っています。
–鈴木真彦選手に勝ってバンタム級のベルトを戴冠してから今回の試合までの期間というのは長く感じましたか?
大﨑 いつもなんですけど、いざ来てみると早いなって本当に思いますね。そこまで行くのってゴールが決まっていないので、試合をこなしていってやっと近づいてくるんですけど、いつ決まるかが分からないじゃないですか。そういう部分では「早く次やりたいな」とか「次でいいよ」とか思うんですけど、いざ来てみるとこの3年半はすごく濃かったなと感じます。だから早いか遅いかで聞かれると答えはないんですけど、過ごしてきた期間には意味があると思っています。そういう意味では1番良いタイミングと環境で決着がつけられるんじゃないかなと思います。
–志朗選手に勝った暁には、RWSでのお兄さんの仇を打ちたいという気持ちはありますか?
大﨑 仇とか関係なく本当に強いやつとやりたいですね。それに尽きます。志朗選手がゴールではないと思っているので、世界を見た時に色々なタイプの強い選手がいて、どんどん新しい選手が出てくるじゃないですか。そういう強いと言われている選手とやりたいっていうのが1番で、ルールはなんでも良いって感じです。それがRWSだったらそっちも行きますし、RISEルールでって言うならそっちもやりますし。どういう環境でも強いやつは強いのでそれを見せたいです。「このルールだと強いけど、こっちのルールだと」っていうのが嫌でルールに捉われたくないので、だったらそっちのルールで勝てば文句ないでしょっていう。それを証明したいです。それが今RWSと提携した事でムエタイルールも入ってきた中で、どっちのルールでっていう問題が出ると思うんですけど、僕は全然そっちに行くぞっていう感じです。それで勝てば文句ないじゃないですか。だから本当に強いやつとやりたいです。
–それはONEのオープンフィンガームエタイでも関係ないですか?
大﨑 僕は全然本当にこだわりがないんですよ。ONEのオープンフィンガームエタイが世に出てきた時も、オープンフィンガーに対して抵抗はなくて、むしろ倒せんるんじゃないかっていう考えの方がありました。だから別になんでもいいです。
–志朗選手がKO負けをしているのがタイでの試合だけだと思うのですが、今回は5ラウンドまで行くのは確実と考えていますか?それとも倒すことを考えていますか?
大﨑 常々倒したいと考えています。相手とか関係なくどの試合でも倒して勝ちたいです。でもそうさせてくれないのが志朗選手なので、そのパターンも考えておかないと倒せないし、倒すために全振りしてしまうと倒せなかった時にズルズルいってしまうので。前回はそれで延長戦でポイントを取られて負けているので、そういう負け方を今回は絶対にしたくないので、どのパターンでもいけるように倒すための準備もしています。技の精度を上げたり当たれば倒せるような技を何個も用意しているんですけど、それで倒せなくてもその技を起点に流れが変わってくると思うので、そういう意味でも作戦を練って高めている状況なので、試合を楽しみにしてほしいですね。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
大﨑 3月28日はいよいよだなと自分自身でも思っています。皆さんもどっちが勝つんだろうってすごく楽しみにしてくれているんじゃないかと思っています。色々な予想があると思うんですけど、全ての予想を覆して僕が世界チャンピオンになる姿を皆さんにお見せするので、まずは会場に来てほしいです。会場でリアルな熱や音を感じてほしいですし、これ以上のカードはないって自信を持って言えるカードだと思うので、皆さん会場に来てください。そして僕が世界チャンピオンになる所をお見せするので応援をよろしくお願いします。
■那須川龍心 インタビュー

–2階級制覇がかかった大一番が間近に控えていますが、プレッシャーは感じていますか?
那須川 特にプレッシャーは感じず本当にいつも通りです。
–フライ級のタイトルを取った時の前と今では心境は違いますか?
那須川 前のタイトルマッチの時の方が「よし、やるぞ」っていう気持ちがありましたね。それが良いのか悪いのかは分からないですけど、今はいつも通りというか落ち着いています。
–落ち着いている部分というのは、自分ではどのように受け止めているんですか?
那須川 ベルトを取るという部分で見ていないんだと思います。取ったところで満足できるかといったらできないし、先を見たらやりたい相手もいるし、やりたい事もありますし。たぶんそれがあるからそこで見ていないんだというのが自分の考えです。
–今もその先を見ているという事になりますか?
那須川 見ていないかと言われたら嘘にはなるんですけど、先に行くには長谷川選手を倒さないといけないので、先は見ていますけどまずその一歩目っていうところは強く思っています。
–今回空位の王座を争う長谷川選手についてはどんな印象をお持ちですか?
那須川 何でもできてパンチも蹴りも上手くて、穴が少ない選手だなって思います。
–過去に一緒に練習をしたり話したりした事はありますか?
那須川 ないですね。
–では今回初めて拳を交わすわけですが、何となくイメージはつきますか?
那須川 イメージもつきますし、向こうがこういう展開に持ち込んでいきそうだなっていうのも分かりますし、色んな想定でどんな状況になっても対応できるようにっていう練習はしています。
–自分が倒すパターンというのはいくつぐらい思い描けますか?
那須川 何を当てるかによるんですけど、延長までいくパターンも考えていますし、削り合いになるパターンも考えていますし、色々な状況を考えています。
–プラス面の状況もマイナス面の状況も全て頭の中にインプットされている感じですか?
那須川 そういう状況を考えておけば実際にその事が起こっても冷静に対応ができると思うので、本当に何が来ても想定内って感じです。
–この試合が終わってから約2ヶ月後に龍心選手は20歳を迎えるので、10代最後の試合になると思うのですが、その辺りは何か意識されましたか?
那須川 確かに、10代最後の試合ですね。特に意識はしていないですけど、10代のうちに2階級制覇っていうのはすごい事だと思いますし、最後なのでしっかりKOしたいです。
–20歳以降の自分の姿は想像できますか?
那須川 17歳とか18歳とかのプロデビューした時は、20歳になったらもっと大人なんだろうなって思っていたんですけど、あと数ヶ月かと思ったら何も変わらないなと思って笑。この調子だと30歳になっても変わらなそうなので自分が怖いですね笑。
–20歳の頃の天心選手を横から見ていたと思うのですがどんな感じでしたか?
那須川 その時は大人だなと思っていたんですけど、何も変わらないなと思いましたね。
–そのお兄さんの天心選手ですけど、現在最低でも週1TEPPENで練習していると話を聞いたのですが、一緒に拳を合わせる事もあるんですか?
那須川 週1は絶対にやっているのでそこで一緒にやっています。
–今の那須川天心選手とやるっていうのはどんな感じですか?
那須川 1番やりにくい相手ではありますね。最近TEPPEN GYMでやられるって事がなかったんですけど、天心にはまだ全然やられるので、やられるっていうのも練習なのかなと思って良い刺激をもらっています。
–例えば先週天心選手にやられたら来週は絶対にやり返すぞという気持ちになる事はありますか?
那須川 どう戦おうかなって考えていますね。あと天心に聞いてみたり、こうした方が良いかなとかそういう所も色々聞いていますし、本当に刺激をもらっています。
–今お兄さんがTEPPENに来ているっていう事はものすごくプラスになっている感じですかね。
那須川 そうですね。次の相手もサウスポーですし、世界で1番強いサウスポーだと思っているので、それと練習できているという事は次の相手は怖くないですね。
–天心選手も再起戦が発表されましたが、この間のタイトルマッチで初めてプロで敗北してしまいました。それについて龍心選手はどのように受け止めましたか?
那須川 自分も負けてられないなと思いましたけど、率直に悔しかったですね。
–試合が終わった直後やその後にお兄さんに声をかけたりはしましたか?
那須川 普通にたわいもない事とかを話しましたね。
–励ましとかではなくですか?
那須川 別に励ますっていうのもないですね。いつも通り「今回の相手どうだった?」とか「こういうところでやられてたね」とか試合のことを普通に話しました。
–普通の兄弟の会話でしたか?
那須川 普通の兄弟の会話でしたね。
–そのお兄さんから今回の王座決定戦の事で何か言われている事はありますか?
那須川 気をつける所はここら辺じゃないかっていうのは教えてもらっていますし、狙うとしたらここじゃないって教えてもらっています。
–お父さんである那須川会長からは何か言われていますか?
那須川 相手はここが上手いから気をつけろよとか、ここの対策はしておこうみたいな事は言われています。基本の対策は会長が練ってくれていますね。
–先日ABEMAの企画で秋元強真選手と対談していましたが、これからのキックを背負っていく龍心選手とMMAを背負っていく秋元選手との対談で刺激を受けた部分はありますか?
那須川 前回のRIZINの試合で素晴らしいKOをしていたので、自分もやらないとなって刺激になりました。
–ライバル的な感覚になったりしますか?
那須川 やっている競技が違うのでライバルとかはないですけど、そっちがかましたなら自分もかまさないとなっていうのは思います。

–ジムの先輩の白鳥選手がリングの外でも大活躍されていますけど、ああいうのを見てどう思われますか?
那須川 すごいなと思います。仕事してるなって思いました笑。
–龍心選手も恋愛リアリティー番組に出演した事がありますけど、白鳥選手並みのグッといくところがある番組の話が来たら出演してみたいと思いますか?
那須川 自分が前に出演していた番組ははあそこまでディープじゃないですからね笑。自分がもしあれに出ていたらどうなるんだろうなと思いますけど。無理っすね。
–その辺は先輩の気持ちの強さを見せられた感じですね。
那須川 先輩だなって所を見せられましたね。人生の先輩って感じです。
–対戦相手の長谷川選手の方が試合が決まってからSNSとかの発言がないように見られるのですが、ここについてはどのように思いますか?
那須川 気にしてはいないですけど、そこまでなのかなっていうのは思っちゃいますね。「今回の試合に対する気持ちは自分の方が強い」って長谷川選手が言ってましたけど、自分の方がモチベーションは高いのかなって思います。だから見ている所の違いなのかなとも思います。
–見ている所の違いという部分で、今の時点で大まかに今年の後半に向けてイメージしている事があれば教えていただきたいです。
那須川 ここのベルトを取ったら、自分はずっと花岡選手と戦いたいと言っているので、それを実現させたいですね。花岡選手と長谷川選手は戦っているわけで、そこで自分がKOとかすればチャンスも巡ってきますし、花岡選手が55kgに上げたのでそこで勝っちゃえば世界トーナメントも出られるのかなと。それも面白いのかなって思います。
–花岡選手が色々SNSだったりRISEの映像で対戦について言っていましたけど、結局階級を上げて-55kgになったと聞いた時にはどんな気持ちでしたか?
那須川 自分が上げればいいだけだなっていう気持ちで、何キロでもやってやるぞって感じでした。前回タイミング合わずっていうのはこっちから言ったので、今回は全部タイミングを合わせて向こうの階級でやってやろうかなとは思っています。
–そこは次の試合をクリアして、機会があればやってやるという事ですね。
那須川 僕もタイミングは全部合わせます。まずはここをしっかり勝たないと自分もそういうこと言えないので、今回勝って次も勝ってとやれば自ずと-55kgの1位なので、そしたら世界トーナメントにも出られるかなみたいな。それはそれで面白いなと思います。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
那須川 今回タイトルマッチなんですけど、ここだけを見ているわけではないですし、その先も見てやっているので、慢心はせずしっかり1歩ずつ勝っていくので皆さん応援をお願いします。
■長谷川海翔 インタビュー

–初のタイトルマッチが近づいてきましたがいかがですか?
長谷川 今カメラ向けられて緊張していますけどワクワクはしていますね。
–緊張よりワクワクの方が大きいですか?
長谷川 そうですね。やっという感じでみなぎっています。
–試合が決まった瞬間というのはどんな心境だったんですか?
長谷川 僕が思っていたのは龍心選手と挑戦者決定戦だと思っていたので、そこで花岡選手が王座を返上したからもうタイトルマッチなんだと。思っていたよりは早かったですね。
–今の龍心選手の事はどのように見ていますか?
長谷川 今の龍心選手は本当に成長しまくってだいぶ強くなった印象です。
–その強くなっている龍心選手を攻略する自信はありますか?
長谷川 龍心選手に負ける所はあまり想像できないです。
–作戦は結構練られているんですか?
長谷川 そうですね。色々なトレーナーからアドバイスをもらって考えながらできています。
–昔からの仲間でもある塚本望夢選手は龍心選手と何度も戦っていますけど、具体的なアドバイスをもらったりもしていますか?
長谷川 やっぱり対戦経験もあるし、龍心選手の真似もめっちゃ上手くてイメージしながら実戦練習もできています。
–塚本選手が龍心選手になりきっているという事ですか?
長谷川 そうです。なりきってます笑。
–笑えるくらいに似ていますか?
長谷川 表情まで似てきています笑。
–そのおかげもあって攻略方法を練り切れたという部分はありますか?
長谷川 ここまで過去一やってきているので自信はあります。
–龍心選手ですが、この試合よりもその先を見ていて花岡選手と戦いたいと発言もしています。長谷川選手としてはもっと自分に振り向かせることができるという自信はありますか?
長谷川 僕が勝つと思っているので足元を掬われるぞって感じです。
–この試合はどこに1番ポイントを置いて見たらよろしいですか?
長谷川 2人ともめちゃくちゃ目が良いので、激しい攻防とか技術とかそういう所を見てくれたらなと思います。
–シビアに見たら世間一般的には那須川龍心が有利なんじゃないかという声の方が今のところ多いと思うのですが、その声はどのように受け止めていますか?
長谷川 特に気にしてはいないですね。そうだろうなっていう感じです。
–では試合当日にどんでん返しを起こす気満々ですか?
長谷川 自分がどんでん返しをできるように頑張ります。
–自分がRISEのチャンピオンになっているイメージはどんな感じですか?
長谷川 あまり想像つかないですね。まだ考えていなかったです。
–想像しないで両国のリングに上がる感じになりますか?
長谷川 勝つことだけに集中しています。
–この試合が決まってからは練習態度や練習時間というのは以前と違うようになりましたか?
長谷川 そうですね。色々な人のサポートがあって、毎日練習漬けでできています。
–高校生の頃は割と寝坊が多かったり、塚本選手のモーニングコールがないと起きないとか、そういった話も塚本選手から聞いた事があるんですけど、最近はそういった生活態度は改まってきているんですか?
長谷川 ちょこちょこあります笑。やっぱり電話は朝にかかってきますね。
–なんてかかってくるんですか?
長谷川 「起きとんかー?」って笑。一緒に練習する事も多いのでそれで電話がよくかかってきます。
–塚本選手からはどんな言葉をかけられて、どんな言葉が胸に刺さりましたか?
長谷川 やっぱり経験してる人からの言葉は刺さりますね。
–今回5ラウンドの試合は初めてになりますか?
長谷川 一応KROSS OVERという団体でムエタイのトーナメントに出た時に5ラウンドだったんですけど、KOで終わってしまったので経験はできていないですね。
–それは何ラウンドでKOだったんですか?
長谷川 1ラウンドです。だから5ラウンドの経験は初めてになります。
–それに向けての練習というのは今までとは違うものになってきていますか?
長谷川 追い込みとか走り込みとかの量がだいぶ増えてきていますね。
–今までが大体どれくらいかを数字で教えていただけますか?
長谷川 今まで週3だったのが週5くらい走るようになって、練習も2部練が週2だったんですけど、今は週5回で2部練や3部練をしているので練習量がだいぶ増えています。
–疲れの溜まり具合は大丈夫ですか?
長谷川 練習していてあまり疲れは感じていないですね。
–上手いこと休みながらできているのか、自分のスタミナがついているのか、実感できている部分はありますか?
長谷川 僕寝坊もあるぐらいよく寝るので、そういう時に休んでるのかなって思います笑。
–どれぐらい寝るんですか?
長谷川 最近で言ったら16時間くらい寝ちゃった時があります。起きた時にやばーって思って、その時は流石にびっくりしましたね。その時は寝過ぎて逆にしんどかったです。

–じゃあ今はキックボクシングに専念できている感じですか?
長谷川 スポンサーさんのサポートとかもあってキックボクシングだけできています。
–今回5ラウンドの勝負で色々なパターンを想定されていると思うのですが、どういった形で勝つイメージをされていますか?
長谷川 やっぱり1番の理想は倒すことですね。KOで勝利を飾りたいです。
–どういった感じのKOかはイメージしていますか?
長谷川 倒せる技を色々と用意しているので、どれかが当たればなという感じです。
–逆に龍心選手が倒しているパンチやバックスピンの対策などはどうでしょうか?
長谷川 パワーとかはあまり脅威に感じていなくて、入ったタイミングとかに合わせるのが上手いなっていう感じですよね。僕は目が良いのでもらわないだろうなってイメージです。
–これでもしチャンピオンになる事になったら、対戦相手が龍心選手なので尚更RISEにおいてすごいポジションになると思います。ベルトを取った後はどのように活動していくか考えていますか?
長谷川 今の所はあまり考えていなくて、とりあえず勝とうっていうだけです。
–龍心選手が花岡選手と戦いたいと発言をしていますが、長谷川選手も花岡選手には悔しい思いをしていると思います。この試合に勝った後、花岡選手にターゲットを向けて照準を絞ることはありそうですか?
長谷川 リベンジしたい相手が花岡選手以外にも1人いて。それが政所仁選手なんですけど、理想で言えば防衛戦で政所選手とやって防衛して、大﨑選手にも挑戦して勝って、それで花岡選手のいる-55kgに上げてリベンジをしに行くのが1番理想です。
–相当厳しい道が続きそうですね。
長谷川 そうですね笑。-53kgで1番になってまたリベンジしたいですね。
–どんどんリベンジしていって、最終的には-55kgまで上げますか?
長谷川 体も小さくない方だから-55kgでも全然やっていけると思います。通常体重がまだ全然重たくないので、まずはそこから上げないといけないですね。
–今通常体重は何キロなんですか?
長谷川 通常は60kgくらいなのでベースを上げたいですね。
–あまり暴飲暴食はしないタイプですか?
長谷川 するんですけど、食べたらちょっとも食べれなくなっちゃうので体重が増えないんですよね。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
長谷川 3月28日は絶対にチャンピオンになって皆さんにベルトを巻いた姿をお届けするので、期待と応援をよろしくお願いします。
■安本晴翔 インタビュー

–最近安本選手のトークが上手になってきているという噂を聞くようになりました。
安本 変わってますかね笑。
–以前と比べるとだいぶ喋れるようになっているんじゃないかと思います。
安本 自分的にはあまり変わらないですけど笑。
–喋る場数が増えたというのが1番の理由ですかね?
安本 特にトークの練習はしていないのでそうかもしれないですね。
–RISE’s PRIZE 2025で2025年のMVPを受賞しましたが、改めて受賞についてはいかがでしたか?
安本 RISEの全選手の中でのMVPという事でそれはすごく光栄な事なので、受賞できてすごく嬉しかったです。
–ロレックスを頂いたり賞金300万を獲得しましたが、使い道は決まっていますか?
安本 どうしようかなっていう感じですね。旅行とかに行けたらいいかなと思います。
–ちなみにロレックスは普段から付けているんですか?
安本 はい。時計を買ったことがなくて初めての時計だったので、どこか出かける時とかは着けています。
–逆にMVPを受賞したことでプレッシャーになったりはしていないですか?
安本 去年やってきた事を今年も出せばいいのかなって感じがします。
–そのMVPを受賞してからの初戦で、まさかの寺田匠選手と対戦することになりましたけど、改めて心境を教えてください。
安本 ファンの方もそうですし、僕たち選手同士も1番戦いたかった相手だったので、それが現実になって周りも僕たちも盛り上がっていると思います。
–先ほど寺田選手にもお話を伺って「安本選手がいるからこの反響がある」と仰っていましたけど、安本選手にも反響の凄さは耳に届いていますか?
安本 そうですね。僕がタイ人の選手とかと戦ってもこの大きな反響にはならなかったと思うので、よりELDORADOという大会がもう1段階良い大会になったかなと思います。
–寺田選手はガン詰めで戦うと言っていたのですが、安本選手はどのように戦いますか?
安本 上手くいなしたいですけど、相手はガン詰めしかできないと思うので、RISEルールを活かして上手く戦えたら良いなと思います。
–安本選手は前に出てくるような、自分の距離を保てない選手が苦手なイメージがありますが、実際に自分ではどのように捉えていますか?
安本 僕は得意ではないと思いますし、周りから見てもあまり良い印象ではないと思っています。逆に今回の試合で距離を詰めてくるような相手でも全然いけるなって思わせてやりたいですね。
–普段はフェザー級(-57.5kg)で戦っていますが、今回は-59kgでの契約体重となりました。この1.5kg重い契約体重については問題なさそうですか?
安本 やってみないと分からないですけど、何回か59kgとかそれぐらいでやった事があるので大丈夫かなと思います。
–以前ライト級で森井洋介選手と対戦経験がありますが、あまり体重は気にしないですか?
安本 森井選手の時はパンチが重いなと思っていたんですけど、僕も体重が増えてきてはいるので良い具合にはなると思います。
–通常で何キロくらいあるんですか?
安本 通常で66kgとかですかね。
–最近の安本選手の発言を聞いていると「RISEの強さを証明する」など、RISEを背負っているような発言が多くなってきた印象があります。定期参戦し始めて約4年。RISEやベルトに対して愛着が湧いてきているような状態なのでしょうか?
安本 そうですね。ベルトを取るのにまず2年かかっていますし、2年かけて頑張って取ったベルトという事もあるので離したくはないので愛着はあります。
–どんどん防衛をしていきたいですか?それとも世界の方に挑戦してみたいですか?
安本 僕は世界一になりたいので、どんどん強いやつと戦っていきたいという思いはあります。
–安本選手は色々な団体に出場してきてタイトルも取ってきていると思うのですが、今はRISEを中心に活動していますが、今まで出場してきた団体とRISEの違いってなんですか?
安本 RISEに来た理由が“強いやつと戦いたい”から参戦したんですけど、RISEの選手って生き生きしていて強い選手ばかりなので、すごくやりがいがあるなって感じがします。
–この寺田選手との試合が終わったら大森隆之介選手なども控えていると思うのですが、この間の大森選手の試合を見ていかがでしたか?
安本 何もないですかね笑。
–SNSでも書いていましたが、こんなものかっていう気持ちが正直なところですか?
安本 なんか言ってきたんですけど、眼中になさすぎて返信していないです。
–汗を付けられて怒っていましたけど、それがムカついたくらいですか?
安本 ムカついてはいないですけど、嫌なことしてくるなとは思いました笑。

–対戦相手の寺田選手は、橋本道場にもいた与座優貴選手と同門ですが、その辺りを意識することはありますか?
安本 与座さんとは結構練習してきたので、僕の穴とかも分かっていると思うんですけど、そこに負けないようにもっと進化して寺田選手に臨みたいですね。
–やりづらさとかは特に気にならないですか?
安本 僕たちは別に気にならないですけど、与座さん的には複雑なんじゃないですかね。与座さんと僕が対決するわけではないので。
–最近与座選手と連絡を取っていないと仰っていましたが、会場では一緒にいたりするのを見るので、そんなに連絡がない訳でもないですか?
安本 与座さんとは会ったら普通に話しますね。僕が連絡を頻繁にする人じゃないので、会って話してみたいな感じが多いですね。
–与座選手と寺田選手についての話をしたことはあるんですか?
安本 同じ階級なのでそういう話はあったと思うんですけど、どんな内容だったかは覚えていないです。
–特に連絡を取ったりしている訳でもないですか?
安本 そうですね。
–寺田選手に勝った後の具体的なプランは考えていますか?
安本 寺田選手に勝ったら日本一が決まると思うので、対世界を目指していきたいですね。
–RISEのリングでという事ですか?
安本 RISEのフェザー級の世界チャンピオンを作ってもらえたらそこを獲りたいです。
–RISEでMVPを受賞しましたが、今年もMVPを目指しますか?
安本 今年もRISEのNO.1になりたいです。あんなに良い賞はないです。
–ロレックス2個目をもらったらどうしますか?
安本 両腕に着けます笑。
–今回の寺田戦はこの間のS-cupのようなKO決着のイメージはありますか?
安本 最終的にはKOしたいとは思いますけど、寺田選手も打たれ強いし僕が倒れることもないと思うので、倒すなら僕が倒しているかなっていう感じです。
–元K-1王者が相手という点で気持ち的に燃える部分はありますか?
安本 そうですね。K-1だけ取っていないのでここを倒したら本物だなって感じですかね。
–最後にファンの皆さまにメッセージをお願いします。
安本 3月28日は寺田選手と戦います。K-1とRISEのチャンピオン対決的な構図になるので、僕がRISE代表としてしっかり倒して勝つので応援をお願いします。
対戦カード・大会概要
3・28RISE ELDORADO 2026選手インタビュー、志朗、ペットパノムルン・キャットムーカオ、ミゲール・トリンダーデ