Dミステリオ、HDヴィギンゴ契約調印式!Lucha Libre AAA

(C)AAA

 2月21日(現地時間)に『Lucha Libre AAA』がFOXラテンアメリカで放送された。

 AAAは1992年1月、CMLLで企画部長兼ブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャによって設立された。同年5月、メキシコシティで旗揚げ戦を開催し、エンタメ性の高いプロレスを推し進め、当時メジャー団体だったUWAを壊滅に追い込み、メキシコでは最王手CMLLに次ぐ規模の団体となった。しかし、2025年4月にWWEによる買収が発表された。だが、WWEに買収されたが、統合される訳ではなく別ブランドとして運営されている。

 今放送は、メインでシングルマッチとしてブラック・アビスJr.とエル・フィスカルが激突した一戦では、両者は序盤から激しい打撃戦を展開したが、レフェリーが制御不能となった結果、フィスカルが反則で失格となってアビスJr.が勝利した。この後も両者は場外で乱闘を続け、観衆の興奮を誘った。

 AAA世界クルーザー級王座戦は王者ラレド・キッドが挑戦者の TJ・パーキンスを迎え撃ったタイトルマッチであり、テクニカルな攻防が続く中、終盤にラレド・キッドが緻密な連携から丸め込み、TJ・パーキンスがロープブレイクしていたが、レフェリーが気が付かず、そのままスリーカウントを数え、ラレド・キッドが王座防衛に成功した。試合後、敗れた TJ・パーキンスは結果に納得がいかない様子で王者に対して一方的に攻撃を加えるなど両者の抗争は続く気配を残した。

 AAAラテンアメリカ王座戦においては、王者ドクトル・ワグナー Jr. がベルフェゴールを相手にタイトルを賭けた一戦に臨んだ。開始からベルフェゴールが積極的に仕掛けたものの、ワグナー Jr. は持ち前のパワーと巧みな技術で試合を支配し、最終的にパワーボムから体固めでベルフェゴールを制して王座を守った。


 大会の締め括りとして、メインイベント級の展開となったのがドミニク・ミステリオとイホ・デル・ヴィギンゴの今後の AAA ガ王座戦に向けた契約調印式である。リング上で両者は激しく言葉を交わし、ドミニクは「君はまるでゴキブリのように死なない存在だ。だからもう二度とメガ王座に挑戦できないようにしてやる」と挑発し、対するイホ・デル・ヴィギンゴはいつでも王座を取り返す準備があると語ったほか、試合はノー・ディスカリフィケーションで行われることが決定し、その条件としてミステリオが敗れればメキシコから追放する条件を出した。これによりミステリオが勝利すれば、ミステリオが王者である間はヴィギンゴは王座挑戦出来ない、ヴィギンゴが勝利して王座を奪えば、ミステリオがはAAAマットから追放されるという条件となった。

 この大会はタイトル戦、激戦シングル、そして次の大舞台に向けたドラマチックな展開が凝縮された一夜となり、AAAの今後のストーリーラインに大きな影響を与えそうな内容であった。

■ Lucha Libre AAA 
日時:2026年2月21日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ケレタロ州ケレタロ・ホセマリアアルテアガオーディトリアム

<シングルマッチ>
○ブラック・アビスJr.
 反則
●エル・フィスカル

<AAA世界クルーザー級王座タイトルマッチ>
[王者]○ラレド・キッド
 丸め込み
[挑戦者] ●TJ・パーキンス

<AAAラテンアメリカ王座タイトルマッチ>
[王者]○ドクトル・ワグナーJr.
 体固め
[挑戦者]●ベルフェゴール