[週刊ファイト2月19日]期間 [ファイトクラブ]公開中
何かと話題となった新日本の大阪大会。辻陽太の賛否を呼ぶ発言、ウルフアロンのたった128秒での瞬殺劇、また高橋ヒロムの退団マッチなど、この盛りだくさんな大会を完全網羅。独自の切り口で考察しお届けする!
▼新日本:ウルフアロン128秒王座転落 辻陽太マイク賛否 ヒロム退団
photo & text by 西尾智幸
・ヤングライオン杯優勝準優勝壮行試合
・高橋ヒロム新日本ラストマッチ
・ヒロム最初も最後も大阪
・Gキッド、Dフィンレーも揃って退団か・・・
・Dモロニー心臓に悪いからドッキリはやめて!
・NEVER6人、王者が反則で勝利??
・ウルフアロンなぜに瞬殺
・NOB技が少ない?でも人気の秘密は・・・
・辻陽太試合後のマイクに賛否
・Yuto-Ice突然の号泣
・棚橋社長のやる気がない10か条は取り消せばいい
・ライオンマークのパロディーが巷で流行?
新日本:ウルフアロン128秒王座転落 辻陽太マイク賛否 ヒロム退団
■新日本プロレス THE NEW BEGINNING in OSAKA
日時:2026年2月11日(水祝) 開始15:00(第0試合は14:30開始)
会場:エディオンアリーナ大阪第1競技場(大阪府立体育会館)
観衆:5507人(札止め)

11日、新日本が今年最初で最後となる大阪府立第1での興業を行った。1階2階とも、隅から隅までびっちりの完全フルハウス! 現在改修工事中だが、大相撲春場所の関係上、4月まで工事は中断。その間に、7日のスターダムとこの日の新日本は府立での開催が可能となった。もう天井の工事は完成しており、白黒の波模様がついたし、ライトも吊るしやすくなっているようだ。
大会自体も話題に事欠かない。高橋ヒロムの退団発表が衝撃を走らせ、辻陽太の試合後マイクは賛否が割れるほどのインパクト。そしてウルフアロンはわずか128秒で王座転落という波乱。
この熱い一夜を、今回も完全網羅でお届けする。下の写真は会場で営業をする棚橋弘至社長。

辻陽太 くせ者ジェイク・リー撃破IWGPヘビー防衛 マイク発言に賛否
<第8試合 IWGPヘビー級選手権試合>
[第87代王者]○辻陽太
23分40秒 ジーン・ブラスター⇒片エビ固め
[挑戦者]●ジェイク・リー
※辻が初防衛に成功

メインイベントは、辻陽太vs.ジェイク・リーのIWGPヘビー級選手権。タイトル決定後には討論会まで行う異例の舌戦を繰り広げてきた両者が、ついに大阪のリングで激突した。
序盤はジェイクが黒い手袋を使った“口攻め”で揺さぶり、辻は場外へのトペやボディシザースで応戦。中盤はジェイクがビッグブーツやキチンシンクで主導権を握るが、辻も右ヒザ攻めに切り替えて流れを引き戻す。
そして迎えた終盤、FBSとジーン・ブラスターの撃ち合い寸前の攻防から、雪崩式バックドロップ、パワーボム、チョップ合戦と激しい消耗戦に突入。ジェイクがD4CからFBSを狙うも、辻がカウンターのヘッドバットで切り返し、最後はショートレンジのジーン・ブラスターを叩き込み3カウントを奪った。


そして試合後、マイクを持った辻は、若手に手足を持たれて運ばれていくジェイクにひと言声を掛けた。この運ばれ方、これはこれで見た事のないでビミョーに面白いのだが。そして、正面を向くと「正直言うと、ここで言うべき事ではないかもしれない・・・」と始まった。今日の他の試合でも、不穏な状況がいくつもあったので、残念な事言わないでと思いつつ、耳をすませて聞いた。
辻「オイ、ブシロード! 俺たちレスラーはな、カードゲームのカードじゃねぇんだよ。俺たちはな、このリングで命を懸けて闘ってるんだ。このベルトの重みが分かるか? このベルトはな、ここで闘う全レスラーの覚悟と命の代償なんだ。このリングは、俺たちレスラーが自分の人生を表現する場所なんだ!」と言い放った。
そのあとは新日愛を語るも、親会社に対して噛みつく異例の発言を放ち、会場をざわつかせた。辻としては“もっと新日本を盛り上げたい”という意図の強いアピールにも見えたが、唐突さもあって観客やファンの間では賛否が分かれる結果となった。
SNSでは「勢いがあって面白い」「ネットで議論生んでる時点で辻の思い通り」という肯定的な意見と、「リングで言わずに会社でいうべき」「メイン後の空気に合っていなかった」という否定的な意見が混在している。辻のエネルギーと野心は確かに伝わったが、その表現方法が議論を呼んだ形だ。これに対し、ブシロードはどう動くのか?
そして、このあとUnbound Co.のメンバーを呼び込み、更に解説席にいた高橋ヒロムも呼び込むのだが、これは後半に試合と過去の写真などをまとめて、“ヒロムコーナー”を作りたいと思う。
YL壮行試合 安田忠夫さん追悼 NEVER6人 ゲイブもフィンレーも?!
<第0試合 村島克哉壮行試合>
●村島克哉 嘉藤匠馬
8分17秒 キングコングニードロップ⇒体固め
〇真壁刀義 矢野通

今年のヤングライオン杯において、優勝した村島克哉、準優勝嘉藤匠馬の海外遠征が決まっており、この日は村島の壮行試合となった。2023年4月に入門した同期。お互いどこに何年行くのは未定だが、どう化けて帰ってくるのか楽しみである。
第0試合後、8日に亡くなられた元新日本所属の安田忠夫さんの追悼セレモニーが行われた。
棚橋弘至社長はじめ、本隊の選手を中心にリングを囲み、テンカウントゴングが鳴らされた。

※第1試合は最後のヒロムコーナーに回します。
<第2試合 スペシャルタッグマッチ>
グレート-O-カーン ●HENARE
9分24秒 WAR DRAGONS⇒片エビ固め
○ドリラ・モロニー 鷹木信悟

試合後、モロニーが神妙な顔つきで「皆さん…3年間本当にありがとうございました…」と始まったので会場がざわつくも、「新日本プロレスと契約更新しましたー!」って、何?ドッキリ?!
<第3試合 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
【挑戦者】●ハートリー・ジャクソン 大岩陵平 ザック・セイバーJr.
12分20秒 泥眠⇒エビ固め
【第33代王者】ボルチン・オレッグ ○YOSHI-HASHI 後藤洋央紀
※後藤&YOSHI-HASHI&オレッグが初防衛に成功

1・19後楽園でのリマッチで、前王者組が挑戦したが、取り戻す事は出来なかった。
しかし、冷静に考えたら、3人がかりの攻撃ってまーまー反則なんですけどね(笑)。
<第4試合 スペシャルシングルマッチ>
○アンドラデ・エル・イドロ
14分20秒 ザ・メッセージ⇒片エビ固め
●ゲイブ・キッド
この試合の勝者は、2・27ニュージャージー大会でIWGP GLOBALヘビー級王者・辻陽太への挑戦権が与えられる。結果、アンドラデ・エル・イドロがダブルアームに持ち上げて横に回転させるザ・メッセージで勝利を掴んだ。
昨年までWWEにいたので、実力者である事は間違いない。
ただ、負けたゲイブは、試合後一礼をして戻り、バックステージでは、最近自身が思うように出来てなく足踏み状態である事。そして「ダービー・アリン(AEW)を倒さなきゃ」といい、「これは別れだ。でも永遠の別れじゃない。またな、だ」と話す。一時的に新日本からAEWに移籍するという事だろうか? 公式発表はまだない。

<第5試合 スペシャルシングルマッチ>
○カラム・ニューマン
13分53秒 プリンスズカース⇒片エビ固め
●デビッド・フィンレー


同じく試合後、涙ながらの一礼、ヒロムに「ゴメンナサイ」、ライオンマークに手をかざすなど、退団を思わせるフルコースを見せたデビッド・フィンレー。果たしてその胸中は?
バックステージでは、ノーコメントであった。
もし決まっているならその場で発表、まだ話し合いなら何もしないほうがいいかとも思うのだが、鹿島沙希のようにいきなり引退よりは、匂わせていたほうがファンもダメージ少ないのか?

ここでアナウンスが入り、棚橋社長よりお知らせがあると・・・。