[ファイトクラブ]EVIL新日退団にファン衝撃-光と闇を貫いた孤高のヒール、その足跡を称える

[週刊ファイト02月05日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼EVIL新日退団にファン衝撃-光と闇を貫いた孤高のヒール、その足跡を称える
 編集部編
・EVIL退団、新日本の闇が去る日:ネットに広がった惜別と違和感
・キング・オブ・ダークネスの軌跡:プロレス界を塗り替えた革新的なキャリア
・ファンが愛した闇のカリスマ:ヒールでありながら魅了したEVIL


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EVIL退団、新日本の闇が去る日:ネットに広がった惜別と違和感

 2026年1月末日、新日本プロレスから発表された一報がプロレス界を駆け巡った。EVIL、退団。

 この衝撃のニュースに、ファンの間では驚きと惜別の声が入り混じった反応が巻き起こっている。“EVIL”という唯一無二の存在感で、新日本マットにダークネスをもたらした男──そのヒールとしての立ち振る舞い、ストーリーを背負う力、そして何よりプロレスという表現手段に対する真摯な姿勢は、常に観客の心を揺さぶり続けた。本稿では、EVIL選手のこれまでの歩みを振り返るとともに、彼が残した数々の名勝負と忘れがたい瞬間を称え、プロレスファンの声を通じてその功績を掘り下げていく。

 2026年1月末をもって、EVILが新日本プロレスを退団することが発表された。2015年の入団から約11年。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン加入で一気にブレイクし、2020年にはG1クライマックス優勝、IWGPヘビー級王座戴冠を果たした男が、静かにライオンマークを外すことになる。

 団体発表では「本人との話し合いによる契約満了」とされており、明確な理由は語られていない。しかし発表直後から、ネット上ではEVILというレスラーが新日本に残した痕跡を振り返る声が一気に噴き出した。

 Xを中心としたSNSでは、感謝と惜別の空気が支配的であった。同僚レスラーからのメッセージが次々と投稿され、「ヒールとして徹底しきった数少ない存在」「必要不可欠な闇だった」と、そのキャラクター性を評価する声が目立ったLIJ裏切りから始まった“King of Darkness”路線は賛否を生みつつも、新日本の物語に明確な悪役軸を与えていたことを、多くのファンが改めて認識した形だ。

 また一部では、海外進出、とりわけWWE移籍の可能性を期待する声も見られた。EVILの試合運び、ヒールとしての間の取り方、観客感情の操り方は、日本国内に留めておくには惜しいという評価も根強い。新天地でこそ本領を発揮するのではないか、という未来志向の見方である。

 一方、5chなど匿名掲示板では、より辛辣で感情的な反応も噴出した。ラストマッチが用意されないことへの不満、新日本のトップ層流出が続く現状への不安が、「逃げ」「団体崩壊」といった言葉で表出する場面も少なくない。特にオカダ・カズチカ、内藤哲也に続く主力の退団という流れの中で、EVIL退団が象徴的に受け止められていることは否めない。

 ただし、その中でも功績を冷静に評価する声は確実に存在した。G1制覇、IWGP戴冠という実績を挙げ、「好き嫌いは別として、あの時代の新日本を背負っていたのは事実」という認識は共有されている。批判と擁護が入り混じる中で、EVILという存在が団体に与えた影響の大きさが、逆説的に浮き彫りになった。

 総じて今回の退団劇は、ネット上では“炎上”というより“惜別”に近い。それはEVILが、好かれる存在であったというより、物語に必要不可欠な役割を果たし続けてきたレスラーだったことの証明でもある。

 EVILが去った後、新日本プロレスはどんな「闇」を描くのか。そしてEVIL自身は、どこで次の物語を始めるのか。King of Darknessの名が消えるのか、それとも別の形で蘇るのか――その答えは、そう遠くない未来に示されるはずだ。

キング・オブ・ダークネスの軌跡:プロレス界を塗り替えた革新的なキャリア

 EVILこと渡辺高章は静岡県三島市出身のプロレスラーとして、新日本プロレスのリングにおける存在そのものを変えるほどの強烈な印象を残してきたレスラーである。幼少期に約十年にわたり剣道に打ち込み、医療専門学校を中退してアニマル浜口レスリング道場に入門し、何度もの挑戦を経て2010年に新日本プロレスの門を叩き、2011年5月13日に新宿FACEで髙橋広夢を相手にプロレスデビューを飾った頃から、彼のキャリアは単なる前座の域を超えた成長を見せていった。

 新日本入門後は先輩レスラーの胸を借りながらタッグ戦やシングル戦に取り組み、着実に実力を磨いていったEVILは、2015年に内藤哲也の“パレハ(スペイン語で相棒)”として両国国技館で登場し、怪奇派レスラーとしてのキャラクターを確立していった。やがてこの関係のもとでロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)の一員として活動する中で、EVILは“キング・オブ・ダークネス”というニックネームにふさわしい存在感を示し、場内を支配するような迫力ある戦いぶりで観客を魅了した。

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