真壁のスパイダージャーマンで投げられた飯伏、スクッと立つ! 新日本の最先端プロレスに岡山ファン満員熱狂

23日、新日本プロレス4王座戦を含むビッグマッチが岡山で行われ、メインで人気者対決が実現。真壁刀義vs.飯伏幸太は濃厚な試合となり、王者・真壁の必勝ムーブであるスパイダージャーマンが炸裂。されど、飯伏は持ち前の身のこなしでスクッと着地。

ならばと繰り出されたのは、真壁のスパイダードラゴンからのキングコングニー。念入りに料理された飯伏は悲願の王座奪取ならず、セコンドの肩を借りて引き揚げるしかなかった。この日に勝利を得た石井智宏が真壁に挑戦を表明している。

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セミのジュニア戦ではKUSHIDAがケニー・オメガを得意なムーブで追い込むも、セコンド介入含むインサイドワークでケニーがKUSHIDAを振り切った。ケニーは次期挑戦者にマット・サイダルを指名し、両者の視殺戦がさっそく繰り広げられる。NWAジュニア戦は、タイガーマスクがスティーブ・アンソニーを沈めて王座奪取(獣神サンダー・ライガーを挑戦者に指名)。テンコジこと天山広吉&小島聡はマジックキラーで仕留められ、タッグ王座奪取はならなかった。

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興行はナマモノであり、シバタコール、テンザンコールで盛り上がったのは興味深い。“最先端プロレス”とは異なり、柴田には徹底した思い切りのよさ、天山にはベテランの意地が見いだせたのだろう。

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■ DESTRUCTION in OKAYAMA
日時:9月23日(水祝) 15:00
会場:岡山・桃太郎アリーナ 観衆3,160人(満員)

<第1試合 20分1本勝負>
田中翔 小松洋平 ○永田裕志 柴田勝頼
(7分47秒 バックドロップホールド)
●ジェイ・ホワイト デビッド・フィンレー 中西学 内藤哲也

<第2試合 20分1本勝負>
●マスカラ・ドラダ 獣神サンダー・ライガー
(8分31秒 チェイシング・ザ・ドラゴン→片エビ固め)
ボビー・フィッシュ ○カイル・オライリー

<第3試合 60分1本勝負>
▼NWA世界Jr.ヘビー級選手権試合
●<王者>スティーブ・アンソニー
(10分10秒 リバースダブルアームバー)
<挑戦者>タイガーマスク
※タイガーが新王者となる

<第4試合 30分1本勝負>
▼スペシャルタッグマッチ
マット・サイダル ○棚橋弘至
(10分00秒 ハイフライフロー→片エビ固め)
●タマ・トンガ バッドラック・ファレ

<第5試合 30分1本勝負>
▼IWGPタッグ選手権試合
<第68代王者組>ドク・ギャローズ ○カール・アンダーソン
(13分15秒 マジックキラー→片エビ固め)
<挑戦者組>●小島聡 天山広吉
※王者組が初防衛に成功

<第6試合 30分1本勝負>
アレックス・シェリー 田口隆祐 ●キャプテン・ニュージャパン 本間朋晃 後藤洋央紀
(13分24秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)
バレッタ ロッキー・ロメロ YOSHI-HASHI ○石井智宏 中邑真輔

<第7試合 30分1本勝負>
○矢野通 オカダ・カズチカ
(9分52秒 赤霧)
●コーディ・ホール AJスタイルズ

<第8試合 60分1本勝負>
▼IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
● <第71代王者>KUSHIDA
(16分26秒 片翼の天使→片エビ固め)
○<挑戦者>ケニー・オメガ
※KUSHIDAが2度目の防衛に失敗。オメガが第72代王者となる。

<第9試合 60分1本勝負>
▼NEVER無差別級選手権試合
○<第8代王者>真壁刀義
(18分41秒 キングコングニードロップ→片エビ固め)
●<挑戦者>飯伏 幸太
※真壁が2度目の防衛に成功

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