ラシャ・アブラミシュヴィリがBRAVE CF 104での世界王座戦を要求

セルビアでボリスラフ・ニコリッチに挑戦状

 ラシャ・アブラミシュヴィリは、もはや静かに階段を上っていくつもりはない。

 BRAVEコンバット・フェデレーションが2026年に3度目となるセルビア開催を準備する中、34歳のジョージア人ファイターであるアブラミシュヴィリが、一通の強烈なメッセージを発信した。その矛先は、BRAVE CFバンタム級世界王者ボリスラフ・ニコリッチに真っ向から向けられている。

 アブラミシュヴィリは、2月14日(土)にベオグラードの名門アレクサンダル・ニコリッチ・ホールで開催されるBRAVE CF 104への出場を公然と希望し、現王者との直接対決を狙っている。

 セルビアMMA連盟との共催で行われるこの大会は、すでに大きな意味を持つイベントだが、アブラミシュヴィリはそれを「忘れられない一夜」に変えようとしている。

 その挑戦は、噂や仲介者を通じたものではなかった。インスタグラムを通じて、本人がニコリッチに直接叩きつけたメッセージである。

「そのベルト、重そうだな。お前の母国セルビアで、俺がその肩から外してやる。2月14日だ。BRAVE CF、準備はいいか?」

 その強気な言葉には、確かな裏付けがある。アブラミシュヴィリは2025年を通じて、すべての試合を“主張”の場としてきた。

 昨年7月のBRAVE CF 97では、経験豊富なブライス・ピコーを相手に、計算されたプレッシャーをかけ続け、2ラウンド中盤にリアネイキッドチョークを極めて勝利を収めた。

 続く試合では、さらに存在感を高めることになる。10月に開催された「BRAVE CF:ジョージア vs. ザ・ワールド」では、地元ジョージアの大歓声を背に、ケージ内でそのエネルギーを爆発させた。

 対戦相手のフルシェド・ナザロフは、開始早々からその激しさを体感することとなり、試合は1ラウンドで決着。会場は熱狂に包まれた。

 これらの勝利により、アブラミシュヴィリは層の厚いバンタム級ランキングで2位に浮上。王座へ手が届く位置まで一気に駆け上がった。

 一方のニコリッチは、この階級に君臨する不動の存在である。昨年は2つの勝利を挙げ、11月のBRAVE 100ではハムザ・クーヘジを相手に4ラウンドTKOで王座防衛を果たしている。

 すでにBRAVE CF 104では複数のカードが発表されており、この夜、セルビアのスーパースターであるニコリッチが、地元ファンに囲まれながら再び王座防衛戦に臨む可能性は高いと見られている。


「準備はできている」――スティーブン・ローマン、2026年へ新たな覚悟

 スティーブン・“ザ・スナイパー”・ローマンは、喜びに満ちた気持ちと、新たに燃え上がる闘争心を胸に、2026年を迎えた。

 元BRAVE CFバンタム級世界王者であるローマンにとって、この年明けは特別な意味を持つ。私生活における新章の幕開けと、長らく待ち望んできたプロキャリア再始動、その両方が重なったからだ。

 最も忘れがたい瞬間となったのは、昨年12月20日、フィリピン・バギオ市で行われた結婚式である。長年連れ添ってきたパートナーのシェリルと、エレガントな式を挙げた。
 
この結婚式は単なる祝宴ではなかった。不安と忍耐に彩られた一年を締めくくる、完璧な節目でもあった。家族や友人に囲まれ、ローマンは愛と安定の約束を胸に、新たな人生へと踏み出した。

「2025年を、こんなに希望に満ちた形で終えられたことに感謝している。これまでいろいろなことを乗り越えてきたが、これは一生大切にしたい祝福だ」と語っている。

 私生活の節目と並行して、キャリア面でも待望の追い風が吹いた。年末を迎える前に、ローマンはBRAVEコンバット・フェデレーションとの複数試合契約にサイン。世界的な評価を築き、135ポンド級で史上最長政権を築いた、まさに原点とも言える舞台への復帰が決まった。

 2年以上のブランクを経て結ばれたこの契約により、2026年の復帰が正式に保証された。

「2026年が本当に楽しみだ。ようやく、自分が愛してやまないことに戻れると確約されたからだ。このチャンスがあることで、毎日楽しみにできるものができた」とローマンは喜びを口にする。

 結婚式とクリスマスシーズンを終えたローマンは、現在、ライオンズ・ネイションMMAの拠点であるランドスライド・マーシャルアーツ・トレーニングセンターで練習を再開している。

 また、早ければ4月にも試合のオファーが届く可能性があることから、新婚旅行は一時的に延期する決断をした。

「妻は自分のキャリアが求めるものを理解してくれている。その支えに本当に感謝している。彼女はとても忍耐強く、常に励ましてくれる。それが何より大きい」と語った。

 愛とレガシー、その二つを見据えるローマンの姿勢が、来る一年への強い原動力となっている。私生活の充実と、再び巡ってきた競技の機会。その両立が、BRAVE CFバンタム級の“スナイパー”が今なお頂点に立つ存在であることを世界に示そうという決意を、さらに強固なものにしている。

「2026年は、訪れるすべてのチャンスをつかみ取るつもりだ。働く準備はできている。戦う準備もできている。自分がまだトップにふさわしい存在であることを証明したい」と、ローマンは力強く宣言した。


▼UFC324、ベストバウト級激闘:ジャスティン・ゲイジー暫定王座戴冠

[ファイトクラブ]UFC324、ベストバウト級激闘:ジャスティン・ゲイジー暫定王座戴冠

▼PPV時代の終焉へ:UFC324が告げたParamountとの時代の幕開け

[ファイトクラブ]PPV時代の終焉へ:UFC324が告げたParamountとの時代の幕開け

▼視聴数が証明した歴史的成功:UFC324、Paramount時代の完全勝利

[ファイトクラブ]視聴数が証明した歴史的成功:UFC324、Paramount時代の完全勝利

▼今週の肝NXTティア・ヘイルAJ中邑真輔15周年スターダム-岩谷麻優

[ファイトクラブ]今週の肝NXTティア・ヘイルAJ中邑真輔15周年スターダム-岩谷麻優

※永久保存の貴重なドキュメント、詳細拡大版PDFも各500円で販売中!
’26年02月05日UFCパラマウント+ EVIL軌跡 G馬場アンドレ命日 岩谷麻優15周年スターダム