エル・イホ・デル・サント引退ロードで存在感Uドラゴンらとタッグ激勝

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 11月28日(現地時間)にメキシコ合衆国ヌエボ・レオン州グアダルーペでエル・イホ・デル・サント引退ツアー『El Hijo del Santo’s Retirement Tour – Monterrey Show』が開催された。

 今大会は、レジェンドの中のレジェンドであるエル・イホ・デル・サントの引退ツアーとして行われた。今回はヌエボ・レオン州グアダルーペでエル・イホ・デル・サントの引退となる(※引退ツアーであり、この大会で引退する訳ではない。しかし正式に引退は決めており2025年12月に引退予定)。

 今大会では8人タッグマッチで登場したルチャリブレの象徴エル・イホ・デル・サントが、ウルティモ・ドラゴン、L.A.パーク、そして息子のサントJr.とともにテクニコ軍を率いて勝利を飾った。引退ロードに入ったサントの“最後の輝き”を感じさせる内容で、会場のファン5,000人を大きく沸かせた。

 試合は約25分にわたって展開。序盤からテクニコ側の高速ルチャが冴えわたり、サントとウルティモ・ドラゴンが呼吸の合った連携を披露した。特にサントの代名詞である「カバージョ(変形キャメルクラッチ=サント一族固有の必殺技)」が早々にテハノJr.へ極まり、会場のボルテージが一気に上昇。「サント!サント!」の大合唱が鳴り響く中、華麗な空中戦が続いた。

 試合中盤、ルード側の反撃が本格化。イホ・デル・フィッシュマンの“毒牙攻撃”、ガレソ・デル・マルの剛腕ラフファイトが激しさを増し、L.A.パークが孤立する局面も生まれた。さらにアンヘル・ブランコJr.の介入めいた動きもあり、一時は試合の流れがルード側に傾いた。

 しかし、ここでサントの息子サントJr. が大きく貢献。コーナーからのダイビング・クロスボディで形勢を一気に立て直し、観客を再び味方につけた。

 終盤には名手らしい大技が続く。サントはクラシックなトペ・スイシーダを場外へ決め、ウルティモ・ドラゴンもドラゴン・スープレックスで魅せた。ルード側にはレフェリー・ティランテスの“カウントミス疑惑”も重なり、ヒートアップした空気が続いた。

 最後はL.A.パークの渾身のラリアットでイホ・デル・フィッシュマンを倒し、サントがカバージョで極めた。観客席は総立ちとなり、テクニコチームが見事な勝利を収めた。

 試合後、サントはマイクを握り「マスクはメキシコの誇りだ」と語り、会場から大きな拍手が送られた。両チームは握手を交わし、引退ロードならではの余韻のある光景を見せた。

 今回の勝利により、サントはツアーの勢いを保ったまま次戦2025年12月6日のグアダラハラ大会へ臨むことになる。負傷もなく、マスクを守ったまま前進したサント。伝説の象徴が歩むラストロードに、世界中のルチャファンの視線が注がれている。

■ El Hijo del Santo’s Retirement Tour – Monterrey Show
日時:2025年11月28日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州グアダルーペ

<8人タッグマッチ>
○エル・イホ・デル・サント サントJr. ウルティモ・ドラゴン L.A.パーク
 1-0
●テハノJr. アンヘル・ブランコJr. イホ・デル・フィッシュマン ガレソ・デル・マル

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ルチャリブレの専門家・寺内1/2兵衛参上

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