[週刊ファイト12月11日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼全日本プロレス2025世界最強タッグ:HAVOC同門決戦現実味の前半戦
(C)全日本プロレス公式 編集部編
・2025年最強タッグ前半戦!激闘の記録
・沼津大会を制したのはザイオン&オデッセイ!世界王者の貫録を見せた一夜
・熊本の夜に響いたHAVOCの咆哮―潮﨑&芦野、地元決戦で無傷の3連勝
・福岡大会!世界王者の壁は厚かった――宮原&スミスが喫した痛恨の黒星
・巨人たちの鉄槌が広島を叩き潰す―綾部&タロースがHAVOCとの最終決戦へ前進
▼全日本:三冠戦斉藤ジュンV6次期挑戦者青柳優馬 Jr.フェス好試合
2025年最強タッグ前半戦!激闘の記録
■ 世界最強タッグ決定リーグ戦2025
日時:11月23日(日)
会場:静岡・キラメッセぬまづ
<第6試合 メインイベント 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
○ザイオン オデッセイ
14分45秒 ダイビングヘッドバット⇒片エビ固め
青柳亮生 ●ライジングHAYATO
<第5試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
宮原健斗 ○デイビーボーイ・スミスJr.
12分07秒 ダイビングヘッドバット⇒体固め
黒潮TOKYOジャパン ●他花師
<第4試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
芦野祥太郎 ○潮﨑豪
10分44秒 豪腕ラリアット⇒片エビ固め
田村男児 ●佐藤光留
<第3試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
○綾部蓮 タロース
15分42秒 ダブルチョークスラム⇒体固め
●大森北斗 羆嵐
<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
青柳優馬 鈴木秀樹 ○井上凌
14分28秒 ジャックハマー⇒片エビ固め
斉藤ジュン 本田竜輝 ●MUSASHI
<第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
○安齊勇馬
7分11秒 ジャーマンスープレックスホールド
●小藤将太
■ 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 ~寿司じじやpresents~
日時:11月28日(金)
会場:熊本・熊本市食品交流会館(フードパル熊本)
<第6試合 メインイベント 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
芦野祥太郎 ○潮﨑豪
21分11秒 豪腕ラリアット⇒体固め
MUSASHI ●吉岡世起
<第5試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
○本田竜輝 野村直矢
14分29秒 ファイナルベント⇒片エビ固め
青柳亮生 ●ライジングHAYATO
<第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
○斉藤ジュン 安齊勇馬
12分08秒 サイコブレイク⇒片エビ固め
宮原健斗 ●井上凌
<第3試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
○鈴木秀樹 真霜拳號
9分30秒 フロントキック⇒片エビ固め
●田村男児 佐藤光留
<第2試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
○宮本裕向
9分23秒 逆エビ固め⇒ギブアップ
●小藤将太
<第1試合 10人タッグマッチ 30分1本勝負>
ザイオン オデッセイ ○綾部蓮 デイビーボーイ・スミスJr. タロース
11分55秒 ダブルチョークスラム⇒体固め
大森北斗 羆嵐 他花師 黒潮TOKYOジャパン ●立花誠吾
■ 世界最強タッグ決定リーグ戦2025
日時:11月29日(土)
会場:福岡・福岡アイランドシティフォーラム
<第6試合 メインイベント 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
宮原健斗 ●デイビーボーイ・スミスJr.
18分40秒 ダイビングヘッドバット→片エビ固め
○ザイオン オデッセイ
<第5試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
綾部蓮 ●タロース
10分30秒 リングアウト
○MUSASHI 吉岡世起
<第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
芦野祥太郎 ○斉藤ジュン 安齊勇馬
10分16秒 ジャックハマー→片エビ固め
本田竜輝 野村直矢 ●井上凌
<第3試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
○鈴木秀樹 真霜拳號
11分08秒 ヨーロピアンクラッチ
●大森北斗 羆嵐
<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
青柳亮生 ライジングHAYATO ○田村男児
8分35秒 首固め
宮本裕向 他花師 ●レイ・パロマ
<第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
○潮﨑豪
9分51秒 リバースネルソンデスロック⇒ギブアップ
●小藤将太
■ 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 ~株式会社平岡presents~
日時:11月30日(日)
会場:広島・広島産業会館 東展示館
<第6試合 メインイベント 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
○綾部蓮 タロース
14分31秒 ダブルチョークスラム→体固め
●田村男児 佐藤光留
<第5試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
○大森北斗 羆嵐
16分49秒 ナルシストプレス→体固め
●MUSASHI 吉岡世起
<第4試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負>
ザイオン オデッセイ 芦野祥太郎 ○潮﨑豪
12分41秒 豪腕ラリアット→片エビ固め
鈴木秀樹 本田竜輝 宮本裕向 ●立花誠吾
<第3試合 世界最強タッグ決定リーグ戦2025 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
青柳亮生 ○ライジングHAYATO
10分47秒 ウラカンラナ
他花師 ●黒潮TOKYOジャパン
<第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○斉藤ジュン 安齊勇馬 井上凌
14分32秒 Dying Light→片エビ固め
宮原健斗 デイビーボーイ・スミスJr. ●岡田剛史
<第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負>
○真霜拳號
8分09秒 腕固め→ギブアップ
●小藤将太
▼鷹の爪大賞2025~今年はプロレス元年となる来年への礎だった
沼津大会を制したのはザイオン&オデッセイ!世界王者の貫録を見せた一夜

2025年11月23日、静岡・キラメッセぬまづにて「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」第2戦が行われ、メインイベントでは世界タッグ王者であるザイオン&オデッセイが、ジュニアの精鋭コンビである青柳亮生&ライジングHAYATO、通称“アツハヤ”と激突。圧倒的体格差とパワー、そして連携の妙が光る攻防の末、王者組が2連勝を飾り、リーグ戦制覇に向けて強烈なインパクトを残した。
試合は開始直後からザイオンとオデッセイがその巨体を活かし、ジュニア王者である亮生を完全に子ども扱い。特に193cm・184kgを誇るオデッセイは、2人掛かりで仕掛けてきた亮生とHAYATOの攻撃を一蹴し、場外戦でも2人まとめて鉄柵に叩きつけて試合を有利に進めた。HAYATOが機転を利かせてオデッセイの串刺し攻撃をかわし、亮生の低空ドロップキックで崩す場面も見られたが、オデッセイはすぐさま体重を活かしたコーナープレスで流れを引き戻すなど、決して隙を与えなかった。
中盤には亮生がローンバトルを強いられながらもミサイルキックを決め、連携攻撃でなんとか均衡を取り戻すと、シド&ナンシーを狙うも痛恨の自爆。ここで再び世界タッグ王者組が攻勢に転じると、オデッセイがフェイスバスターで両者をまとめて吹き飛ばし、ザイオンがラリアットでHAYATOを一回転させる。最後はオデッセイの必殺技ジャーニーズエンドから、ザイオンがダイビング・ヘッドバットでフィニッシュを決め、完璧な形でリーグ戦2連勝を飾った。
試合後、リング上で「オレタチハHAVOC!」と高らかに叫び、王者としての貫禄を見せつけた2人。ジュニアチームであるアツハヤも果敢に挑み、シド&ナンシーの可能性を見せつけたが、「喰らえば危険」と相手に認識されたことに価値を見出し、今後の巻き返しを誓った亮生のコメントが印象的だった。「俺たちのシド&ナンシー、ザイオン避けたよな。これがどういうことなのか。あれ喰らったらやべぇって、あのザイオンたちですら思ったんだよ。この技が当たりさえすれば、ザイオンとオデッセイの2人を倒せる可能性があるってことだろ」と冷静に敗戦を受け止め、未来への希望を語る姿は、ジュニアの限界を超えようとする意志そのものであり、プロレスの醍醐味が凝縮された瞬間でもあった。
▼全日本:三冠戦斉藤ジュンV6次期挑戦者青柳優馬 Jr.フェス好試合

この日行われた他の公式戦では、宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.、芦野祥太郎&潮﨑豪、綾部蓮&タロースの“Titans of Calamity”がいずれも勝利し、熾烈な争いが続くリーグ戦の中で、それぞれが優勝に向けて存在感を示した。特にザイオン&オデッセイの勢いは本物であり、他チームにとっては、今後この牙城をどう崩すかが焦点となるだろう。
全日本プロレスが誇る世界タッグ戦線、その中で輝く王者の強さと、挑戦者たちの情熱が交錯する「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」は、いよいよ全国を巡る佳境へと突入する。沼津での激闘は、その激流の中で確かに語り継がれるべき一戦であった。
熊本の夜に響いたHAVOCの咆哮―潮﨑&芦野、地元決戦で無傷の3連勝

2025年11月28日、熊本で行われた「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」は、全日本プロレスにおける年末最大のシリーズとして大きな注目を集めていたが、その中でも最も熱気に包まれたのがメインイベント、芦野祥太郎&潮﨑豪組の“HAVOC”と、現アジアタッグ王者のMUSASHI&吉岡世起によるAブロック公式戦であった。
特に熊本は潮﨑と吉岡という2人の出身選手を擁する因縁の土地でもあり、観客の注目度は一際高く、会場にはご当地ならではの応援の声が飛び交う中で試合の幕が上がった。先発した潮﨑は、吉岡の精密な蹴りに対して真っ向から逆水平チョップで応戦し、序盤から激しい意地の張り合いが展開された。試合は序盤からスピーディーかつ技巧に富んだ攻防が繰り広げられ、MUSASHIのスワントーンボムや、吉岡のフランケンシュタイナーといった空中戦も冴え渡ったが、それでも潮﨑は重厚なパワーで応戦し、ラリアットやブレーンバスターなどのクラシックな技で確実にダメージを蓄積させていった。
特筆すべきは終盤の攻防である。吉岡がファルコンアローからバズソーキック、さらにはフランケンシュタイナーと立て続けに技を畳みかけるも、潮﨑は気迫で立ち上がり、ショートレンジ・ラリアットで応戦。芦野とのジャーマン&ラリアットの合体攻撃で形勢を完全に逆転すると、最後は潮﨑が右ヒジのサポーターを外し、「HAVOC!」と叫びながら放った強烈な豪腕ラリアットが炸裂し、3カウントを奪取。アジアタッグ王者チームを下しての3連勝となり、Aブロック無敗首位の座を堅持した。
