[ファイトクラブ]多幸感〆でビッグマッチ突入! NOAH『MONDAY MAGIC』新期最終回

[週刊ファイト7月3日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼多幸感〆でビッグマッチ突入! NOAH『MONDAY MAGIC』新期最終回
 photo & text by 鈴木太郎
・『TEAM 2000X』に頼らない『MONDAY MAGIC』
・前年より見劣りする『WRESTLE MAGIC』だが・・・
・ハードコア王者・石川修司まさかの論外逆指名もHAYATA横入り!
・ナショナル王座戴冠経験有するも過酷なHAYATA
・石川有利の見立てを如何にして跳ね返せるか?
・GHC女子王座戦&タッグマッチ決定したNOAH女子マッチ導火線
・咲夜討伐へ高瀬パートナーは梅咲or岩田?
・弓月挑戦は『林下詩美vs.彩羽匠』へ否めぬ中継ぎ感
・技失敗拡散⇒主力へ昇り詰めた弓月成長譚
・『林下詩美vs.彩羽匠』に向けた呼び水となるか?
・『MONDAY MAGIC』初登場KENTAストリートマッチ烏龍茶毒霧発動
・KENTA&拳王出場宣言も対戦相手は予測つかず
・世界平和願うメッセージ込められた多国籍8人タッグマッチ
・揺れ動く世界情勢へ向けられた平和の思い


■ プロレスリング・ノア『MONDAY MAGIC PRIME TIME season EpFinal』
日時:2025年06月23日(月) 19:00開始
会場:東京・新宿FACE

 プロレスリング・ノアの別ブランド興行である『MONDAY MAGIC』。2025・5・26に開幕したPRIME TIME seasonも、6・23新宿FACE大会で最終回を迎えた。約1ヶ月間・全4大会のスケジュールで開催された『MONDAY MAGIC』閉幕から僅か1週間後の2025・6・30には、ノア初進出となる品川ステラボールで『WRESTLE MAGIC 2025』が行われる。旗揚げ25周年イヤーである2025年のノアが贈る上半期最後のビッグマッチだが、年度末の月曜夜開催という日程や、発表済みの一部対戦カードを眺める限り、『イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.vs.清宮海斗』のGHCヘビー級王座戦などが組まれた前年の『WRESTLE MAGIC』よりも見劣りしてしまう。
 しかし、今のノアを牽引するOZAWAを始めとしたヒールユニット『TEAM 2000X』を敢えて『MONDAY MAGIC』に登場させないことにより、ノアの主流ストーリーラインと明確な差別化を推進してきたことから、仮に事前告知すれば動員も確保できる『TEAM 2000X』に頼らない展開は『WRESTLE MAGIC』でも継続されるのではないだろうか?

▼別ブランド興行でも勢いホンモノ! ノア『MONDAY MAGIC』新期初回

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▼NOAH『MONDAY MAGIC』新期2回目も勢い止まらぬ魔術炸裂!

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▼王座戦線動きゼロもインディー大活躍回! NOAH『MONDAY MAGIC』

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ハードコア王者・石川修司まさかの論外逆指名もHAYATA横入り!

 『MONDAY MAGIC』を軸に防衛戦が展開されるGHCハードコア王座は『WRESTLE MAGIC 2025』に向けて新たな動きが生まれた。
 大会中盤、『MONDAY MAGIC』プロデューサー・NOSAWA論外による挨拶の最中に、GHCハードコア王者である石川修司が来場。この日、自身の試合が組まれなかったことに業を煮やすと、自ら対戦相手の逆指名を宣言。早速、目の前にいた論外を指名したのだ。論外は既に引退している身であり、石川の逆指名に観客もどよめく中、現れたのはHAYATAだった。「次は、俺や」という挑戦表明により、6・30『WRESTLE MAGIC』での『石川修司vs.HAYATA』が正式決定した。

 HAYATAは、ノアでヘビー級にカテゴライズされているジャック・モリスから2024年に無差別級のGHCナショナル王座を戴冠した経験を持つ。その後、初防衛戦で佐々木憂流迦に敗れたことで短期政権に終わるも、2019年秋の創設以降ヘビー級の選手達が巻いてきた同王座で史上初のJr.ヘビー級レスラーとして名を刻んだ。しかし、今回の対戦相手はモリスよりも大きい石川修司で、尚且つ石川に有利なハードコアルールという状況から、HAYATAにとってナショナル王座戦以上に過酷な一戦を迎えることが予想される。圧倒的な石川有利という見立てを如何にして跳ね返せるか? それをHAYATAが成し得た時、この試合は激闘に名を刻むことになるのかもしれない。

GHC女子王座戦&タッグマッチ決定したNOAH女子マッチ導火線

<第4試合 6人タッグマッチ>
彩羽匠 ●愚零闘咲夜 彩芽蒼空
 8分59秒 反則
青野未来 ○高瀬みゆき メガトン
※毒霧攻撃により

 マリーゴールドからメガトン、Marvelousから彩芽蒼空が『MONDAY MAGIC』初参戦となった女子6人タッグマッチだが、試合は愚零闘咲夜が高瀬みゆきに毒霧攻撃を見舞った事で反則負けを喫する消化不良な結末に・・・。
 この結果に納得がいかない様子の高瀬は、咲夜に対して怒りを露にすると、自身の正タッグパートナーを引き連れて咲夜討伐を宣言した。高瀬はセンダイガールズプロレスリングで岩田美香とタッグチーム『赫覚醒(レッドエナジー)』を組むものの、2024・1・2ノア有明アリーナ大会では梅咲遥とのタッグチーム『ルミナス』での参戦経験もある事から、6・30『WRESTLE MAGIC』では岩田か梅咲のどちらかが参戦すると思われる。ここでパートナーの予想がつかないのは、高瀬が名タッグチームを成してきた素晴らしい選手である事の証左ではないだろうか?

 一方、GHC女子王者である彩羽匠も試合後にマイクを握ると、その最中にマリーゴールドの前スーパーフライ王者・ビクトリア弓月が現れた。「私、意外と強いんで」と同王座への挑戦を表明した弓月に対し、彩羽は「私、実際に強いんで」と返して場内を大いに沸かせた両者の一戦は、6・30『WRESTLE MAGIC』で行われることになった。

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