[週刊ファイト6月12日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼NOAH『MONDAY MAGIC』新期2回目も勢い止まらぬ魔術炸裂！
photo & text by 鈴木太郎
・『WRESTLE MAGIC 2025』メイン参加団体発表！
・映像でめくられなかった1枚のカードとは？
・『石川修司-征矢学』驚天動地激闘！ GHCハードコア石川V2
・彩羽匠GHC女子王座戴冠！ 天麗皇希陥落も収穫アリのワケ
・凶器フル活用の石川vs身一つの征矢
・早くも対抗馬無し？ 強すぎる石川
・圧倒的な強さは防衛ロードを悩ませる要素
・彩羽匠GHC女子王座戴冠！ 天麗皇希陥落も収穫アリのワケ
・天麗欠場で約5ヶ月振り王座戦も、誤算だった”対抗戦勃発”
・大将登場で不利強いられた若き王者
・それでもノア女子戦線のハイクオリティ
・新王者誕生で林下詩美との一騎打ち加速か
・天麗王座陥落も、必要だった”御膳立ての排除”
・野村直矢マンマジ初参戦も試合主役は清宮海斗-佐藤光留
・憂流迦に弄ばれてしまった野村の現在地
・身体は厚み戻るも不足している試合数課題
・初対戦と思えぬ清宮-佐藤光留マッチアップ
■プロレスリング・ノア『MONDAY MAGIC PRIME TIME season Ep2』
日時：2025年06月02日（月） 19:00開始
会場：東京・新宿FACE
5・26の初回大会がWRESTLE UNIVERSEで配信された『MONDAY MAGIC』シリーズ史上最多視聴回数を記録し、北側座席も開放したことで最多動員も更新した、プロレスリング・ノアの『MONDAY MAGIC』PRIME TIME season。第2回目の今回は、『MONDAY MAGIC』発のGHC女子王座戦＆GHCハードコア王座戦の2大GHC王座戦が実現。会場内は初回大会を超える盛り上がりを見せた。
そんな今大会では、2025・6・30『WRESTLE MAGIC 2025』に関する新たな情報も解禁された。『MONDAY MAGIC』プロデューサーのNOSAWA論外が会場スクリーンを指差すと、告知映像に登場したのはマイバッハ谷口であった。
当日の参戦を示唆するコメントに思わずしゃがみこむ論外。観客からは「（流す）ビデオ間違っているよ！」とのツッコミが飛んだものの、本題に言及が成されたのはここからだった。6・30メインイベントの参加団体として、プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、DRAGON GATE、新日本プロレスの4団体が発表されたのである。
今のノアと交流関係にあるDRAGON GATEや新日本プロレスは既定路線としても、DDTプロレスリングの名前は少々意外に映った。ノアと同じサイバーファイトグループの一員であり、2025年からは遠藤哲哉がDDTからレギュラー参戦している関係性ではあるものの、ノアの別ブランド興行である『LIMIT BREAK』を除くと接点が深い訳ではない。恐らく、『MONDAY MAGIC』で両団体が絡むのは初ではないだろうか？
映像では、5枚あるカードが1枚ずつ捲られていく形で団体が発表されたものの、1枚だけ捲られなかったカードがあるのは、当日のメインに向けた示唆であるとの指摘も周囲からは飛び出している。『WRESTLE MAGIC』開催まで、『MONDAY MAGIC』は残すところ6・16と6・23の2大会のみとなった。
『石川修司-征矢学』驚天動地激闘！ GHCハードコア石川V2
『石川修司-征矢学』驚天動地激闘！ GHCハードコア石川V2＜メインイベント GHCハードコア選手権試合＞
○[王者]石川修司
20分06秒 ジャイアントスラム⇒片エビ固め
●[挑戦者]征矢学
※第3代王者が2度目の防衛に成功。
前回の『MONDAY MAGIC』で王者・石川修司が直接指名したことから、征矢学の挑戦が実現したGHCハードコア王座戦。
椅子や机などの凶器をフル活用していく石川に対して、征矢は殆ど身一つで勝負をかける対照的な構図となったが、それでも征矢に不利感はゼロ。場外でも展開される重厚感溢れる攻撃の数々に、会場からは悲鳴混じりの歓声が木霊する。中でも、花道脇のスペースにテーブルを設置した状態で、石川が征矢にファイヤーサンダーを敢行した場面は実に秀逸であった。
征矢も猛攻から勝利に肉薄したものの、最後は石川のジャイアントスラムの前に力尽きた。
これでハードコア王座V2達成となった石川だが、現時点で彼の対抗馬は思い付かない。恐らく、『WRESTLE MAGIC』までにもう1回防衛戦が組まれると思うが、肝心の相手が果たして見つかるのか？ 圧倒的な強さは、時として防衛ロードを悩ませる要素になり得る。その事を石川修司は思い知らせてくれたのだった。
