“ジ・アイコン”スティング衝撃の登場!王座戦へ!WWEロウ大会!

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 2015年8月24日に放送された『RAW』は、プロレス界夏の祭典『サマースラム2015』直後の放送という事もあり、大波乱の連続だった。まずは、当然『サマースラム2015』で疑惑の敗北を喫したブロック・レスナーが、代理人のポール・ヘイマンをひきつれて登場。ジ・アンダーテイカーのタップを見逃したレフェリーやタイムキーパーは敢えて責めないが、テイカーと再戦させろ、それも今夜だ!と迫った。そこに生贄であるボー・ダラスが登場し、テイカーはもう帰ったと、火に油をそそぐ事を言ってしまった為、レスナーのスープレックスシティが炸裂。ダラスは5回のスープレックスを食らい、最後にF5で叩きのめされてしまった。

 また『サマースラム2015』でジョン・シナを襲った、特別GMであるコメディアン、ジョン・スチュワートが釈明。シナがまた王者になるとリック・フレアーの持つ16回の世界王者記録に並ぶのが嫌だからと説明した。当のフレアーはシナを応援していたと語ったものの、辛口のニューヨークのファンはスチュアートに大歓声、フレアーにブーイングしていた。そこにシナ登場し、アティテュード・アジャストメントでスチュアートにお仕置きするも、会場からは激しいブーイングだった。

 そして、最大のサプライズは、番組のラストで起こった。US王座も奪って2冠王となったセス・ロリンズが、これでアルティメット・ウォリアーやアンドレ・ザ・ジャイアントに並んだと、トリプルHがロリンズの銅像を作り、それのお披露目を行った時だった。まず、本日70歳の誕生日を迎えたビンス・マクマホンを祝った後、いよいよ銅像を公開すると、ロリンズが延々と自慢話を繰り返す。そして遂に銅像の幕が上がった時、そこには銅像ではなく、プロレス界の象徴であるスティングだったのだ。会場からは怒涛の歓声が巻き起こり、トリプルH&ステファニー・マクマホンはすぐにリング下に逃げる。残されたロリンズは破れかぶれでスティングに襲いかかるが、スティングはロリンズを滅多打ち。スティンガー・スプラッシュから、クローズラインでロリンズはリング下に叩き落されてしまった。逃げるロリンズらに、リング上に置き忘れたWWE世界ヘビー級王座のベルトを掲げるスティング。長年に渡ってWWEを拒否し続けた最後にして最大のレジェンド、スティングがまさかの王座獲りへ動き出したようだ。番組終了後、トリプルHが次回PPV大会「ナイト・オブ・チャンピオン」でスティングの王座挑戦を正式に発表。スティングは56歳で世界最高峰の王座へ挑戦する事になった。

 また、ニューヨークという事もあり、あのダットリー・ボーイズ(チーム3D)も復帰。やはりベテランこそがプロレス界を支えているのだろう。

■ WWE RAW 
日時:2015年8月24日(放送日)
場所:アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク・ブルックリン

<8人タッグマッチ>
ライバック、ランディ・オートン、ドルフ・ジグラー、セザーロ
 ピンフォール
●ケビン・オーエンズ、シェイマス、ビッグ・ショー、ルセフ

<シングルマッチ>
○ネヴィル
 試合放棄
●スターダスト

<タッグマッチ>
○チームベラ
 ピンフォール
●チームPCB

<タッグマッチ>
○ローマン・レインズ、ディーン・アンブローズ
 反則
●ブレイ・ワイアット、ルーク・ハーパー

<タッグマッチ>
○ニュー・デイ
 ピンフォール
●ルチャ・ドラゴンズ

電子書籍版はマット界舞台裏9月3日号新日勢ブルックリン戦争G1真相永源遥SEAdLINNNG旗揚げUFC日本に掲載されました。

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