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※この記事はBrass Ring Media
(YouTubeチャンネル)の、現地2月3日放送WWEロウ大会のレポートを参考にしました。
ジェイ・ウーソの圧倒的な歓声
WWEは、ロイヤルランブル優勝とレッスルマニアでのタイトル挑戦という大きなチャンスをジェイ・ウーソに与えたが、その決断は正しかったことが証明された。この初登場の反応は、WWEが夢にも思わなかったほど完璧なものだっただろう。もしジェイにその価値があるかどうか疑問視する声があったとしても、この圧倒的な歓声がすべてをかき消した。観客は完全に彼の登場に魅了されていた。
ジェイ自身も、この歓声を存分に味わいながらも、決してしつこくなりすぎず、絶妙なバランスで演出した。カメラを見つめながら涙を浮かべるジェイの表情は、彼のキャリアの中でも屈指の名シーンだ。リアルかどうかは問題ではなく、この瞬間の重大さを完璧に伝えていた。
YEETジェイの輝きを引き出したグンサーの名演技
このセグメントの主役は間違いなくジェイ・ウーソだったが、グンサーの見事なパフォーマンスがそれをさらに際立たせた。彼は、ジェイのレッスルマニアでの対戦相手選びの流れを完全にひっくり返し、「俺はお前に選ばれるような格ではない」と言い放つことで、心理的な駆け引きを新たな次元へと引き上げた。観客の間で微妙な空気があったこの試合を、一気に「見たい試合」へと変えたのだ。グンサーの冷淡で見下すような態度は、ジェイにとって乗り越えるべき完璧な壁を作り上げた。
ペンタの好調な週
ペンタも今週、引き続きスターのような存在感を放っていた。試合後にカイザーから襲撃を受けたことで、スーパーヒーロー的な立ち位置ではなく、同情を集めるキャラクターへと巧みにシフト。この攻撃は、彼によりドラマチックな要素を加える上で効果的だった。
ジャッジメント・デイ崩壊寸前
ジャッジメント・デイは、いつ崩壊してもおかしくない状態になっている。フィン・ベイラーは、自分の不在中のユニットの状況に怒りを見せたが、リブ・モーガンに一蹴された。このユニットは過去2年間、RAWで重要な役割を果たしてきたが、そろそろ新しい展開が必要だ。リブも含め、メンバー全員がこのグループに縛られるより、個々に活動したほうが新鮮味が増すだろう。

シャーロット・フレアーのスマートな転換
シャーロット・フレアーは、『ロイヤルランブル』復帰後のプロモで観客の支持を得られると考えていたかもしれないが、現実は違った。彼女が復帰について語り始めると、すぐにブーイングが巻き起こった。これは彼女にとって良い兆候ではないが、以前から予想されていたことでもある。
しかし、このセグメントでシャーロットは賢い決断をした。観客のブーイングを無理に歓声へと変えようとはせず、それを受け入れ、ヒールへとシフトしたのだ。レッスルマニアでティファニー・ストラットンやリア・リプリーと対戦する上で、ヒールとしての立ち位置はむしろ理にかなっている。
ニュー・デイが久々の勝利
ついにニュー・デイが勝利を手にした。今回の試合は、単に彼らに勝ち星をつけるためのものではなく、来週のローガン・ポール vs レイ・ミステリオの試合を盛り上げるための布石でもあった。展開は予想通りかもしれないが、試合の流れとしては納得のいくものだった。
『エリミネーション・チェンバー』予選試合に向けたインタビュー
サミ・ゼイン vs. CMパンクのエリミネーション・チェンバー予選試合に向けたインタビューは、試合の重要性を強調する良い演出だった。特別なものではなかったが、こうした細かい積み重ねが年間を通じて番組のクオリティを向上させる。
リヴ・モーガン vs. イヨ・スカイ試合の問題点
試合の結末が非常に悪かった。リア・リプリーの介入により、彼女自身が馬鹿に見えてしまったのは致命的だ。結局、リヴはヒールらしい勝ち方をしたものの、それがリアのベビーフェイスとしての価値を下げる結果となってしまった。今後の展開として、リアがイヨにタイトル挑戦の機会を与える可能性があるが、この試合の仕上がりは非常に雑だった。
チャド・ゲイブルのルチャリブレ探求?
『ロイヤルランブル』をじっくり見た方ならおわかりのように、ドミニクの成功はコーチであったチャド・ゲイブルの功績なしには考えられない。また、そういった昔はケーフェイだった舞台裏を、今のWWEは実況でも一般視聴者に披露するようになった。その前提を受けてなのだが・・・。
もしビンス・マクマホンがWWEのクリエイティブを統括していたら、チャド・ゲイブルが「ルチャリブレの奥義を学ぶ」という展開は完全にギャグ扱いされていただろう。しかし、トリプルHが指揮を執る今、1か月間のVignetteビネット(プロモ映像)を通じてゲイブルの「修行」を見せることができれば、面白いクリエイティブな要素が加えられるかもしれない。決して良いストーリーになるとは限らないが、どう仕上げるのかは興味深いところだ。
セス・ロリンズのプロモと今後の示唆
セス・ロリンズのプロモは、彼がレッスルマニアでCMパンク、ローマン・レインズ、またはその両者と絡む可能性を示唆していた。もしそうでないなら、彼がこの2人について語る意味がないはずだ。さらに、ロリンズがサミ・ゼインを応援するスタンスを取っていたのも興味深い。ゼインがパンクに敗れた上に握手まで交わしたことを考えると、ロリンズが失望する展開もあり得る。彼がゼインの「コーチ」のような立ち位置にいることは意図的な演出であり、今後のストーリーに繋がる可能性が高い。

CMパンク vs. サミ・ゼイン:パンクのベストマッチ
この試合は、パンクがWWE復帰後に見せた最高の試合だった。2021年のレスリング復帰以来、トップ3に入る試合と言っても過言ではない。結果としてはパンクの勝利が既定路線だったが、それは『エリミネーション・チェンバー』のストーリーを考えれば当然のこと。ゼインにとっても、勝利ではなく別の道が用意されているように思える。
ケビン・オーエンズのゼイン襲撃の意外性
ケビン・オーエンズがサミ・ゼインを襲撃したのは予想外だった。オーエンズなら後付けでどんな展開も納得させられるが、『ロイヤルランブル』後の展開としてゼインとの抗争が組まれるとは思っていなかった。特にランディ・オートンの復帰が控えている中で、この展開がどのように発展していくのか興味深い。
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