キング・オブ・ザ・マウンテン制し次期挑戦者はPJブラック!TNAインパクト・レスリング

(C)TNA

 2015年8月12日に放送された『Impact Wrestling』は、創始者ジェフ・ジャレットが登場し、大波乱が連続した。本来は番組を取り仕切るGMとして新たにブリー・レイがディクシー・カーター社長から任命されていたのだが、2015年8月5日放送回でブリー・レイが何者かに襲われGMの仕事が出来なくなったので、TNA創始者であり2015年TNA殿堂者であるジェフ・ジャレットが番組冒頭に現れて、番組を仕切る形となった。ジャレットは、自分が興した団体GFWのレスラーも呼んで対抗戦を行なう事を発表した。しかし、そこに現れたのはエリック・ヤングだった。エリック・ヤングは、カート・アングルも破壊した自分に王座に挑戦させろと迫ったのだった。ジャレットは、それに対し、ならばメインでTNA世界ヘビー級王座挑戦権をを賭けたキング・オブ・ザ・マウンテン戦を行なう事を決定。エリック・ヤングほか、ボビー・ラシュリー、クリス・マスターズ、ロビーE、PJブラック(ジャスティン・ガブリエル)の5人で行なう事になった。

 このキング・オブ・ザ・マウンテン戦はチャンピオンベルトを持ってハシゴを上り、天井に吊るしたら勝利といういわばラダー・マッチの逆バージョン。また、3カウントまたはギブアップを奪われると、3分間リング外に用意された檻の中で待機していなければならないという特殊ルール。ジャレットはこの試合形式を得意としている。試合は、5人が入り乱れ、梯子、テーブルを使用する過激なものとなった。誰かがベルトを吊るそうとしても、梯子ごと倒され、大きなダメージを負うという中、最後は梯子でヤングとブラックがやり合う。そこにラシュリーがトップロープからヤングにスピアー!しかし、これで2人とも戦闘不能に陥ってしまい、漁夫の利もあり、ブラックがベルトを吊るして勝利!これで伏兵PJブラックがキング・オブ・ザ・マウンテン王者となり、TNA世界ヘビー級王座挑戦権を獲得した。

 更に事件は連続した。ブリー・レイに続き、ドリュ―・ギャロウェイも何者かに襲われ昏睡状態になる。そしてボビー・ルードは盟友オースチン・エリーズをTNA追放にしたロックスター・スパッドに宣戦布告。更に、キング・オブ・マウンテンを制したPJブラックの挑戦を現TNA世界ヘビー級王者のイーサン・カーターⅢが受ける事も決定し、今後のTNAマットから目が離せないだろう。

■ Impact Wrestling 
日時:2015年8月12日(放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNA世界ヘビー級王座挑戦者決定キング・オブ・ザ・マウンテン>
勝者 PJブラック
エリック・ヤング、ボビー・ラシュリー、クリス・マスターズ、ロビーE

<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○ティグレ・ウノ(王者)
 ピンフォール
●サンジェイ・ダット(挑戦者)

<タッグマッチ>
○ザ・ウルブス
 ピンフォール
●トレヴァー・リー、ブライアン・マイヤーズ

<シングルマッチ>※KOTM予選
○ボビー・ラシュリー
 ピンフォール
●ジェシー・ゴッダーズ

<シングルマッチ>
△オーサム・コング
 両者カウントアウト
△レディ・タパ

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