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11月28日(現地時間・放送日)に『TNA iMPACT!』が放送された。
今放送では、米国では一大行事である感謝祭という事で、豪華なカードが用意された。感謝祭とは収穫と前年の祝福に感謝と犠牲を捧げる日として始まった。カナダでは10月の第2月曜日に、米国では11月の第4木曜日に、その他の場所では1年のほぼ同じ時期に祝われる。感謝の祈りと特別な感謝祭は、収穫後やその他の時期にほとんどすべての宗教に共通している。感謝祭は宗教的および文化的伝統に歴史的なルーツがあるが、世俗的な休日としても長い間祝われてきた。
メインでは、戦うチャンピオンである現TNA世界王者ニック・ネメスが、元王者であるベテランのサミ・キャラハンと対戦。まさに新旧王者対決となり、激しい試合展開となった。キャラハンはベテランらしく、得意のハードコア展開だけではなく、インサイドワークでネメスを翻弄。ネメスの手の指にかみつくなど攻撃を見せ、ネメスを追い詰めるものの、最後はネメスが必殺のスーパーキックからデンジャーゾーンを決めてフォール勝ち。試合後にTNA世界王座のベルトを掲げて自分が現王者であるとアピールした。
人気者ジョー・ヘンドリーがECWレジェンドであるライノと組んで、ファーストクラス(AJ フランシス & KC ナヴァロ)と対戦。ヘンドリーの大ブレイクが気に食わないがフランシスだが、いつも通り、試合前にヘンドリーがファースクトラスをマイクアピールでいじって試合開始。ヘンドリーは大型のフランシスを投げ飛ばすなど見せ場を作り、最後はライノが必殺のゴアでフランシスをノックアウトすると、ヘンドリーがナヴァロに必殺のスタンディングオベーションを決めてフォール勝ち。ヘンドリーとライノが観客を魅了した。
現Xディビジョン王者であるムースは、PCOと怪物同士の棺桶マッチを行った。大男二人がぶつかり合う試合は、迫力満点。だが、ムースのセコンドについたザ・システムのブライアン・マイヤーズとエディ・エドワーズがすぐに乱入し、三対一となり、PCOは棺桶に押し込まれる。しかし、そこでで助っ人に飛び込んできたのはジョー・ヘンドリーだった。ヘンドリーはザ・システムを蹴散らし、ムースにも必殺のスタンディングオベーションを決めるが、エディの妻アリーシャが、背後からヘンドリーにローブロー。悶絶して戦線離脱するヘンドリーだが、ここで蘇生したPCOがアリーシャをとらえたのだった。ムースは救出しようとPCOにスピアーで突進するが、PCOが避けて、アリーシャに誤爆。アリーシャが失神した事で、ムースが動揺すると、PCOはムースをとらえてチョークスラムから、必殺のPCOソルト。そしてムースを棺桶に押し込めて、PCOが得意の棺桶マッチで勝利した。
■ TNA iMPACT!
日時:2024年11月28日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ衆国 TVテーピング
<シングルマッチ>
○ニック・ネメス
ピンフォール
●サミ・キャラハン
<棺桶マッチ>
○PCO
棺桶葬
●ムース
<タッグマッチ>
○ジョー・ヘンドリー、ライノ
ピンフォール
●ファーストクラス(AJ フランシス & KC ナヴァロ)
<シングルマッチ>
○ジェイク・サムシング
ピンフォール
●マイク・ベイリー
<3WAYマッチ>
○ムスタファ・アリ
ピンフォール
●トレント・セブン
レオン・スレーター
<シングルマッチ>
○ジョーダン・グレイス
ピンフォール
●ダニ・ルナ
<6人タッグマッチ>
○ジョー・ヘンドリー、PCO、サミ・キャラハン
ピンフォール
●ザ・システム (ムース & JDC & エディ・エドワーズ)
"The Wanted Man" went head to head with "The Death Machine for the TNA World Championship in San Antonio, TX! @NicTNemeth @TheSamiCallihan
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— TNA Wrestling (@ThisIsTNA) November 29, 2024