2022年11月20日に続き、2度目となる新日本とスターダムの合同興行が17日に開催された。
第5試合、オーカーンに鈴季すずが挑戦したKOPW争奪戦。史上初の女子選手の挑戦となった。試合形式は、ハードコアマッチ。鈴季が、スターダムに入団する前は佐々木貴、葛西純らそうそうたる男子のデスマッチファイターと対戦経験があり、この形式を選んだ。
入場の際、無数のフォークを突き刺したボードを持って入場し気合十分。余裕で試合を進めようとするオーカーンに、鈴季が椅子、複数のフォークを口の中に突っ込む、ステープラー攻撃など果敢に攻める。しかし、最後は自分が持ってきたフォークボード上に落とされ、トドメはトラッシュボックスの上に、エリミネーターを食らいフォール負けとなった。
セミは、IWGP女子戦。王者岩谷にデビュー10周年を迎えた渡辺桃が挑戦。
熱い闘いとなり、エプロンでの攻防では桃がBドライバー、岩谷はドラゴンスープレックスを炸裂させるなど、エグい攻撃も多く、20分を超える死闘となったが、最後は岩谷が2段式のドラゴンスープレックスでホールド。この闘いに終止符を打った。
そして試合後、岩谷は1・4東京ドーム大会の参戦をアピール。そこにAZMが登場し、挑戦者に名乗り出た。
メインは、今年の夏の王者に君臨したザックセイバーJr.(G1)と舞華(5STAR)がコンビを組み、この日復活戦となったデスペラードとスターライトキッドが兄妹タッグを組む。
役者が揃ったこの試合だからこそ、最高に楽しめる内容となった。終盤でのザックドライバーとみちのくドライバーⅡの同時競演は場内ボルテージマックスになり、トドメは舞華の旋回式みちのくドライバーⅡにキッドは沈んだ。
試合後は、ノーサイドで、舞華を中心にマイクで締めた。
■ Historic X-over2
日時:2024年11月17日 (日) 14:30開場 16:00開始
会場:大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆:3547人
<第0試合 15分1本勝負>
○HANAKO
さくらあや
9分57秒 JPコースター⇒片エビ固め
八神蘭奈
●玖麗さやか
<第1試合 20分1本勝負>
○中野たむ
安納サオリ
10分16秒、バイオレット・スクリュードライバー⇒片エビ固め
朱里
●稲葉ともか
<第2試合 20分1本勝負>
星来芽依
○AZM
天咲光由
10分41秒、ダイビング・フットスタンプ⇒片エビ固め
小波
琉悪夏
吏南●
<第3試合 20分1本勝負>
ジェフ・コブ
カラム・ニューマン
○フランシスコ・アキラ
8分5秒 ファイヤーボール⇒片エビ固め
矢野通
ボルチン・オレッグ
●タイガーマスク
<第4試合 ミックスド8人タッグマッチ 30分1本勝負>
○ゲイブ・キッド
ドリラ・モロニー
刀羅ナツコ
上谷沙弥
13分57秒 パイルドライバー⇒片エビ固め
棚橋弘至
●田口隆祐
羽南
飯田沙耶
<第5試合 KOPW 2024争奪戦~ハードコアルール 時間無制限1本勝負>
<保持者>
○グレート-O-カーン
21分13秒 トラッシュボックス&ラダーの上へのエリミネーター⇒体固め
●鈴季すず
<挑戦者>
<第6試合 ミックスドタッグマッチ 30分1本勝負>
タイチ
○なつぽい
22分37秒 フェアリアルギフト⇒片エビ固め
クラーク・コナーズ
●テクラ
<第7試合 IWGP女子選手権試合 60分1本勝負>
<王者>
○岩谷麻優
24分13秒 二段式ドラゴン・スープレックス・ホールド
●渡辺桃
<挑戦者>
※第3代王者が8度目の防衛に成功
<第8試合 エル・デスペラード復帰『G1』覇者×『5★STAR』覇者タッグ~ミックスドタッグマッチ 30分1本勝負>
ザック・セイバーJr
○舞華
21分23秒、旋回式みちのくドライバーⅡ⇒片エビ固め
エル・デスペラード
●スターライト・キッド
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