[ファイトクラブ]新日スターダムHistoric X-over 2 成功or失敗? 大会考察全試合網羅

[週刊ファイト11月28日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼新日スターダムHistoric X-over 2 成功or失敗? 大会考察全試合網羅
 photo & text by 西尾智幸
・第1試合がメイン級のカードで会場あたたまる
・3試合連続女子からの男子に一瞬頭バグる
・これぞ田口劇場‼おいしいとこ取り
・鈴季すずオーカーン相手に狂乱娘発揮!
・ステープラーを自分の頬にパッチン!
・なつぽい、モロニー&テクラから雪辱を果たす
・岩谷麻優V8 渡辺桃凶器捨てる
・1・4東京ドームではAZMが挑戦表明
・G1覇者&5★STAR覇者の夢タッグ
・今大会は成功したのか?前回と徹底比較


新日スターダムHistoric X-over 2 成功or失敗? 大会考察全試合網羅


 2022年11月20日有明アリーナに続き、2度目となる新日本とスターダムの合同興行が大阪にて開催された。満員にはならなかったが、見応えのある試合も多かった。
 今回は、第0試合から、流れのままに試合結果をお伝えしたい。

<第0試合 15分1本勝負>
○HANAKO
さくらあや
 9分57秒 JPコースター⇒片エビ固め
八神蘭奈
●玖麗さやか

 開始30分前に、スターダムの若手によるタッグマッチ。改めて、みんな成長したなという親のような目で観ていたが(笑)。八神の動きがいいように思えた。HANAKOはまだ技のタイミングが力任せになっており、もたついたりもしたが、ここをしっかりできればこの巨体は無二の宝だ!


 試合前に、放送席のメンバー紹介と見どころをそれぞれが語った。なんか、永田裕志と大江慎が似ていると思ったのは記者だけ?(笑)
<第1試合 20分1本勝負>
○中野たむ
安納サオリ
 10分16秒 バイオレット・スクリュードライバー⇒片エビ固め
朱里 
●稲葉ともか

 まず、第1試合にこの普段メイン級のメンバーを持ってきた事に納得であった。稲葉は格落ちになるが、あとの3人がいれば成立するし、稲葉は最後に必要な役柄だからそれは別にいい(笑)。
 そして、きっちり会場をあたためてくれた。

<第2試合 20分1本勝負>
星来芽依
○AZM
天咲光由
 10分41秒 ダイビング・フットスタンプ⇒片エビ固め
小波
琉悪夏 
吏南●

 NEO GENESISとH.A.T.Eのユニット戦6人タッグ!
 小気味よい動きで、飽きさせる間もない10分だった。NEO GENESISは、さすが同世代! ユニットとして纏まってきたなと思った。
 トドメのAZMの技は、フットスタンプというより寝ている相手へのドロップキックという感じであった。

<第3試合 20分1本勝負>
ジェフ・コブ
カラム・ニューマン
○フランシスコ・アキラ
 8分5秒 ファイヤーボール⇒片エビ固め
矢野通
ボルチン・オレッグ
●タイガーマスク

 ここで、一瞬あれ?っと思ってしまった。スターダム提供試合が3試合続いたので、そこに急に男子が入ってきた事で、思考回路がバグった(笑)。いつもは、別々で観ている訳であって、急に世界観が変わると、ちょっと違和感があった。
 あと、男子が出てくると、急にリングがひと回り小さくなったように見えた。最近のボルチンの怪物ぶりが凄い! コブを軽々とボディースラムで投げるなど大暴れ。
 カードが発表された時、何でここにタイガーが入っているんだろうと一瞬思ったが、まあ最後は分かりやすい結末であった。
 ちなみに、矢野は何をやっていたのか、記憶にも写真にも残っていない(笑)。

<第4試合 ミックスド8人タッグマッチ 30分1本勝負>
○ゲイブ・キッド
ドリラ・モロニー
刀羅ナツコ
上谷沙弥
 13分57秒 パイルドライバー⇒片エビ固め
棚橋弘至
●田口隆祐
羽南
飯田沙耶

 この試合は『田口劇場』で、いいでしょう! おいしいとこ、全部持って行った(笑)。
(写真の左半分は田口の流れ)
 ミックスドマッチは「男子選手は女子選手に攻撃できない」というルール。
 試合前から、変な状態で上谷に向かい合う田口。一瞬、抱きつこうとして逃げられる。そもそも、この2人は試合前からX(旧Twitter)でやりとりは始まっており、試合後も上谷からセクハラだと訴えられている。
 キレた上谷に、思いっきり客席に放り投げられる田口!
 モロニーに場外でボコられ、会場の一番後ろで凹む田口!
 そして最大の見せ場! 上谷が背後から股間攻撃を食らわすが、痛がっているのか、喜んでいるのか不明だが、その手を掴んで離さない。逆に攻めた筈の上谷が困り顔。
 最後はゲイブのパイルドライバーで葬られる田口!
 上谷の場外ダイブも刀羅の毒霧もみんな打ち消された。
 そして、バックステージのコメントも、キン○マを連呼し棚橋に止められる(笑)。

 最後に、1人残された田口がひと言「羽南さんのゴミを見るような目、忘れません…」

<第5試合 KOPW 2024争奪戦~ハードコアルール 時間無制限1本勝負>
<保持者>
○グレート-O-カーン
 21分13秒 トラッシュボックス&ラダーの上へのエリミネーター⇒体固め
●鈴季すず
<挑戦者>

 オーカーンに鈴季すずが挑戦したKOPW争奪戦。史上初の女子選手の挑戦となった。試合形式は、ハードコアマッチ。鈴季がプロミネンス時代、デスマッチ十番勝負と題して、佐々木貴、竹田誠志、葛西純らそうそうたる男子のデスマッチファイターと対戦。その経験からこの形式を自ら選んだ。
 入場の際、無数のフォークを突き刺したボードを持って入場し気合十分。余裕で試合を進めようとするオーカーンに、鈴季は椅子、複数のフォークを口の中に突っ込み、そのままランニング・キックとエグイ攻撃も食らわした。
 更に、ステープラーを持ち出し、まずは気合を見せる為、自分の頬に紙を留める。それが外れると頬から流血。そしてオーカーンにも3か所パッチン! 更に、オーカーンのコーカーン…じゃなく(笑)、股間にもステープラーを連発で打ち込み、これには流石のオーカーンも悶絶!

 しかし、最後は鈴季が持ってきたフォークボード上に落とされ、トドメはトラッシュボックスの上に、エリミネーターを食らいフォール負けとなったが、あっぱれ狂乱娘!

<第6試合 ミックスドタッグマッチ 30分1本勝負>
タイチ
○なつぽい
 22分37秒 フェアリアルギフト⇒片エビ固め
クラーク・コナーズ
●テクラ
STARDOMの10・2後楽園大会で、COSMIC ANGELS vs H.A.T.E.のイリミネーションマッチにコナーズが乱入。なんと、なつぽいにスピアーを食らわせるという極悪ぶりを発揮。そして、なつぽいがタイチに協力を求め、今回の遺恨決着戦へ!

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