ダイアンさんも驚愕!「ゴイゴイスー」な試合ストップに、K-1番長・バンナをK-Jeeが1R KOで圧勝

(C)K-1

 本大会では、無差別級アジア最終予選トーナメントが注目試合として大いに盛り上がった。⽇本からはK-Jee、⼭⼝翔⼤、⾕川聖哉の3選手とシナ・カリミアンが出場し、それぞれが海外選手と対戦した。

 特に観客を沸かせたのは、K-1レジェンドのジェロム・レ・バンナとK-Jeeの対戦である。旧K-1時代にピーター・アーツやアンディ・フグらと激闘を繰り広げてきたバンナに対し、K-Jeeは強烈なワンツー連打から右ハイキックを決め、1R 1分22秒で見事にKO勝利を収めた。

 全18カード中12試合がKOで決着する中、無差別級アジア予選の第16試合と第17試合には、「K-1 WORLD GP」大阪大会のアンバサダーである「ダイアン」さんがスペシャルリングアナウンサーとして初登場。「ゴイゴイスー」な試合展開に、「ダイアン」のお二人も大いに盛り上がり、会場全体が熱気に包まれた。


▼試合終了後 「ダイアン」さんインタビュー(ユースケさん、津田さん)

Q.リングアナに初挑戦した感想

・津田さん「うまかったでしょ?」

・ユースケさん「選手の身長をアナウンスするときに、”センチ”でいいのに”センチメートル”まで言うてしまいましたけど(笑)、ちゃんとできました。

リングは思ったよりも小さかったですね。血が落ちてましたし、(お笑いの)劇場とおなじ感じがしました。」と話し、

津田さんが「どこがやねん。血を流す舞台なんてないやろ」とツッコミ。

Q.第16試合がアクシデントにより、カリミアンが試合続行不可能となったため後日協議の上、裁定を発表することになりました。

よって、第17試合のエロール・ジマーマン vs 山口 翔大(KO3R 1分16秒にてジマーマン勝利)も観戦し、

勝利者賞のプレゼンテーターも行っていただきましたが、2試合をリングの間近で観た感想は?

・津田さん「キックの音が”ボーン”と響いて。こちらまで痛かったです。」

・ユースケさん「画面で観てもすごいですけど、今日は間近で見たので臨場感がより伝わりましたね。

あとシナ・カリミアンさん達の試合結果はまさかで残念でしたね。最後まで見たかったから今後の結果に注目ですね。」

Q. あの後、プロのリングアナを見てどうでした?

ユースケさん「プロのリングアナと僕ら遜色なかったですよね?”選手の入場です”とかの

イントネーションが違うなとは思いましたけど。独特な言い回しありますよね。」

Q. 本日のワンマッチで勝ち進んだ無差別級のジマーマン含む4選手が12月14日(土)代々木第一体育館で開催の

8名によるK-1無差別級決勝トーナメントへ進出することになりました。12月大会への期待はいかがでしょうか。

・ユースケさん「ジマーマン選手にぜひ勝ち上がってほしいです。勝ち上がってほしいけど、

ステージ裏で対戦相手の山口翔大選手がしゃがみ込んでめっちゃ泣いてて。こういう裏側のリアルを経験できたのも良かったです。」

・津田さん「(山口選手にとっては)惜しい試合でしたよね。いい試合だったから、次も期待して見たいです。」

・ユースケさん「ほんまにいい試合ばっかりだったので、今度はプライベートで見に行きます。」

Q. 次回大会の試合、どんな”ゴイゴイスー”な試合がみたいですか?

津田さん「1ラウンド2秒でKOするような、、、”ゴイゴイスー”、”いやスーススー”、”スーを差し上げます”、

そしてさらにその上の・・・”ガッガグゥゥ〜ガッ!!” な試合ですかね。」と持ちネタのコンビネーションを決め

「いやどんな試合やねん(笑)」とユースケさんがツッコミを決めてくださいました。


【今後の放送予定】

◇GAORA – CSスポーツチャンネル https://www.gaora.co.jp/fight/3885540
番組名 「K-1 WORLD GP 10.5エディオンアリーナ大阪」
放送スケジュール:

10月16日(水) 18:00 ~ 27:00

10月22日(火) 18:00 ~ 27:00

11月27日(水) 16:30 ~ 25:30

◇ABEMA

見逃し配信|ABEMAプレミアムで配信終了後から11月4日(月) 23:59まで視聴できます

https://abema.tv/live-event/371150c8-54fc-4f30-ab6e-2844e2ca2f26?utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_campaign=cast_tw_k1wgp_1005_ap_premium_slot_

実況席メンバー
魔裟斗(K-1 WORLD MAX2003・2008世界王者)
佐藤嘉洋(K-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者)
ゆうちゃみ(K-1公式応援ギャル)
井口綾子(K-1公式サポーター)
平子祐希(アルコ&ピース)

<大会サマリー>

 バンナは「K-1番長」「ハイパー・バトルサイボーグ」と呼ばれ、旧K-1時代にはピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、アンディ・フグらとライバル争いをしてきたK-1レジェンド。1995年にK-1初参戦で、いきなりWGP準優勝。00年には極真空手世界王者のフランシスコ・フィリォを左ストレート一撃でマットへ沈め、「千年に一度のKO」と評価された。

 02年にはK-1 WGPで準優勝し、「無冠の帝王」と呼ばれることもあった。旧K-1消滅後はMMAとの二刀流で試合を行うこともあり、直近では24年6月にキックルールで金枝勇気を右フック2RKOで下し、健在ぶりを証明した。

 K-Jeeは、20年11月に王者カリミアンの持つタイトルに挑みKO勝利で第2代王座に。21年3月は初防衛戦でカリミアンのバックブローで逆転KO負け。22年4月のK-1無差別級トーナメントでは一回戦でマハムード・サッタリにKO負け。8月は無差別級トーナメント準優勝・谷川聖哉とのクルーザー級日本人頂上対決に臨むも判定で敗れ、2連敗。23年7月はステファン・ラテスク、9月は元極真世界王者・上田幹雄にKO負け。2024年3月はイタリアでマティア・ファラオニに判定負けし、浮上したいところだ。

 1R、サウスポー構えのバンナは素早いワンツー。K-Jeeは左ローキックをダブル。バンナは、インローを返す。K-Jeeは左ローキック。さらに左フック、三日月蹴りをヒット。

 そしてワンツー連打からの右ハイキックでダウンを奪い、KO勝ち。K-JeeがKOで勝利し、新世代の強さを見せつけた。K-Jeeは「一回、チャンピオンになってからパフォーマンス出せなくて3年ぶりに勝ちました。K-Jee完全復活です!12月に夢を与えたいと思います。応援をお願いします」と挨拶した。


 ジマーマンは、対戦相手の腕の骨や頭蓋骨を骨折させたことから、“ボーンクラッシャー”のニックネームがつくも、日本では本名を短くして“エロジマン”の愛称で親しまれてきた。旧K-1の2008年では極真王者のエヴェルトン・テイシェイラから勝利。12年にはGLORY王者のリコ・ヴァーホーベンをKO。14年ぶりにK-1へ参戦した2024年6月の「K-1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024」ではギリシャのマイク・カラマスケタスを1RKOで破り、その強さを証明した。

 山口は、空手で数々のタイトルを獲得し、22年9月にKrushへ参戦して木村太地から判定勝ち。12月にK-1のリングで佐野勇海をKOすると、23年4月にKrushでANIMAL☆KOJIから判定勝利を収めた。12月には星龍之介をKOで下し、24年7月のホーストカップで入田和樹から判定勝ちを収めて負けなしの7連勝となっている。

 1R、ジマーマンは左右のフックで襲い掛かる。山口はガードを固めてローキック。ジマーマンはハイキック、さらにフックからミドルキック。ジマーマンはパンチ、ローキックが入る。山口がローキックを連発。嫌がるジマーマン。インロー、アウトローで打ち分ける山口。ジマーマンもローキックを返し、意地を見せる。

 2R、ジマーマンは左ミドルキック。山口はガードを固めながらローキックを連発。ジマーマンは飛びヒザ蹴りで襲い掛かる。山口は左ミドルキック、左アッパー、右のパンチで追い込んだ。ジマーマンはパンチからボディを打ち、さらにローキック。山口は左右のパンチを次々に入れる。胴廻し回転蹴りの山口。ジマーマンの飛びヒザ蹴り、山口の後ろ廻し蹴りが交錯した。

 3R、ジマーマンは右カーフキック。飛びヒザ蹴りで山口はダウン。立ち上がった山口は、パンチ連打、右カーフキック。だがジマーマンの右が入り、山口がダウン。そのままKOとなり、ジマーマンが決勝トーナメント進出を決めた。


[主催者預かり]

※アクシデントによりシナ選手が試合続行不能のため、協議の上、裁定を発表します。

 イストラテはルーマニア出身・イタリア国籍のファイターで、23年9月10日、K-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でマハムード・サッタリと対戦し、KO勝利。準決勝はシナ・カリミアンとの暴走ファイトを制し、決勝はリュウ・ツァーにKO負けも準優勝。24年6月の東欧予選は一回戦でニダル・ブチリと対戦も、判定を不服として試合放棄。9月は格闘技イベントの「巌流島」で三上ヘンリー大智と対戦して判定負けを喫している。

 シナ・カリミアンは、初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者で2023年9月、K-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でケリム・ジェマイをKOするも、準決勝でクラウディオ・イストラテに判定負け。24年3月にリュウ・ツァーにKO負けを喫し、今回が再起戦となる。前回の2人の対戦は、23年9月10日のK-1 30周年記念無差別級トーナメント準決勝で、互いに反則の応酬となり、イストラテが判定で勝利したものの遺恨が残る決着となった。

 1R、カリミアンは右カーフキックを連発。イストラテは左フックで襲い掛かる。カリミアンは右のカーフキックで削っていく。イストラテは左フックでダウンを奪う。立ち上がるカリミアン。イストラテのパンチがカリミアンの後頭部に直撃し倒れ込むカリミアン。会場から「あー」という声。また反則だ。立てないカリミアン。ドクターがカリミアンに近寄ると、意識が遠のいている印象。ここでゴングが鳴り、担架が運び込まれた。

 審判長は、「カリミアンが試合できないと判断。イストラテの行為が、どのような攻撃だったのか判断できないため、後日、結果を発表する」と発表した。


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