袴田巌さん無罪確定!悪のディズニーこと捜査機関「証拠ねつ造」糾弾

 歴心的判断が下された。58年前、静岡県で一家4人が惨殺された事件で死刑が確定した袴田巌さんのやり直しの裁判で、静岡地方裁判所は捜査機関によって証拠がねつ造されたと指摘。「袴田さんを犯人とは認められない」として無罪を言い渡した。

 9月19日、日本弁護士連合会と再審法改正をめざす市民の会が日比谷公園大音楽堂にて、『今こそ変えよう!再審法~カウントダウン袴田判決』と題した2部構成によるイベントを開催していた。そこで古館伊知郎が再審制度や検察をメッタ斬り。「検察はストーリーを紡ぐのがうまいじゃないですか。ある意味、悪のウォルトディズニーだなと」など、名言を吐いて支援を訴えていた。

 争点だった「5点の衣類」、ズボンの切れ端の布も“ねつ造”と判断。自白の任意性を認めた調書も「ねつ造したものと認められる」と断罪された。元ボクサーとの偏見からの冤罪、ついに審判が下った。