[週刊ファイト10月3日]期間　[ファイトクラブ]公開中

▼海外情報局.787ボクシング ラウェイ キックGlory PFL WWE TNA CMLL
　他媒体にないタブーなき聖域：知覚の扉を開け！2024年9月20日～26日
・ダニエル・デュボア5RKOアンソニー・ジョシュア撃破IBF世界ヘビー防衛
・MLWC-9トゥン・トゥン・ミンが無敗選手にKO勝でベルト獲得
・レヴィ・リグターズがTKO勝ちで王座挑戦権獲得！クロアチアGlory
・PFLサウジアラビア王国リヤド アブダルラフマン・アルヒヤサト勝利
・RAWジェイ・ウーソIC初戴冠 カイリ・セイン復活#DamageCTRL快進撃
・TNA iMPACT! トリオ戦勝利マット&ジェフ・ハーディー+女子マーシャ
・エウフォリアがエチセロの覆面剥ぎで反則負けCMLL金曜アレナメヒコ

ダニエル・デュボア5RKOアンソニー・ジョシュア撃破IBF世界ヘビー防衛
(C)DAZN
　2024年9月21日、イギリス・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたIBF世界ヘビー級タイトルマッチで、ダニエル・デュボアがアンソニー・ジョシュアを5回KOで破り、タイトル防衛に成功した。この試合は、96,000人の観衆を前に繰り広げられ、デュボアの圧倒的なパフォーマンスが見られた。

　デュボアは序盤から積極的な攻撃を仕掛け、第1ラウンドからジョシュアにプレッシャーをかけ続けた。特にデュボアのジャブと右ストレートはジョシュアに大きなダメージを与え、1回終了間際には強烈な右のオーバーハンドでジョシュアをダウンさせた。ジョシュアはゴングに救われたものの、デュボアは3回と4回にもダウンを奪い、ジョシュアを圧倒していった。

　第5ラウンドではジョシュアが一時的に立て直しを図り、距離を取りながら反撃の機会をうかがったが、デュボアの猛攻は止まらなかった。最終的にデュボアは連続する右ストレートでジョシュアをコーナーに追い込み、カウントアウトで勝利を収めた。

　デュボアの勝利により、次に焦点が当たるのは12月に予定されているオレクサンドル・ウシクとタイソン・フューリーの再戦だ。この試合は4団体統一戦を見据えたもので、デュボアもその頂点を狙っている。デュボアは今回の試合で自身の強さを証明し、今後のヘビー級シーンで重要な存在となることを示した。

　ジョシュアにとって、この敗北はプロキャリア4度目の挫折となった。2019年のアンディ・ルイス・ジュニア戦、そしてウシク戦での2連敗から復活を果たし、今回の試合で再び王座返り咲きを目指していたが、その夢は叶わなかった。しかし、試合後のインタビューでジョシュアは「戦い続ける」と語り、現役続行を示唆した。彼のプロモーター、エディー・ハーンも再戦を目指す意向を示しており、ジョシュアが再びリングに戻る日は近いと見られている。

　この試合は、ジョシュアにとって大きな挫折でありながらも、デュボアが新たなスターとしての地位を確立した瞬間でもあった。今後、ヘビー級の頂点を巡る戦いはますます激しさを増し、ファンにとっても目が離せない展開が続くだろう。

■　Joshua vs. Dubois: Riyadh Season: Wembley Edition
日時：2024年9月21日（現地時間）
会場：英国・ロンドン・ウェンブリー・スタジアム

＜プロボクシング：IBF世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦＞
○ダニエル・デュボア（英国／王者）
　5R　0分59秒
●アンソニー・ジョシュア（英国／挑戦者）