[ファイトクラブ]先行公開 [週刊ファイト9月19日号]収録
▼BloodlineジュリアAハマーストーンJグレイスTウィリアムスNXTNA
(c) 2024 WWE, Inc. All Rights Reserved. タダシ☆タナカ編
・プライベート・パーティ挑戦NフレイザーAxiomにファトゥBloodline乱入
・美しき狂気、放送英語はBeautiful Madnessジュリア初戦Cグリーン粉砕
・チャーリー・デンプシー英継承ヘリテージ杯 ジャーボン・エバンス注目
・実力派揃いのNo Quarter Catch Crewお尻のレン・シンクレアNWAから
・MLW⇒TNAアレックス・ハマーストーン見参! オバ・フェミ北米王座戦
・No Mercy因縁 リッジ・ホランドRedeemerデューク・ハドソン試合後担架
・客NXTNAボード!ジョーダン・グレイス再招聘ソル・ルカ ジュリアとは
・王座挑戦決定Last Man Standingトリック・ウィリアムス赤目ピート・ダン
■ WWE NXT
日時:9月10日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
ビックリしたなぁ! 予備知識から視聴するのはプライドが許さないため、なにも知らないまま見始めて、通常放送枠ながらHalloween Havocとか、お題目から特番仕様の体裁という訳でもない。ところが、WWEネットワークでも実況音声は同じなので、現地のテレビ局向けの放送で「最初の30分はCMナシです」とか言ってるから、「なんのこっちゃ?」だったのだが・・・蓋を開けて見て仰天の超強力カードをズラりと並べて、実質は明らかな特番の充実内容だったからだ。
なにしろ10月1日から、NXTは米国内放送局がUSAネットワークからC/Wに移行する。その初回はシカゴ遠征であり、地元の英雄CMパンク登場だの、ミズTVセグメントも挿入とか、その翌週はセントルイス遠征であり、これまた地元の「ランディ・オートンも出ます」は、驚きでも何でもないんだが、移行することの周知徹底を含めて、この週に凄い特番をブツけてくることは聞いてなかった。
また、アメプロの週末はAEWの『All Out』PPV大会だった次第だが、本誌が繰り返し解説するように、AEWはどちらかといえばNXTと内容で競争している経緯がある。その『All Out』が、凄惨な血祭り金網デスマッチで差別化を強調してきたのを受けて、「レスリングの中身は圧倒的にNXTなんだ」という対抗措置を、ズラリとA級カードを並べてマッチメイクしてきた恰好なのである。
さて、番組は恒例のスーパースターたちのパフォーマンス・センター会場入りからだったが、ここに早くもジュリアが大物扱いで顔役というのまでは驚かなかったものの、TNAのノックアウト王者ジョーダン・グレイスが、再び召集されている絵が最初のビックリ。
会場にカメラ替わってなんだが、先週の放送回で勝利したTNAのラスカルズでなく、現地金曜夜8時SmackDownのメイン、8人タッグでトマソ・チャンパ&ジョニー・ガルガノの#DIYと組んでBloodline組と闘ったばかりのストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス&モンデス・フォード)に変更というのは、次の「おや?」である。さらに、「CMナシ放送」との実況が、今週の番組は気合が入ってると。
プライベート・パーティ挑戦NフレイザーAxiomにファトゥBloodline乱入
そしてキビキビとしたNXTタッグ王座戦が展開されていくのだが・・・。
ファトゥ、タマ・トンガ、タンガ・ロアのBloodlineが乱入してきて試合をブチ壊してしまうのだ。SmackDownもまた、地上波FOXからUSAネットワークに移行するんだが・・・。
美しき狂気、放送英語はBeautiful Madnessジュリア初戦Cグリーン粉砕
そして現地TV放送ではCM中断のないまま、ジュリア様のNXT初試合となる進行である。なるほど、そういう意図なのかと予備知識ナシで見ている視聴者はここで納得する案配だ。
対戦相手は、先週の放送回で出てきていたチェルシー・グリーン。雑魚相手のスクワッシュ・マッチからではありません。一応は、名前のあるメインルースター所属になっている選手です。
▼パフォーマンス・センター 9・3チェルシー・グリーン蹴散らすジュリア様
一方的な試合内容ではなく、チェルシーの見せ場や技も受けての最後はノーザンライト・ボムで勝利。実況では「美しき狂気」そのままの英語でBeautiful Madnessとの紹介であり、試合展開も日本のまま。スタイル変えられることの方が多いことを思えば、これは異例の扱いである。
本誌が詳細拡大版で何度も繰り返してきたように、ショーン・マイケルズ総監督は再び、NXTこそが世界の女子プロレスNo.1プロモーションなんだと宣言する計画である。現地10月1日放送のC/W局への移行の目玉が、ロクサーヌ・ペレスとジュリアの女子王座戦なのだ。時は来た!