[ファイトクラブ]盟主WWE日本公演orさすがパリ五輪か?Synchronicity共時性考察

[ファイトクラブ]先行公開 [週刊ファイト8月8日号]収録

▼盟主WWE日本公演orさすがパリ五輪か?Synchronicity共時性考察
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・前口上 by タダシ☆タナカ
・イヨ・スカイら日本勢の凱旋!MITBティファニー・ストラットンSS戴冠へ
・マリー・アントワネット”斬首”も王者返り咲き果たしたリブ・モーガン根性
・Liv Morgan Revenge Tour敢行中30歳vs.紫雷イオ34歳の女子王座戦
・魔法の言葉METAL背負いオペラに繋ぐ”自由”ダミアン・プリースト継承
・スポーツマンシップ里村明衣子!引退表明とベイリーとの王座戦Bonus
・革命推進のパリ 平等:ミステリオ娘アリーヤ同伴 友愛:サミ・ゼイン人気
・地上最大Show 最後の晩餐エッフェル塔セリーヌ・ディオン♪愛の賛歌
part2
・ジャーナリズム学校もマスコミ実務もないネット世代への文章講座勧め
・今週の肝!裏切りスターダム⇒普通ファン【脱 プロレス】宣告の深刻度
・小波、上谷沙弥のヒールターン プロレス見るのを止める契機にまで?
・有料専門媒体に求められる分析!ネットSNS論調マスコミは使わない
・しかし、カジュアル・ファンがどう思っているかは常に注意が必要である
・[ファイトクラブ]会員特典サービスショット可愛い桜井麻衣by G-MASAO


【前口上】
 これは意味の或る偶然の一致なのか? WWE5年ぶり両国国技館のあと、パリ五輪開幕式があり、12の演出テーマにて野外での「地上最大のショー」が繰り広げられた。
 エンタメ評観点からは、「今週の要」対談として、WWE日本ツアー評に絡めて五輪開幕式のハイライトを拝借するしかない。

 WWEの日本ツアーはあくまでハウスショーである。さすがは芸術の都パリの、予算もかけた大規模な五輪開幕式とは比較するのも酷ではあるが、偶然のタイミングを利用しない手はない。
 フランス革命が題材のミュージカル『レ・ミゼラブル』より♪民衆の歌と、舞台版をベースにした演出が再現され、レディ・ガガはディオールの衣装でオードリー・ヘップバーンの『麗しのサブリナ』オマージュだと思われる。フィナーレは、しばらく休養していたフレンチ・カナディアンのセリーヌ・ディオンが、フランス語で♪愛の賛歌を熱唱なんだから、東京五輪の悪夢の開幕式と比べて、エンタメ業界人なら「やられた!」と悔しがったのかも。


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 ただ、WWE直輸入の熱狂を作り出した、日本の聴衆のアメプロ空間構築への参加貢献も誉めないといけない。今のWWEのスーパースターたちが大挙来日してくれて、ハウスショー仕様ながらも業界盟主のメジャー感を、お客さんと一緒に見せつけたのだから、大成功のツアーだったことは強調して足りないであろう。

イヨ・スカイら日本勢の凱旋!MITBティファニー・ストラットンSS戴冠へ

―― 「今週なにがあったか」をまな板に載せる本稿を楽しみにしている方には、三度の機会があった今回のWWE日本ツアーに行ってない方が多いかも。そうなると、やはり凱旋帰国になる日本人選手がどうだったかから始めないといけません。

オフレコ 日本語版で見るパリ五輪開幕式も、セーヌ川をボートで下る日本選手団と、どうしても自国優先になるからな。もっとも雨だったとか、当日にはテロ事件もあったと、今の世界情勢らしい初日だったんだけどな。

―― アスカは松葉杖が取れて顔見世してくれたし、イヨ・スカイもカイリ・セインもダイナミックに飛ぶ雄姿が大箱になる両国国技館では映えました。

オフレコ あと、本誌がプッシュしてきたティファニー・ストラットンを生LIVEで拝めたと(笑)。MITB優勝者は、毎晩、すでにボロボロになってテープで継ぎ接ぎになっているブリーフ・ケースを持って入場しないといけないんだけど、じきに『サマースラム』やからな。乞うご期待と。

マリー・アントワネット”斬首”も王者返り咲き果たしたリブ・モーガン根性

―― ティファニーを出すなら、本誌的にはリブ・モーガンが王者として日本公演に来たことでしょう。大阪と両国初日がイヨ・スカイ戦。最終日はカイリ・セインの挑戦を退けました。

オフレコ 王座戦を並べたラインアップで・・・とか書いているのを見たけど、ハウスショーで王座交代なんかありえないんだけどな(笑)。

―― だから、日本公演用にイヨはダブルヘッダーの試合を熟すことになります。ただ、逆に言えば、リブの対戦相手に格が落ちる選手のマッチメイクにせず、トップとの王座戦が組まれたことになりますね。

オフレコ 最初の画像のみ、大阪での西尾智幸記者撮影のを使ったのは、Tシャツ毎晩変えてきたんだけど、初日のがLIV’S FINALLY ON TOPだったから。痛快やないか。ニュージャージーの娘で、ずっとWWE見て育って、兄ちゃんたちと裏庭でプロレスごっこしていたTomboy(おてんば娘)の経歴やからな。

―― 「地元の娘やから、応援しないといけない」と。

オフレコ ライオット・スクワッドでは末端のメンバーやったけど、タッグ戦のダウン役だった。本誌はその頃から、この中から飛び出すのはリブちゃんだと活字に残してある。

―― 両国の初日、イヨ・スカイもバッチリでした。ムーンサルトの紫雷イオですから、こちらも綺麗に飛んでます。もちろん、リブはかわすことになりますけど。

オフレコ ティファニー・ストラットンは世界で最も美しいムーンサルトで売ってるんやけどな。

Liv Morgan Revenge Tour敢行中30歳vs.紫雷イオ34歳の女子王座戦

―― ハウスショーの大会に、どれがベストマッチ賞とかはオカシイんですが、これは試合内容としてもイイ試合になったかと。

オフレコ RAWでやってるのは#DamageCTRLのタッグ戦ばかりやから、翌日のカイリ・セイン戦といい、ハウスショーだから見れたというお得感はあるよな。

―― パリ五輪では、マリー・アントワネットのギロチン刑が行われた場所コンシェルジュリーでメタルバンドGOJIRAの演奏が鳴り響く演出でした。

オフレコ 東京五輪は今のニッポンBABYMETALを出すべきやったな。世界的にはGOJIRAより遥かに有名やないか。ボクはわかったけど、日本語版の放送だとメタルバンドと触れるだけで、名前すら言わなかった。たぶん、知らなかったんだと思う。

―― もっとも、昔の五輪の有名選手とか、知らない名前ばかりですからねぇ(笑)。斬首されたマリー・アントワネットが唄い出す演出は、賛否両論があったようです。

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