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7月20日(現地時間)にポーランド共和国ウッチで『KSW 96: Pawlak vs. Janikowski 2』が開催された。
KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。
今大会はミドル級王座戦で、王者パヴェウ・パウラクがダミアン・ヤニコフスキの挑戦を受けた。パウラクは元UFC戦士であり、現在はKSWに主戦場を移し、王者に君臨している。対するヤニコフスキはロンドン五輪グレコローマン84kg級、銅メダリストで鳴り物入りでMMA入りした選手。下馬評は王者が圧倒している。試合は、前半、挑戦者ヤニコフスキが積極的に前に出て攻めるも、2Rに、王者パウラクの右フックが命中して、ヤニコフスキがダウン。グランドで上を奪ったパウラクが横四方固めの体勢になり攻め続けた。その後のラウンドもスタンドでの攻防が続き、一進一退の攻防となり、試合は判定となった。判定の結果、試合をリードしていた王者パウラクの勝利となり、見事王座防衛を果たした。試合後に、現在12連勝中のピョートル・クベルスキーが次期挑戦者に名乗りをあげた。
■ KSW 96: Pawlak vs. Janikowski 2
日時:2024年7月20日(現地時間)
会場:ポーランド共和国ウッチ
<ミドル級王座タイトルマッチ>
○パヴェウ・パウラク (ポーランド/王者)
判定
●ダミアン・ヤニコフスキ (ポーランド/挑戦者)
<女子ストロー級>
○マリア・シルバ (ブラジル)
判定
●エヴェリーナ・ヴォズニアック (ポーランド)
<ミドル級>
○ラドスワフ・パクスツキ (ポーランド)
2R 2分16秒 TKO
●カツペル・カルスキ (ポーランド)
<ウェルター級>
○アダム・ブリス(ポーランド)
3R 4分11秒 TKO
●ユーゴ・デュー(フランス)
<キャッチウェイト (159 lbs)>
○ウェリソン・パイヴァ (ブラジル)
3R 3分43秒 TKO
●マチエイ・カジエチコ (ポーランド)
<ライト級>
○ダヴィド・シミエウォフスキ (ポーランド)
判定
●バルトロミエイ・コペラ (ポーランド)
<ヘビー級>
○マレク・サモチュク (ポーランド)
1R 2分09秒 TKO
●デニス・ゴルニアク (ポーランド)