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2024年7月1日、東京ドームシティホールで開催されたGLEATの大会は、多くのドラマと熱戦が繰り広げられた。本誌は大阪大会でのお別れ詳細こそ済ましていたが、リアルのラスト回を出さないとチグハグになる。以下、ニュースとして主要な試合とその結果をまとめる。
■ GLEAT Ver.12
日時:7月1日(月)
会場:TOKYO DOME CITY HALL 観衆1,511人(主催者発表)
カズ・ハヤシの引退試合と新たな門出
カズ・ハヤシがCIMAとのタッグでG-INFINITY王座を保持したまま引退試合を行った。試合後、カズは「32年間、プロレス生活を応援していただきありがとうございます。みなさんの応援が僕のパワーになりました」と観客に感謝を述べた。さらに、カズは「今後もプロレスに関わっていきたい」と語り、リデットエンタテインメントに新入社員として入社することを発表した。
中嶋勝彦の新王者誕生と因縁の挑戦者指名
中嶋勝彦が伊藤貴則との『LIDET UWF世界王座決定戦』を制し、第3代王者に輝いた。試合後、中嶋は全日本プロレスの諏訪魔を挑戦者に指名し、全日本との交渉に入ることを鈴木裕之社長が明言した。中嶋はバックステージで「諏訪魔! 何であの時、3冠王者だった俺の指名を断ったんだ? このUWFの中立なリングで逆指名してやる」と語り、因縁の対決を呼びかけた。
飯伏幸太半年ぶりのリング復帰
この日デビュー20周年を迎える飯伏幸太がリングに復帰した。『右足首靭帯断裂、右足くるぶし、右手甲骨折』などの怪我により1・2丸藤戦以降リハビリ欠場中であったが、大日本プロレスの関本大介と5分間のエキシビション戦を行った。関本からの厳しい攻撃を受けるも耐え抜き、ドロップキックやその場飛びムーンサルトなどブランクを感じさせない動きを見せ、終了直前にカミゴェを披露し観客を沸かせた。
試合後、飯伏は「やりすぎでしょ! エキシだから」と関本にクレームを述べつつも感謝の意を表明した。完全復活とまでは、いかないものの順調な回復ぶりが見て取れた。
青木真也の中嶋勝彦戦直訴
青木真也がエル・リンダマンとの「LIDET UWF」戦に勝利。試合後に鈴木社長へ直訴しようとしたが、リンダマンに妨害された。青木は「中嶋勝彦とやらせてくれ」と訴えるつもりだったが、その機会を逃した。
青木は「やっぱり悔しいっすよ。コバエとして」と力強く語り、GLEATへの思いを強調した。
■ GLEAT Ver.12
日時:7月1日(月)
会場:TOKYO DOME CITY HALL
観衆:1511人(主催者発表)
<第1試合 GLEATオープニングバトル G PROWRESTLING GLEAT vs. 飯伏プロレス研究所 10人タッグマッチ20分1本勝負>
〇ジョー・ランドー 石川修司 頓所隼 MICHIKO 俊桀(ジュンジェ)
5分22秒 スティーズボム⇒片エビ固め
●高橋幸光 今成夢人 梶トマト 前口太尊 愛鷹力
<第2試合 G PROWRESTLING MONDAY NIGHT FEVER タッグマッチ20分1本勝負>
〇田中稔 平田一喜
3分59秒 BDF⇒片エビ固め
●鬼塚一聖 児玉裕輔
<第3試合 G PROWRESTLING GLEAT×AAAアライアンス記念 タッグマッチ20分1本勝負>
〇オクタゴンJr 渡辺壮馬
11分7秒 ラ・マヒア・デ・ドラゴン⇒片エビ固め
●TAKUMA SBK
<第4試合 G PROWRESTLING #STRONGHEARTS vs BLACK GENERATION INTERNATIONAL 6人タッグマッチ20分1本勝負>
〇鈴木鼓太郎 ハートリー・ジャクソン 大門寺崇
6分31秒 タイガードライバー⇒エビ固め
●山村武寛 吉岡世起 T-Hawk
<第5試合 G PROWRESTLING 河上隆一GLEAT所属最終戦 スペシャル6人タッグバトル20分1本勝負>
〇藤田和之 ケンドー・カシン ガメラス
5分36秒 顔面蹴り⇒体固め
●AZMA SAKAMOTO クワイエット・ストーム 河上隆一
<第6試合 カズ・ハヤシ プロレスラー引退試合 G PROWRESTLING G-INFINITY選手権試合 タッグマッチ30分1本勝負>
〇[挑戦者組]石田凱士 井土徹也
14分56秒 ハーフタイガー・スープレックス・ホールド
●[王者組]カズ・ハヤシ CIMA
<第7試合 G PROWRESTLING メインイベント G-REX選手権試合 60分1本勝負>
〇[王者]田村ハヤト
20分31秒 ラリアット⇒片エビ固め
●[挑戦者]飯野雄貴
<飯伏幸太プロレスラー20周年 プレミアムエキシビション 5分>
飯伏幸太
勝敗なし
関本大介
<第8試合 LIDET UWF特別試合 シングルバウト15分1本勝負>
〇ジョシュ・バーネット
3分22秒 レフェリーストップ
●飯塚優
<第9試合 LIDET UWF特別試合 シングルバウト15分1本勝負>
〇青木真也
8分38秒 手首固め
●エル・リンダマン
<第10試合 LIDET UWFメインイベント 世界王座決定戦 シングルバウト30分1本勝負>
〇中嶋勝彦
11分6秒 レフェリーストップ
●伊藤貴則
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