■■タイトルマッチ前哨戦となる丹羽圭介の首を狙う初参戦の緒方惇 | 両選手インタビュー■■
◆緒方惇インタビュー「子供を見ながら一人で全部を成し遂げる親の姿をみんなに見せたい」
–試合は4月(29日 LOK ディファ有明大会 レック・エイワスポーツ戦)以来ですか?
「はい、そうですね。」
–最近、強い選手と試合をする事が多いですが、それは緒方選手の希望ですか?
「僕の希望です。今、勝ち星よりも大切なのは経験だと思うんで。」
–階級もバラバラですが、ベストの階級は何㎏級ですか?
「実際は63㎏がベストなんですけど、シングルファザーやってて3人の子供がいるんで育てながらは厳しいなと。それで65㎏に照準を絞ってま す。」
–今は3人のお子さん何歳になりました?
「10歳、9歳、5歳です。」
–普段働いて練習して子育てもしてるんですね。1日のサイクルはどうなっているのですか?
「朝起きて、子供を保育園に送って、そこから仕事に。
仕事に行って後援会の方が子供の面倒を見てくれる時は出稽古に行って、それ以外はロードワークという形です。」
–という事は普通の選手よりは練習量が少ないという事ですか?
「そうですね。でも毎日やると、行き詰まりが多いので今の時間が自分の中ではベストですね。」
–子育てしながら練習して何か大変な事はありますか?
「減量中とかに子供が美味しそうにご飯食べてるの見るのが(笑)。食い盛りなので(笑)。」
–お子さんは試合を観に来ますか?
「最近は長女が観に来ないですね(笑)。」
–そうですか(笑)そこて緒方選手は元々ボクシングがベースですよね?
「15歳から始めて大学まで特待生で行って、2年で辞めてしまったんですけど、それまでには色んな代表にさせてもらったり、全国から全国優勝した 人も含めた8人集めた大会で準優勝しました。」
–当時、ボクシングをしていた選手で今も続けている人はいますか?
「あ、内山高志(現WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)選手ですね。内山選手とは良くスパーリングをしました。」
–そうなんですね!そのスパーリングはどこでされていたんですか?
「内山選手が花咲徳栄高校出身なんですけど、僕が大学に行った時に僕の通っていた平成国際大学と花咲徳栄高校が監督が同じだったので一緒に練習し ていたんですね。
そこで内山選手とスパーリングしてました。高校の頃は熊本の城北高校でやってました。」
–そして初参戦の相手が丹羽圭介選手です。試合をご覧になったりした事はありますか?
「いや、無いです。特に試合の時は相手を見ないことにしてるんで。全く見ないですね。
理由が以前、谷山選手の動画を見て1分で寝ちゃったんで『それはダメだ』と。自分はそういう選手じゃ無いと。」
–今はフリーで活動中という事ですが、誰かアドバイスをくれる人はいますか?
「ワンハートボクシングジムの井上会長と二人で考えてます。」
–丹羽選手は王座決定トーナメントを勝ち上がり、タイトルマッチを控えています。その前哨戦の相手という事になります。
「今までやってきた相手と違うよ俺は。俺の方が経験があるんで。ここ3年間ずっと強い相手と戦ってるんで、経験の差が出るんじゃないかと思ってま す。
プロだけの経験なら互角かもしれませんけど、それまでに培ってきたものが違うんで。」
–今回はどうやって相手を仕留めたいですか?
「どのパンチでも仕留められるのですが、特に左ストレートですね。アマチュアでも戦績の半分は左でKOなので。」
–ここで勝てばRISEで良い位置にいけると思います。このリングでで何を見せたいですか?
「一番見せたいのは自分が一人でやってる訳では無いんですけど、子供を見ながら一人で全部を成し遂げる親の姿をみんなに見せたいですね。」
–最後に意気込みをお願いします。
「自分一人で親をやってて、子供3人と一緒に過ごしているその姿をみんなに見てもらいたいと思うし、それでもやれるんだって、シングルファザー、 シングルマザーに見せたいですね。」
◆丹羽圭介インタビュー「チャンピオンになって丹羽圭介のいるRISE、HAYATO GYMっていうのになる」
–丹羽選手は現在10連勝中です。その秘訣は何でしょうか?
「相手が直前で変わったりとかもあったんですけど、相手とかでは無くて常に自分との戦いをやっています。
昨日の自分に勝つというテーマでやってるので、それをやり続けた結果が連勝につながってるんだと思います。」
–ケガからの復帰戦で負けて以来、負け知らずですね。今回が王座決定戦トーナメントの途中での試合です。トーナメントを振り返ってみてどうでし たか?
「一回戦、準決勝とまた全然タイプが違った選手だったので、一回戦は割とゴリゴリ前に来るタイプでそれを予想してて打ち合いにはなるだろうなと。
その距離で戦い続ければ勝てるだろうなと踏んでたんですけどそれを凌駕する感じで来られてダウンしちゃったりとかして。
でもその時は割と戦い方が自分に向いていたので、ダウンしても、延長になっても全然ブレず、勝つことに迷いが無かったので勝てたというのが一回戦 でした。」
–かなりの激戦でしたね。
「激戦でした!やるかやられるかギリギリの勝負だったんで!」
–今までダウンした事はあまり無いですよね?
「基本的にパンチ、蹴りをもらわないように戦うんで。あんまりもらわなかったんですが、あの時は3ラウンド目にもう全部出し切ろうとリズム変えた 途端、逆にリズムを崩されたんで。」
–あの戦いで勝ちを拾えるのは自信になりますか?
「そうですね!ツイてるなって感じですね!全てラッキーにつながってるんで。ラッキーにまとわれてる感じですね。」
–準決勝の藤田戦は再戦でしたけど、どうでしたか?
「相手がやりたい事をやらせないっていうか相手の武器を出させない、相手の光を消すというか。お互い蹴りの選手なのに蹴らないっていうのはそれは それで良かったなと。」
–一回目(2014年9月28日)は負傷判定であまりスッキリしない勝ち方でしたが、前回は3ラウンド判定勝ちでした。
「完全に封じたなって感じでしたね。相手の距離感と僕の距離感がすごい似てるんですけど、さらに僕が良い距離でいったことで相手が蹴れない距離感 で常に戦ってたんで。蹴りたいけど蹴らせないっていう、僕の攻撃だけ当てる状況で勝てたんで。消せたなと。」
–今、調子を上げている中で王座決定戦の前に一試合はさむという形です。ワンマッチではありますが、弾みをつけるには大切な試合となります。
「絶対に負けられない戦いでもあるし、これも一つのトーナメントの一環だと思ってるんで、油断せず、落とさず、必ず勝ちます。」
–相手の緒方選手の印象は?
「なんかもう『パンチャー』って感じですよね。パンチの距離で自分の自信の持ってる拳を当てに来る感じだと思うんですけど、まぁそれも一切当てさ せない戦いをします。」
-先に緒方選手にインタビューをしていたのですが、『キャリアはそんなに変わらないかもしれないけど内容の濃さ、やってきた相手が違うから俺は自 信がある』と言ってました。
「いや、全然関係ないですね!相手がどうのこうのじゃなくて僕は自分の戦いしかしてないんで。
相手がどんだけ自信があっても自分との戦いを制すれば必ず勝てますんで。」
–自分との戦いを貫き通す?
「昨日までの自分との戦いを制する。」
–という事は日々、進化しているという事ですね。
「試合をするごとに色々成長が出来るんで、それも一つの集大成の戦いが出来るんで。収穫しに行きます。」
–普通は一試合挟む場合は勝ち負けや怪我のリスクを考えるものですが、それよりも成長を考えているという事ですか?
「格闘技って練習やってても、マススパーやっててもそうだし常に怪我のリスクはあるんで、それが試合だからってどうのこうの言えないんで、常に試 合をし続ける事が大事だと思うんで、受けさしてもらいました。」
–先ほど練習前に本を読んでましたよね?
「あれは脳活性なんですけど、常に視野を広くとか頭の回転を速くとかちょっと弟がやってるトレーニングをやらしてもらってるんですけど。脳を良い 状態に持っていく頭の回転を俊敏にするトレーニングですね。」
–そのお話にありました弟の丹羽大輝さん(サッカー日本代表/ガンバ大阪)がサッカーの日本代表に選ばれたりとご兄弟で調子が良いですね。丹羽 選手はサッカーはされていたんですか?
「僕は野球だったんで、弟はサッカーでした。かなり刺激になりますね。正月に話した時は、僕が格闘技を通じて目指してる状態を弟は悠に越してて、 そこまで行ってんのかと思って。刺激を受けてやってます。」
–弟さんからは何か丹羽選手に対してありますか?
「試合に関しては無いですけど、トレーニングに関してとか、こういう脳の使い方とかいろんなアドバイスを逆にしてもらいますね。」
–同じスポーツでも向こうはトップの中のトップですもんね。
「弟が今年日本代表で活躍して、僕がRISEを獲って、新しい波を起こそうと思ってます。」
–今回は同じ大会に準決勝のもう一つの枠(麻原将平vs水町 浩)があります。
「波に乗ってるのは水町選手だと思うんですけど、勝ちのリズムとか持ってるのは水町選手だと思うんですけど、どっちも持ってる選手だと思うんでそ の日持ってる選手が勝つかなと。どっちも上手いんでどっちでも良いかなと。ゴチャゴチャ系じゃなくてテクニシャンなんで、僕は逆にやりやすいです ね。」
–結構、向こう側が本命だと最初から言われておりました。それを先に勝って待っているという状態です。自信は?
「自信はありますね。さっきも言ったようにどちらも上手いんで、上手い選手っていうのは割とやりやすいんで僕は。」
–確かに上手い選手には強いイメージがあります。それは昔やっていた日本拳法のおかげですか?
「それはありますね。日本拳法の距離とか、出入りの距離とかやっぱりキックボクシングには無い距離なんでそういう意味では相手にとってはやりづら いかなと。僕が相手だったら嫌だなと思います。」
–見ている人には伝わりづらい戦いの『間』があるんですか?
「わからないと思いますよ。この間の藤田選手との『間』とかもちょっと打ち合わない距離があったと思うんですけど、あれは打ち合わないんじゃ無く て、打ち合えない距離感で常にいるという状態なので。相手の攻撃は当たらないんだけど、自分の攻撃は当たるっていう自分の距離感、聖域があるんで それを常に護る。」
–日本拳法での成績は最高でどのくらいまでいったんですか?
「色んな大会があるんで一概に言えないですけど、一応全国3位っていうのが最高ですかね。西日本優勝とかあるんですけど、ジャパンオープンってい う大会で3位っていうのが最高ですね。」
–日本拳法時代に長島☆自演乙☆雄一郎選手と試合したこともあるんですよね?
「ありました。公式戦でも戦った事あるんですけど、勝ちました。」
–簡単に言うと日本拳法とはどの様な競技なのですか?
「剣道みたいなもんですよ。ポイント制で、KAMINARIMON(RISEアマチュア)のCクラスルールみたいな。3本先取で、投げ有り、パン チ有り、蹴り有り、関節技有り、金的有りみたいな感じで。何でもありなんですよ。要はCクラス(KAMINARIMONの)ですよ。だからキック ボクシングやった時にギャップがあって、打ったら引いちゃうみたいな。それが変換するのに時間がかかりましたけど。」
–もし、チャンピオンになった場合、そこから目指す何かはありますか?。
「まだ今は、RISEにいる丹羽圭介、HAYATO GYMにいる丹羽圭介じゃないですか。チャンピオンになって、丹羽圭介のいるRISE、HAYATO GYMっていうのになるのが僕の夢でもあるので、そこに向かっていきます。」
–今回、同じ大会に出場する不可思選手はRISEのタイトル争いに絡んではいませんが、彼も後々RISEのタイトルを狙っていきたいみたいで す。ライト級の試合が3試合組まれております。その中で目立ってやろうという気持ちはありますか?
「一番目立ってやろうとか、競い合うのに興味が無いんですよね(笑)僕は自分との戦いを自分に向けて勝つと。
それが必ず勝ちにつながると。あいつを打ち負かしてやろうとか、あいつと競ってやろうとか全く無いです!
不可思選手だろうがTASUKU選手だろうが麻原選手だろうが水町選手だろうが色々主張はあると思うんですけど、僕は自分の戦いをするだけです ね。」
–今回はタイトルマッチを楽しみにしているお客さんも観に来ると思います。どうやって勝ちますか?
「私事なんですけど、7月23日が32歳の誕生日なんですよ(笑)。なので、32歳なりたてホヤホヤの試合をみて一緒に喜んで下さい。」
–32歳になる最初の試合なんですね。では、32歳の最初の目標は?
「その最初の試合で勝つ事ですね(笑)。」
–そしてチャンピオンになる事ですか?
「そうです!」
■■事実上のライト級トーナメント決勝戦?麻原将平vs水町浩 | 両選手インタビュー■■
◆水町浩インタビュー「全然面白い事言えないんですけど、試合で熱いの見せるんで」
–練習終りですが道場がかなりムシムシしてますね。いつもより練習がキツイ季節ですね。
「この部屋は特に風通し悪くて温度が調整効かないんで、『精神と時の部屋』って呼んでますけど(笑)。」
–という事は短時間で強くなれますね(笑)。
「そうですね!簡単に強くなれますね、耐えれれば強くなりますね!
あまりの疲れに自分弱くなったんじゃないかって思うんですけど、秋口で涼しくなってくるとスタミナが増してくるんですよね。その過酷さがまた良い んじゃないかと。」
–最近のRISEでは好成績を残してますね。
「やっと出してもらったお礼を試合で見せられるのは、KOという良い結果がついてきてるおかげかなと思ってるんですけど。」
–2試合連続でKO勝ちが続いております。
「試合だからって特別な事やるってよりも、常に普通に練習して普通に仕事してっていう感じなんで、平常心のまま戦ってる感じですね。」
–昨年11月の試合(vs番長兇侍)は三日月蹴りでのKOでした。以前から使っていたのですか?
「あれ、たぶん対戦相手は意外とわかってると思うんですよ!『あ、今蹴られたな』っていうのは。
相手が倒れたりしなかったんで、みんなそんなに自分が使ってるっていうのは思ってなかったと思うんですけど、やった相手は蹴られて嫌な顔してるっ ていうのは今までちょくちょくありました。」
–あの時はかなり意外な決着でした。
「あれも相手の相性とかもあると思いますけどね。」
–三日月蹴りは空手時代から使っていたのですか?
「前蹴りは特に得意ではあったんですよ。三日月って前蹴りとミドルの中間の軌道なんで。
前蹴りは特に得意技だったので、それをキックボクシング用にちょっと変えていったんです。」
–そして前回の一輝選手との試合は、相手が実力者という事もあり戦前に接戦を予想していた人も多かったのですが、水町選手のパンチで圧倒的な試 合でした。
「勿論、相手も強い相手なんで油断しないようにしました。
で、一発あるのはわかってたので。試合中、気持ちもすごい伝わってきましたし良い選手だなと思いました。良い勝負だったと思います。」
–また5月には士道館の世界大会に出場されたようですが?
「塾長から『出陣だ!』と言われて出陣してきました(笑)。」
–キックルールだったのですか?
「空手着を着てのキックルールという形でした。
海外の選手はトランクスの選手もいたんで。どういった感じなのかなと。
士道館という一つの団体の中で空手ルールとキックルールでやってるっていう感じです。で、自分がキックルールに出ました。」
–それでその時に優勝をしたんですよね?
「そうですね!それも特別な事やるってよりは普段通り練習してるんで、仕事をしてくる感じですね。自分の仕事は格闘技だと思ってるんで、仕事をし てくるって感じ。」
–その時の階級は何級だったんですか?
「65㎏以下級でしたね。海外の選手、みんな65㎏にしっかり落としてきてたんで。最初8人トーナメントだったんですけど、欠場、欠場で結局4人 でって感じで、2回勝ちました。」
–外国人選手はどうでしたか?
「ヨーロッパ人が負けて、最終的に残ったのが自分とモンゴル人。
日本でも見た事あるような選手もいたんで、キックはちゃんと出来るなってわかってたんで。」
–その優勝した勢いのまま、今回の試合に臨むわけですが一度戦っている麻原選手の印象は?
「気持ちも強くて、上手いですよね。スピードもあるし、すごい良い相手だと思いますね。
2年前にやって、自分怪我してて復帰戦だったんですけど強いなっていう印象ですね。」
–トーナメント準決勝戦で、なおかつリベンジマッチでもありますが?
「同じ階級である以上はいつかはやるだろうなと思ってたので、それがいつになるのかなっていう。
まぁ決勝かって思ってたら準決勝だったんで。いつかはやると思ってたんで頭の中には入ってました。」
–周りからは事実上の決勝戦との声もあります。どういう試合になりそうですか?
「相手の性格も一回試合してわかるんですけど、お互い引かない、すごい気持ちの勝負になるんじゃないかなと思います。」
–どうした方が勝つと思いますか?
「気持ちの強い方が勝つんじゃないですか?」
–勝つのは?
「当然、自分だと思ってます。」
–今回、先に決勝進出している丹羽選手、Bigbang王者の不可思選手も出場しますし、ライト級の試合が多く組まれています。意識する選手 は?
「勿論、決勝に残ってる丹羽選手は最近良く勝ってるようですし、なんか見た感じ一発があるわけでは無いですけど最終的に必ず勝つ選手なんでなんか 持ってる選手だなと思うんですけど。
自分が動きを見る感じでは曲者だなと思いますね。そこはちょっと試合見たいなと思いますね。」
–今回は塾長から何か秘策はありますか?
「秘策は…言えません(笑)。」
–そうですよね(笑)では去年、11月の試合後に本当は辞めようと悩んでいたとマイクで仰ってましたがその真意をお聞かせ下さい。
「年齢も年齢ですしちょっと家族の事も色々あって、自分も東京に出て格闘技やらせてもらってるんですけど、自分の好きな事やらしてもらってるん で、そろそろ家族の為に生きるのもアリかなと思ってきたんで。
母親がずっと昔から喫茶店を一人でやってまして、ちょっと仕送りとかもしてるんでちゃんと働いた方が良いかなと思うんで。
そう思ってるんですけど母親は『自分の好きな事やれ』って言ってるんで。しっかりこのトーナメント優勝してベルト獲るんで、その責任は絶対果たす んで。」
–当面の目標はタイトル奪取ですね。ベルトが無い時期が長いですがこういう時期は辛いですか?
「ベルト持ってる時は、ちょっと囚われてたというか、動きづらい部分があるのも事実なんで、持ってない時はプレッシャーが無くて自分の好きに動け るというのが楽な部分もありますよね。」
–MAキックボクシングで2階級、WMAFのタイトルを持ってましたよね。今回のトーナメントで獲れば4つ目となりますが自身は?
「そうですね。間違いなく手に入るんで。全然面白い事言えないんですけど、試合で熱いの見せるんで。」
◆麻原将平インタビュー「ベルト獲ったら(不可思と)ホンマにやってやりたいですね!」
–試合まで1週間と少しですが、かなり練習されてましたね。コンディションはいかがですか?
「今は一番疲労のピークなんで体が重いんですけど、良い練習が出来てるんで今回も自信があります。」
–前回の試合、トーナメントの一回戦でAKINORI選手と試合をした時に1ラウンドは押してましたが、後半でかなり危ういシーンがありました ね。
「いや、もう前回は練習の内容は良かったんですけど、ちょっと怪我とか、直前で色々あって練習の量が足りなくて。
で1ラウンド終わった後から全く足が動かなくなって。手を上げてるのもしんどくなって。
もうアレはもう自分のせいっすね。体調管理とかそういうもののちゃんと出来なかった事が一番の原因かと思います。直前に風邪ひいたりとかもあった んで。」
–1ラウンドをみる限りでかなり実力差があったように見えましたが?
「最初やった時に、蹴りも短いしパンチの重さ的に全然大丈夫やなと思って。
ダウン取って1ラウンドで倒せると思ったんですけど、倒しきれなくて2ラウンドになった瞬間にインターバル終わって起き上ったらもうビックリする ぐらい足が重くなってて。全く動けなかったです。」
–試合が札幌で相手の地元という事もありかなりAKINORI選手はかなり気合いが入ってました。2~3ラウンドとやるにつれてどうでしたか?
「相手の地元やったんで、向こうが入場した時ワ~ってなってて、僕が入場した時、シ~ンてなってたんですけど。
で、試合が始まってワ~ってなってたんですけど、ダウン取って会場がまたシ~ンてなってたのに、そっから僕失速。
相手すごい追い上げる。で、ワ~って盛り上がって(笑)。なんかやばいなって思ってました!」
–アウェイで勝てたというのは自信につながりましたか?
「そうですね。でもいつもやる時だいたいアウェイなんですけど、でも北海道で、相手が向こうのエースだったんで、自分の経験にはすごいプラスにな りましたね。」
–そこから期間が空きましたが、準決勝を迎えます。相手が水町選手で2度目の対戦となります。水町選手の印象は?
「後半につれてすごい距離を自分のペースに合わしてくるのが上手くて、毎ラウンド全然違う戦い方してくるんで。
状況によって変えられるんで、僕はペース的にすごいやりにくかったですね。
一応、ダウン取って勝ったんですけど、すごいやりづらかった印象がありますね。」
–最初の対戦では相手が怪我からの復帰戦で、麻原選手が連敗を脱出した時期での対戦でした。戦ってみて感じた事はありますか?
「熱い人やなと思いました。体が強かったですね。
でも、一番は気持ちが強かったんですよ。右が入って、もう倒せると思ったんですけど倒せなくて。
逆に詰められたりもしたんで。気持ちが強かったなと。あとやっぱりフィジカルの強さと、あと自分が倒せる距離を知ってるんで、そこがやっかいかな と思います。
自分の勝ち方を知ってますよね。」
–水町選手はRISEで2連続KO勝ちでかなり勢いがあります。
「でも、RISEの63㎏のベルトは絶対僕が取らないといけないと思ってるんで。だからもう僕は勝ちにこだわりたいですね今回。」
–トーナメントで事実上の決勝戦と呼ばれています。麻原選手も水町選手を気にしていましたか?
「このトーナメントで一番気にしてたのが水町選手だったんで。やっぱり一番意識してますね。」
–去年、一度63㎏級のベルトに挑戦してましたが、その時の試合を振り返っていかがでしたか?
「あの時、フィジカルをすごいやってたんですよ。今まで3ラウンドで戦う戦い方でやってきて、初めての5ラウンドだったんで、すごいスタミナ的に も不安があったんですけど。
その時にすごいフィジカルやって、スタミナ面とかそういうものはすごい上がっててバテる事無く出来たんですけど、やっぱりちょっと挑戦者として取 りに行く所を取にいかないといけないのに、上手く戦ってしまった。
5ラウンド終わった後も余力が残ってたんですよ。アレがもうすごいなんで全部出し切らへんかったんやろって。
たらればの話にはなるんですけど。次やるなら全部出し切ってやりたいなと思います。」
–去年、惜しい所でベルトを逃している分、今回のトーナメントに賭ける意気込みは強いですか?
「このトーナメント見たらもう一番僕が強いと思いますね。
デビュー戦からRISEでやってきてRISEで良い時もあって、でもすごい悪い時もあって、RISEに育ててもらったんで。
絶対このベルトは獲らないかんと思ってるし、懸ける想いは誰よりも強いですね。」
–今回、すでに決勝進出を決めている丹羽選手が前哨戦を行います。気になりますか?
「いや、もうとりあえず今は丹羽選手よりは水町選手の方ばっかりっすね。ここ勝たないと先無いんで。」
–不可思選手もRISEのタイトルを狙う為に出場となります。ファンに『不可思がタイトルを獲った方が良いだろ』と思わせたいそうです。
「不可思選手が出てくるって聞いて、で、63㎏のベルト狙いますっていうの見たときにふざけんなよと!
違う団体のベルト持ってるじゃないですか!?
こんなRISEでやってきて、タイトルマッチまで来るのにすごい大変やったのにパッと来てベルト獲るって言うてんの見てこいつホンマふざけんなよ と!
ベルト獲ったらホンマにやってやりたいですね!
一番にもし俺がベルト獲ったら、バッチバチいきたいっす!アレにはちょっとイラっとしますね!」
–今回の試合はどういう試合になると思いますか?水町選手は気持ちが勝った方が勝つと言っていました。
「僕もやっぱり最後は気持ちの勝負になると思うんですよ。差はここまで来たらそんなに無いと思うんですよ。
だからもう後はいかにベルトを獲りたいかって気持ちの強い方が勝つんで。
ただ、僕は今、練習の質も量も両方上がってるんですよ。だからその点でそれに気持ちも付いたら絶対負けないんで!絶対僕が勝つと思います!」
–自分の中でここを見てほしいというアピールポイントはありますか?
「ベルトを獲りたいって気持ちで戦うと思いますね。ベルトと、前にいる水町選手をぶっ倒すとこですかね。」
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