昨年11月8日に旗揚げした『激突&アマゾネス』の第2回目が、浅草花劇場で行われた。90秒のキックルールによる『激突』と女子選手が枕で殴り合うピローファイト『アマゾネス』によるトーナメント戦計22試合、そして歌とダンス。ガチンコファイトとエンターテイメントが融合した濃密な大会となった。
■ 激突2 & アマゾネス2
日時:6月2日(日)15時開場 16時開始
会場:浅草花劇場
16名の女子選手が出場する重い枕(のようなもの)で殴り合ピローファイト『アマゾネス』のトーナメント戦からスタート。ルールは至ってシンプル。試合時間は90秒(判定ドローの場合は60秒延長)。「ポイントになるのは頭(顔)に当たったとき」「枕で押すのは禁止」「首から上に当たったら5ポイント獲得」「ダウンを奪ったら10ポイント獲得」など。観客にとってわかりやすくて楽しめる新格闘技である。
唄ダンス忍者ショーからアマゾネス1回戦 アームレスリング山田よう子
<第1試合 AKEMI VS JUNKO>
攻めるJUNKOの迫力に押されてAKEMIはスタミナ切れを起こした感が。
<第2試合 みゅん VS 山田よう子>
アームレスリング世界チャンピオンの山田よう子がBBFJ GMに就任。選手としても出場することで気合十分。貫録勝ちといったところか。
唯我-羽柴まゆみ!セコンド長井満也娘あゆみ若さ体力 薮下めぐみ下す
<第3試合 MANAKA VS つばさ>
体重を活かしたつばさの攻撃をかわしながら、的確にポイントを取ったMANAKAが勝利を収めた。
<第4試合 羽柴まゆみ VS 唯我>
前回大会の優勝者であるプロレスラーの唯我。無駄な攻めをしないで順当勝ち。
<第5試合 りんりん VS あき>
前に出て振り回す、あき。手数の差で判定勝ち。
<第6試合 ナカユ VS BEAUTY SATOMI>
開始から振り回す両者。疲れた様子のナカユは失速した。
<第7試合 あゆみ VS 藪下めぐみ>
あゆみのセコンドには父である、リングス出身のプロレスラーの長井満也の姿が。若さと体力で、ベテランの藪下を下した。
<第8試合 RUKINA VS MIKU>
気が強いMIKUが猛ラッシュ。ダウンを奪って見事な勝利を飾った。
続いて8人参加『激突』の無差別級トーナメント。K90こと90秒のキックボクシングの闘いである。掴みや肘、ヒザはナシ。2回のダウンを奪えばKO勝利となる。
90秒キック激突1回戦田場馬貴裕KO突破 力也が内田ノボルに勝利
<第1試合 JUN VS 田場馬貴裕>
体重に勝る田場馬がパンチで猛攻。2回ダウンを奪いKO勝ち。
<第2試合 陸翔 VS ルパック・ネリ>
伸びのあるパンチでダウンを奪ったネリが判定で勝利した。
<第3試合 海周 VS 梅津優>
梅津の不戦勝。
<第4試合 力也 VS 内田ノボル>
ベテランの内田がパワーで攻めたが、力也がテクニックを活かして判定勝利。
山田よう子 唯我 SATOMI あゆみが残ったアマゾネス2回戦の”貫録”
<第1試合 山田よう子 VS JUNKO>
落ち着いた試合運びでペースを握った山田の貫録判定勝ち。
<第2試合 唯我 VS MANAKA>
重量感ある攻撃だけではなく、しっかり手でガードするなどテクニックも前回の優勝経験から万全の準備をしてきた唯我の判定勝利。
<第3試合 あき VS BEAUTY SATOMI>
手足の長さを活かして攻めるSATOMI。相手の打ち終わりに合わせた攻めで判定勝ちとなった。
<第4試合 MIKU VS あゆみ>
フットワークでかく乱するMIKUに対し、あゆみが重量感ある攻めで判定勝利をもぎ取った。
準決勝アマゾネス山田よう子、剣道面の要領ピロー唯我!あゆみ台頭
<第1試合 唯我 VS 山田よう子>
緊張感ある距離の取り合いが続く。山田は両手で枕を頭上でキープ。隙を見て、剣道の面のようにピローを唯我に振り下ろす。抵抗して攻め立てる唯我だったが、判定で山田の勝利。
<第2試合 BEAUTY SATOMI VS あゆみ>
パワーとスタミナがあるあゆみ。SATOMIにうまく接近して激しく叩き続け、判定勝利となった。
最高に盛り上がったインパクト田場馬貴裕-ルパック・ネリ激突準決勝戦
<第1試合 田場馬貴裕 VS ルパック・ネリ>
果敢に前に出るネリの脚が金的に当たり、田場馬は悶絶。回復に3分弱の時間を要したが、再び面と向かうと田場馬の猛攻が始まった。重いパンチの連打で、2回のダウンを奪い、鮮やかなKO勝ち。今大会で最高に盛り上がった試合だった。
<第2試合 梅津優 VS 力也>
序盤から力也にペースを握られた梅津。必死に手を出すものの、力也のパンチテクニックになすすべがない。力也は1つのダウンを奪って見事な勝利。
打ち降ろす山田よう子 前に出るあゆみ60秒延長突入アマゾネス決勝
<アマゾネス 決勝戦 あゆみ VS 山田よう子>
これまでの戦いと同様に、山田は剣道の面のように打ち下ろす。あゆみはフィジカルを活かして前に出る。白熱した試合は勝負がつかず、60秒の延長に突入。積極的に手を出し続けたあゆみが判定勝利となり、王者に輝いた。
激突決勝MAキックの力也!インパクト主宰・田場馬貴裕 キック準優勝
<激突 決勝 田場馬貴裕 VS 力也>
力也はMAキックを主戦場にする本職のキックボクサー。田場馬貴裕はMMAやグラップリングの選手であり、近年はインパクト主宰者として知られている。パンチでかく乱するものの、力也に通じることはなかった。判定勝利で力也が王者となった。
長井満也の娘あゆみ!競技として確立したピローファイトお披露目優勝
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’24年06月13日号全日 サウジWWE 大仁田ウナギ ベガスAEW ヤマモ NJKF 激突アマゾネス