1月16日に死去したエスパー伊東(享年63歳)と、その4日後の20日にこの世を去った電撃ネットワークのリーダー・南部虎弾(享年72歳)の合同お別れ会が23日、都内で行われた。
サンプラザ中野 ダイアモンド☆ユカイ
デビィ夫人 ランディー・ヲ様
一般も含む約550人にも及ぶ来場者の顔ぶれは多彩かつ華やかなものに。芸能界からはサンプラザ中野くん、ダイアモンド☆ユカイ、デビィ夫人、こてっちゃん馬場、さそり監督など。ビデオメッセージではコロッケ、そのまんま東、江頭2:50といったお笑い勢もふたりに最後の言葉を送った。
プロレス・格闘技好きで知られた南部である。プロレスラー、芸人、風俗嬢などが入り乱れるイベント『新宿プロレス』を不定期ながら開催したことも。力道山を刺したヤクザの娘・篠原光、北の最小兵器の異名を持つナナチャンチンをチーム南部の一員として受け入れ、2000年頃の女子格闘技やマット界を賑わせた功績は大きい。
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会場には『新宿プロレス』のリングでも活躍したザ・グレート・サスケ、元ムエタイ王者の武田幸三、西口プロレスのメンバーの姿も。古くから交友があるボクシング元WBC世界バンタム級王者の山中慎介は「出会ったのは日本チャンピオンだった頃。世界チャンピオンになって、勝つたびに祝賀会で電撃ネットワークの皆さんにパフォーマンスしてもらいました。南部さんとは年齢は30以上違うけれど、友達のようでした」と弔辞を述べた。
余談だが、元プロレスラーの安生洋二が全盛時に社長を務めた芸能プロダクションに、エスパーが所属していた過去もある。同時期にへらちょんぺ、みつまJAPANなど異色カルト芸人も在籍。安生の手腕に対し、プロレスマニアの一部では賛否の声が上がっていた。
トリはもちろん電撃のステージ。今日元気（きょうも・げんき）は南部ヘアー(逆モヒカン)の継承を誓い、南部夫人の手によってバリカンで頭部中央をバッサリ。ランディー・ヲ様は南部の定番ネタ『睾丸野郎』を披露。新体制でスタートとなった電撃ネットワーク。今後も変わらぬ過激パフォーマンスで楽しませてくれるに違いない。