芝居Hペイジ負傷!カード変更だらけDynamite『革命』PPV前赤信号

(c) AEW

■ AEW Dynamite
日時:2月21日(現地時間)
会場:米オクラホマ州タルサ BOKセンター

 日本時間、金曜午後になってもAEW公式写真は先週に引き続き届いてはいない。それどころか、現場のカード編成もギリギリまで変更に次ぐ、変更ばかりだったようで、事前発表の上記カード画像にないオレンジ・キャシディのAEWインターナショナル王座戦なんか、二転三転で旧ROHから、現在のAEW傘下ROHに引き続いて所属しているマイケル・ベネット(マリア・ケネリスの夫)が挑戦者を務めていた。


 また、トニー・ストームの対戦相手は、WWEもよくやる「ローカル選手」という紹介で、要するに無名ということ。さらに酷かったのは、そのトニーとの対戦がPPV『REVOLUTION』で決まっているディオナ・プラッツォなんだが、恐らく対戦相手が用意できなくて、元TNAにして、AEWでは女子部のコーチ役で入閣したマディソン・レインがやられ役で出ていたが、どうやらCM中断(当日の生中継とはいっても、不慮の事故に備えて4,5分は遅れたものが放送されている)のあと、ドタバタ試合になっていて「なんじゃこれは?」と思っていたら、あとからの情報でマディソンが頭を打ったとのこと。なるほど、だから試合になってなかったんだと。

 まぁ会場客もお茶の間のテレビ視聴者も、映画『バビロン』をヒントにしたサイレントからトーキー移行期の白黒映画をモチーフにしたTimelessトニーを面白がっているんだから、ディオナ・プラッツォが”強豪”として受けてない現実はどうでもいいのかも。


 試合写真がないんで、公式のXをスクロールしていたら、「この女、誰や?」となるんだが、WWEのシナリオ班に7年いたジェニファー・ペッパーマンが、AEWのマッチメイク委員会にVPとして採用されたとのこと。なんでもサーシャ・バンクス(現メルセデス・モネ)の台詞担当だったそうで、メルセデスは(一応は地元の)ボストン大会からの登場となります。あのビンス・マクマホンの下で7年いたんだから、大物ではあるんだろうけど、スタッフの採用まで選手のような図案扱いするのか?

 なんでもトニー・カーン代表は、そもそもNFLのジャクソンビルのオーナーとして億万長者の親父がいたからAEWを立ち上げられた以上、『スーパーボウル』に各球団の責任者として”出席”していたそうで、台本を書く時間がないままこの日を迎えたらしい。大会の質がイマイチだったのもうなずける始末である。


 番組はBlackpool Combat Clubのジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリと、FTRキャッシュ・ウィーラー&ダックス・ハーウッドからなんだが、時間切れということで、このカードの続きは『REVOLUTION』購入下さいという・・・。


 メインの6人タッグはカード編成がオカシイのだ。サモア・ジョー&Swerveストリックランド&ブライアン・ケイジがヒール軍。ハングマン・ペイジ&HOOK&RVD=ロブ・ヴァン・ダムがベビーフェイスの扱いらしい。だけど、Swerveはお客さんの支持を得て、実質ベビーフェイスなんだし、逆にカウボーイはヒールになったハズなんだが・・・。

 さて、木曜深夜段階で作成したNXTレポートには、ショッツイの重症だけでなくAEWでもハングマン・ペイジが負傷と記したんだが、日本時間の金曜になって「ペイジが踵を痛めた件はアングル」との情報が・・・。なんでも個人的な事情からSwerveと王者サモア・ジョーの三つ巴戦が予定される『REVOLUTION』に参加できるかどうか微妙となり、試合途中から消える展開にしたらしい。


 スティングの引退を目玉とするPPV『REVOLUTION』。しかし、スティングは親父が亡くなったのはリアルのようで、様々な実人生とプロレスの大河ドラマが交錯して、リック・フレアーは”盟友を裏切って?”、ヤングバックス重役の控室に消えていくスキットも挿入されていたから、さてどうなることやら。

 本誌的には、あくまで所属となったウィル・オスプレイvs.竹下幸之助が大注目なんですけど。


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’24年02月29日号MLW小島OKUMURA 仙女タッグ仙台ウナギ安納 RealZERO1 厚かましい記者