6・22『ジョシュ・バーネットBloodsport武士道』両国国技館 鈴木みのる

■ Bloodsport Bushido(日本語表記:ブラッドスポーツ 武士道)
日時:6月22日(土)開場/開始時間 調整中
会場:東京・両国国技館
出場予定選手:ジョシュ・バーネット、鈴木みのる 他
チケット先行販売日:3月1日(金)正午12:00 ~ 3月3日(日)23:59
チケット販売:楽天チケット
料金調整中
主催:Bloodsport Bushido事務局(電話03-5718-5373)
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 記者会見の案内には日本旗揚げ戦の日程や会場は書いてなかったので、帝国ホテルで行われた記者会見に伺って最初の驚きはポスター画像が両国国技館だったこと。次のフィラデルフィア大会で米国では10回を数えるジョシュ・バーネット主宰のBloodsportではあるが、満を持しての日本進出とは言っても、やはり「大きく出たな」が最初のリアクションである。

 ロープがない、当然ながらロープブレイクがないという見た目の印象の違いは差別化として大きいとはいえ、いわゆる3カウント・ピンフォールを排除した格闘技色の強いリングである。米国では新鮮に見えるかもだが、なにしろ日本では「ロープに飛ばない、ピンフォール決着がない」プロレスは、80年代からやっていること。「落ちないように闘う」ことも問われる点は新たな条件ではあるのだが・・・。

 会見は立命館プロレス同好会RWF出身のユリオカ超特Qが司会、V.V Meiが通訳という布陣で、まずはプロモーター兼務のジョシュ・バーネットが一人で出てきて、「カードはなにもまだ決まってないが、テクニック、タイトル、エクスペリエスだけなく、もっとも重要なのはスピリットを持っている否かだ」と、今後選手の選定に入るようだ。

 日本には”UWFスタイル”が根付いており、今も沢山のプロモーションが実在する以上、「どう差別化していくのか?」と聞いてみたが、「俺がいる。ジョシュ・バーネットがいる。そこが大きな違い」なんだと。ジョシュ本人も指摘した通り、米国でもマット・リドルがやろうとしたことがあるが、なんといっても「ジョシュ・バーネットが”ブラッドスポーツ 武士道”やってる」ということが、最大の違いなんだそうだ。

 念のため説明すると2018年4月5日に、Game Changer Wrestling (GCW)によるBloodsportの旗揚げ大会が別名『Matt Riddle’s Bloodsport』と呼ばれているもの。確かに鈴木みのるがメインで、セコンドにエディ・キングストンを従えた元UFC戦士マット・リドルを締殺している。

 以降、約1年のブランクを経て2019年4月4日の『Josh Barnett’s Bloodsport』を第1回大会とするようで、これがジョシュ・バーネットと鈴木みのるの”25分ドロー”をメインとするニュージャージー州ジャージー・シティの開催回であった。いずれにせよ、みのるが「第1回大会から出ている」と言うのは、どちらを初回としても変わらない。
 また、この大会のセミは鈴木秀樹がティモシー・サッチャーを下すカードであり、現ノアのサッチャーはその後の大会にも出ている。また、こういうスタイルとなればAEW所属だが、他団体にも出場が許される契約のジョン・モクスリーが「出たい」となるのは自然であり、彼も何度か出ている。そういうスタイルなのである。あ、ジョシュは「鈴木の参加はナチュラル」と言っていた。

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 質問では他に、試合の解説席にいたこともある中嶋勝彦についても。ジョジュは「ケンスケーのところにいた17歳の頃から知っている。三冠は凄い。だけど、Bloodsportはまた別モノだ」とも。

 鈴木は、冒頭から「普通の1試合するだけ」(ニヤり)と、あまり意気込みもクソもなく、「オファーがあって、スケジュール空いていたらどんなスタイルだろうが出るだけ。スタイルがどうとかは関係ない」と、キャラを貫いているのかややそっけない。「何もってくるかわからいからな、俺は。それが俺のスタイル」とも。
 まるで、パイプ椅子持参で出てくるかのような口ぶりだったが、実際、ジョシュの定義に「敷居は高くしない方がいい」ともチクリ。「スキルは求められているが、デスマッチファイターでもいい。どんどん手を挙げてくれ」とのことだった。
 あと、自身のカードについては「誰が俺と闘いたいか?であって、俺にチョイスする権利がある」と。

 もっとも、会見終了後はセルフィーやっていた鈴木みのるなのだった。


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