[週刊ファイト2月8日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼2019年10月の両国から有明アリーナ来訪 黒字化なるかONE 2024
photo & text by タダシ☆タナカ
・「質は最高のONE」強調2024年62大会黒字化宣言チャトリCEOだが
・チャトリ論説「スーパーレック、武尊、ロッタンこそ世界のトップ3」らしい
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■ ONE 165: Superlek vs. Takeru
日時:1月28日
会場:有明アリーナ
「質は最高のONE」強調2024年62大会黒字化宣言チャトリCEOだが
大会後のチャトリ・シットヨートンCEOは強気一辺倒だった。まず「ONEのレベルがイチバン」なんだと。しかし、聞こえてくる噂は「過去12年間、超巨額の赤字を垂れ流しているだけのOne Championshipは、そろそろ危ない」というものである。
そこを突っ込まれないように先に機を制するというか、会見でも「SNSに書かれていることはブルシットだ」と釘をさすんだが、それを裏付けるデータがないのだ。
’19年10月24日号RIZIN台風ONE 新日両国 水曜戦争3AEW里歩 スターダム 映画Iシーク
例えば2019年10月13日、東京・両国国技館で開かれた『ONE: CENTURY 世紀』と比較するのは、年月が空いてしまったこともあり酷なんだが、有明アリーナに入って売店前にこそ綺麗なお姉さんたちがいたんだが、両国の時の、いやシンガポールやマレーシアで開催されていた際でも当時は韓国のスーパーモデルたちが大勢リングガールやっていたのだが、今回のはいわゆるラウンドガールも出てこなかった。
あるいは事前の記者会見に関しても、以前はマスコミにTシャツとかお土産を配っていたのだが、今回はそういったものがなく、すでに規模縮小になっている現実は顕著だったのである。
米国でのONEは毎月アマゾン・プライムでの配信になっており、「2024年には4大会を米国でやる」との発表もあったのだが、すでに疑問視する声も出ている。有明後の会見では、「2024年には過去最高の62大会を予定しており、主要事業のランニング・ベースでは初めて黒字化を達成する」とチャトリCEOは力説、「日本にも戻ってくる」と述べるのだが・・・。
今回の大会は、なんといっても2022年6月19日、東京ドームに56,339人を集客した「THE MATCH 那須川天心 vs. 武尊」の、武尊と契約したことがすべてである。やはり武尊のファンはある程度いるわけで、よって『ONE 165』での日本再上陸が実現したことになろう。
▼天心Ghost In The Shell武尊ネット海に消えたのは格闘技6年間なのか
もっとも当初、その那須川天心との拮抗したカードで日本でも名前を覚えられたロッタン戦が組まれたのだが、負傷によりスーパーレックに変更。それでも本物の強豪であることには変わりない。3Rこそ武尊のボディパンチであわやの場面があり、場内は大興奮だったが、ジャッジの採点はその3Rだけ武尊で、スパーレックのキックボクシング・フライ級王座防衛となっている。
▼武尊ONE激戦スーパーレック防衛 1年ぶりMMA青木真也 三浦彩佳
ダメージで試合後会見欠席の武尊がYoutubeでコメント!