鷹の爪大賞2023~安威川敏樹編・今年はレコ大!?~

[週刊ファイト12月21日号]収録

▼鷹の爪大賞2023~安威川敏樹編・今年はレコ大!?~
 by 安威川敏樹
・鷹の爪大賞は藤波辰爾! でも、今年はどんな活躍を?
・週刊ファイト恒例『キノ・ドク賞』は誰の手に!?
・ベスト・タッグ賞にはジュン&レイの斉藤ブラザーズ!
・阪神タイガースと読売ジャイアンツに『二代目育成賞』


 今年も鷹の爪大賞の季節がやって来た。読者の皆様もご存知の通り、週刊ファイトの賞は他のプロレス大賞と違い、一筋縄ではいかない。
 特に安威川敏樹が選ぶ賞は一味違う(というより、ハッキリ言ってムチャクチャ)。それでは受賞者のみなさん、壇上に上がってください!


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鷹の爪大賞は藤波辰爾! でも、今年はどんな活躍を?

 さて、のっけから発表となるが、2023年度の鷹の爪大賞には藤波辰爾を選んだ。とはいえ今年、藤波はどんな活躍をした?

 11月3日、藤波自身が歌う入場テーマ曲の『マッチョ・ドラゴン』をアナログ盤シングル・レコードとして38年ぶりに発売、オリコンでなんと4位に入ったのだ。同じ日に発売したアントニオ猪木の入場テーマ『炎のファイター』が8位だったのだから、藤波は師匠の猪木越えを果たしたことになる。
 アナログ・レコードなんて今の若い人は見たこともないだろうが、未だに需要はあるようだ。

 藤波辰爾には副賞として『レコード大賞』。前回のリリースは1985年だから、レコードを買って初めてこの歌を聴いた人がいるかも知れない。そんな人には『キノ・ドク賞』を贈呈しよう。

 それでは藤波辰爾さん、張り切って歌ってください!

▼『マッチョ・ドラゴン』日本語詞:森雪之丞 作曲:E.Grant 歌:藤波辰巳

ベスト・タッグ賞にはジュン&レイの斉藤ブラザーズ!

 ベスト・タッグ賞には斉藤ジュン&斉藤レイの斉藤ブラザーズを推したい。6月7日に田村ハヤト&チェック島谷を破りG-INFINITY王座を奪取、10月9日には宮原健斗&青柳優馬を倒して世界タッグ王座を戴冠した。
 ジュンとレイは共に190㎝超えで『プロレスラーは大きくなければならない』というジャイアント馬場イズムを継承、さらに『タッグの全日本プロレス』の伝統も受け継いでいる。ついでに言えば、ジュンとレイという名前が、今話題の(?)タカラジェンヌっぽい。

 ジュンとレイは双子ということで、漫画『タッチ』にちなみ副賞として『タッちゃん&カッちゃん賞』を贈ろう。

▼双子タッグ、兄の斉藤ジュン(タッちゃん?)と弟の斉藤レイ(カッちゃん?)

阪神タイガースと読売ジャイアンツに『二代目育成賞』

 今年のプロ野球は、阪神タイガースの18年ぶりリーグ優勝、そして38年ぶりの日本一となった。特にオリックス・バファローズとの日本シリーズは関西ダービーと呼ばれ、関西中が大いに盛り上がったのは記憶に新しい。ついでに言えば、バックスクリーン3連発などでトラ・フィーバーに沸いた38年前の1985年は、前述の通り『マッチョ・ドラゴン』が発売された年だ。
 阪神のライバルである読売ジャイアンツ(巨人)は、対照的に2年連続4位のBクラスと精彩を欠いた。そんな阪神と巨人には『二代目育成賞』を贈呈したい。プロレスや格闘技とは関係ないのになぜ? というか『二代目育成賞』って何??

 受賞の理由は、阪神の馬場皐輔投手を巨人が現役ドラフトで獲得したからだ。現役ドラフトとは、層が厚いなどの理由でなかなか活躍できない選手を、他球団が獲得できるシステムである。
 プロ野球は、たとえチームが日本一になっても、個人成績が悪ければ年俸が下がり、あるいは他球団へトレードされ、場合によっては解雇される厳しい世界。阪神は、今季19試合の登板に留まり、優勝に貢献できなかった馬場投手を現役ドラフトのリストに入れ、巨人が獲得したわけだ。

 巨人の馬場投手が誕生! と言えば、もうお判りだろう。そう、巨人で馬場姓の選手は、あの馬場正平投手以来なのだ。馬場正平とは、言わずと知れたジャイアント馬場のことである。
 プロレス・ファンとして期待するのはもちろん、馬場皐輔投手がプロレスラーに転向して『二代目・ジャイアント馬場』になることだ。そんな夢を見させてもらった、馬場皐輔投手を現役ドラフトのリストに入れた阪神と、獲得した巨人の両球団には感謝したい。

 難点は、馬場皐輔投手が二代目・ジャイアント馬場を名乗るには、身長180㎝といささか小さ過ぎることであるが。二代目・ジャイアント馬場なら、同じ巨人でも身長200㎝の秋広優人選手の方が相応しい。

▼二代目・ジャイアント馬場の誕生なるか!?

 以上が安威川敏樹の選ぶ鷹の爪大賞2023だ。来年はどんな選手が飛び出すのか楽しみである。


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