[ファイトクラブ]2部スックワンキントーン津橋雅祥 近藤拓 ウェルター王者クボマサヤ

[週刊ファイト11月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼2部スックワンキントーン津橋雅祥 近藤拓 ウェルター王者クボマサヤ
 photo & text by タダシ☆タナカ
・クボマサヤW級戴冠ハイキックKOというより左足首捻り担架の吉田敢
・翌日に引退発表!クボ マサヤ「最後まで全力尽くすことが出来ました」
・ヒジ流血させたコンデート勝利ならず0-2ブラジル人イゴール手挙がる
・津橋雅祥1Rロー「移籍して3-4年負け続けやっと勝てた」vs.ゴンウドン
・近藤拓1R顔にヒザ2度目ダウン奪いTKO健太ジムの財辺恭輔 無念
・激励賞多し須藤誇太朗3-0聖那(セナ)3Rはパンチ当てて取ったが・・・
・激励賞数最多!フライ級15歳 鈴木愛虎(アイト)3-0阿部晴翔(ハルト)
・PHOENIXタパ夏次郎3R、2度目ダウン奪い勝利vs.達郎FLYSKYGYM
・意外?昼夜興行通して絵的に大激闘だった第2試合!両選手とも戦士
・猪木ボンバイエ入場、人気・青木大好き0-3デビュー戦18歳・佐達光輝
・アマKids戦サマックレン30kg、11歳同士対決!渡邉慶3-0加藤有音


■ SUK WAN Kingthong/スックワンキントーン 2023Final 第2部
日時:11月19日
会場:新宿FACE

※次回興行は来年2月12日 新宿FACE昼夜 2部興行

クボマサヤW級戴冠ハイキックKOというより左足首捻り担架の吉田敢
<第8試合 メインイベント スッワンキントーン ウェルター級タイトルマッチ 5R>
[チャンピオン]●吉田敢(BRING IT ON)29歳 177cm 31戦13勝17敗1分 スッワンキントーン ウェルター級王者 68.75再68.6
 1R 44秒 ハイキック⇒タオル投入TKO
[挑戦者]○クボ マサヤ(PHOENIX)29歳 173cm 43戦22勝15敗6分 66.6
・WMCインターコンチネンタル スーパーライト級王者
・スッワンキントーンウェルター級1位

 吉田敢選手、計量オーバーで規定時間内にクリア出来なかった為ベルト剥奪となり、この試合はクボ選手が勝利した場合のみベルトが移動する。吉田選手は減点1と、当日の戻しは71kgまでの条件で試合が行われた。しかし・・・。

 奥様より激励賞の吉田ススム、そういうのもアリなんだと微笑ましい。2名とも、あっさり目のワイクーからの5R制タイトルマッチだったが、まさか、あっと言う間に終わってしまうとは。

 秒殺のフィニッシュは、より正確には強烈なハイキックが命中したからではない。完璧に鮮やかな一撃なら、レフェリーはスグ止めるものである。実際はカウントを続けていて、レフェリーは赤いタオルが舞ったことに気が付いていなかった。

 なにが起こったかなんだが、吉田が倒れる際に左足首をひねってしまい、あらぬ方向に曲がってしまって立てなくなったのだ。そこはさすがリングドクター、ガッチャというか、ゴボッと擬音を記すべきか、いったん元に入れ直したのだが、だからといって立てるわけではない。これは明らかに重症であり担架がリングへ。

 ただ、クボ マサヤの勝利には違いない。ウェルター級のベルトを巻いた。マイクを渡されて、大勢の応援団に感謝していたが、途中から感極まって泣いていた。一方の吉田敢は前日計量の失敗に続いて、踏んだり蹴ったりの悪夢だったかも。ようやく担架で運び出されるまで、かなりの時間動けないままだった。

翌日に引退発表!クボ マサヤ「最後まで全力尽くすことが出来ました」
@morisux より

ヒジ流血させたコンデート勝利ならず0-2ブラジル人イゴール手挙がる
<第7試合 セミファイナル 64kg契約 3R>
●コンデート ギャットプラパット(市原ジム)37歳 170cm 元BBTVフェザー級王者 63.55
 判定0-2(28-29×2 29-29)
○ホンダ イゴール(HIDEGYM)26歳 176cm 29戦20勝7敗2分 63.95

 ホンダ イゴールのブラジル人応援団が声高でポルトガル語の声援を送る。ただ、いわゆるパンチの選手であり、ムエタイ流の試合は出来ないのかも。
 明暗を分けたのが2R早々、コンデートのヒジでイゴールの額がパックり割れたんだが・・・。ドクターも時計を見ながら、さすがにちょっと早いからもう少しやらそうとなったことで、180戦以上しているコンデートの計算が狂ってしまう。

▼再び鈴木真治メイン締める! 180戦の人気選手だったコンデート沈めた

新宿FACE熱狂KO決着続く対抗戦 スックワンキントーン王者2-1タイ

 恐らくポイントでリードしていると踏んだコンデートだが、特に3Rはイゴール唯一の武器であるパンチが当たり出す。あとがないからと、がむしゃらに行ったイゴール、3Rはポイント取った。


 判定の際のコンデートの表情に注目。「そりゃないよ」と驚くことに。なにしろスックワンキントーンのジャッジは全員タイ人だ。ホームで闘っているようなものなのに、「まさか」だったようなのだ。

 ただ、記者はドローだと踏んでいただけでなく、スグ隣のジャッジのドン(チーフ格のアラビアから、”ドン”の名前をからかわれ、呼ばれる度にクスッと笑われるのだが・・・)もまたドローと付けていて、「だよねぇ」と記者は納得していたんだが、他の2名がイゴールに付けていた。
 もっとも、リングの見る角度によって違う問題はある。他の位置からだとイゴールのパンチが効いていたとの評価だったようだ。


 
 ステージママが娘に「カメラに向かって!」と促されたのが上右のカット。イゴールは印象作りに娘を使うし、なによりブラジル人応援団の声援でパンチを当てていたのもかもでした。

津橋雅祥1Rロー「移籍して3-4年負け続けやっと勝てた」vs.ゴンウドン
<第6試合 62kg契約 3R>
○津橋雅祥(STELLA)30歳 179cm 32戦18勝13敗1分 61.85
 1R 1分33秒 左ローキックKO
●ゴンウドンTIGER REON 27歳 166cm 50戦25勝23敗2分 61.85

 1Rの約半分、津橋雅祥のロー連続攻撃で、ゴンウドンは立てなくなった。10月22日、スックワンキントーンの後楽園大会、スーパーライト級次期挑戦者決定戦で勝利した健太がゴンウドンのセコンドに着いていたが、見せ場の攻撃は出せていなかった。

 マイクを握った鶴橋は、「ジムを移籍して3-4年負け続けたけど、やっと勝てました」。「皆さんよいお年を!」で結んでいた。

※津橋は新鋭の頃、再注目され映画化予定の立嶋篤史さんにKO敗けしていた。
▼貴之・ウィラサクレックが清水武を肘で切り裂きWPMF日本Sウェルター級戴冠 才賀紀左衛門、立嶋篤史KO勝利 飯田なおドロー

貴之・ウィラサクレックが清水武を肘で切り裂きWPMF日本Sウェルター級戴冠 才賀紀左衛門、立嶋篤史KO勝利 飯田なおドロー


 先日Kross x Over でのKO敗けがクレイジージャーニー放送されてました。

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