[週刊ファイト11月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼Hハボック1チェイスU新王者 ベッキー下しライラ・ヴァルキュリア戴冠
(c) 2023 WWE, Inc. All Rights Reserved. 編集部編
■ WWE NXT ハロウィン・ハボック part1
日時:10月24日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
ハロウィン・ハボックのpart1である。メタルバンドNew Years Dayが♪Vampyreを演奏するところから。さらにマリー・アントワネット衣装のスカーレットと、ホラー映画『ヘルレイザー』のピンヘッドがショッツイ(トップ画像)である。この二人のホストはセグメントごとに衣装を変えてくれて、その最高傑作がトム・キーファー率いるシンデレラのビデオ、意地悪双子姉妹の声合わせなんだが・・・。固定客とされる50-60歳台の80年代メタルに直撃された世代は大喜びでも、果たして若い客はわかってくれたのだろうか?
本誌はたびたび指摘しているが、ショーン・マイケルズ以下、作っている人たちがややOld Schoolの実行委員会なので、同じ趣味の視聴者は大笑いの連続なんだけど、必ずしも全員にジョークが通じているのか心配になるのだった。
だってロクサーヌ・ペレスってまだ21歳ですよ。映画『エルム街の悪夢』は1984年公開であり、2001年に生まれたロクサーヌ、まぁその後にシリーズとして続編がたくさんあるとはいえ、多分、選手本人は知らないんじゃないかと。フレディー・クルーガーはもはや”文化”になっているから大丈夫なのかもだけど。
映像だけど自家製ヘリコプターから登場のビジネス・ウーマン、キアナ・ジェームスと、フレディと化したロクサーヌの凶器あり試合はかなり激しいものに。100%LIVEではなくカットも出来るんだが、キアナは頭打ったようにも見えるんだがそこはセールせずに、最後までやり遂げたのは凄い。
キアナのビジネスバックで引っ叩き、そこにポップロックを決めることでロクサーヌ勝利。カバンの中には連続ドラマの先週の続きで砕けたブロックが入っていたというオチでした。
ブライアン・ピルマンjr.ことレクシス・キングのWWEデビュー戦。シンガポールの学生プロレス出身ダンテ・チェンが引立て役を務めました。まぁAEW見ていたならグリフ・ギャリソンとのバーシティ・ブロンズ見ているから、シングル・プレイヤーとしてのお披露目、こんなモンでしょうとしか評しようがない。それにしてもWWEでのリングネーム、レクシス・キングってなんやねん。
女子ブレイクアウト・トーナメントは、この準決勝でアリアナ・グランデのパクりアリアナ・グレイスを下したケラ二・ジョーダンが優勝するんでしょう。Total Packageと実況されてました。
ちょうど日本の洋画チャンネルでジョニー・デップ特集やってるんだが、このセグメントのショッツィは『シザーハンズ』だな。スカーレットは、ケイト・べッキンセール『Underworld』のヴァンパイアでしょうか。「この闘い 本能か 愛か――。」作ってる人たち、こういうの、好きですね。