アレックス・シェリーが王座防衛!Impact Wrestling Bound for Glory 2023

(C)TNA

 10月21日(現地時間・放送日)にイリノイ州シセロで『Impact Wrestling Bound for Glory 2023』が開催された。
 今大会は、インパクト・レスリング年間最大大会で、メインではインパクト世界王者アレックス・シェリーが、ジョシュ・アレキサンダーの挑戦を受けた。アレキサンダーは元王者で、2023年4月に上腕三頭筋断裂で長期欠場の為、王座を返上している。つまり、誰かに敗れて王座脱落した訳ではない上に、2年間シングルマッチで敗れていない。この経緯と実績から王座挑戦権を持っているという事で今回、王座戦が組まれたのだった。共にベビーフェイスだけに、真正面からぶつかり合う激しい展開となったが、シェリーは勝利の為、アレキサンダーの古傷を狙ってダメージを与え、最後は必殺のシェルショックをリング中央で決めてフォール勝ち。2年間シングルマッチで敗れていないアレキサンダーにピンフォール勝ちをしてシェリーが王座防衛。これをアレキサンダーも認め、試合後にお互いに健闘を讃えあう大団円となった。

 ノックアウト王座戦は現王者トリニティが元王者ミッキー・ジェームスの挑戦を受けた。こちらもアレキサンダーと同じくジェームスは2023年4月に肋骨骨折の長期欠場で王座を返上している。こちらも誰かに敗れた訳ではないので、復帰した現在、挑戦権を持っているという事で王座戦が組まれたのだった。こちらも白熱した試合となったが、現王者のトリニティがサブミッションを極めて勝利。こちらも同じく両者、健闘を讃えあった。

 インパクト・レスリング版マネー・インザ・バンクと言えるコール・ユア・ショット・ガントレットが行われた。こちらもバトルロイヤル形式で試合が行われ、最後に残った二人でシングルマッチ、そして勝者は、いつでもどの王座にでも挑戦出来る権利を持つ事になる。三十人のレスラーが入り乱れる中、最後まで残ったのはブリー・レイと女子選手のジョーディン・グレース。当然、ブリー・レイ有利と思われたが、グレースがエルボー連発から、グレースドライバーでフォール勝ち。男子の大物ブリー・レイからリング中央でフォール勝ちしたグレースが優勝となった。

 また新日本プロレスから現IWGP USヘビー級王者ウィル・オスプレイが参戦し、マイク・ベイリーとのシングルマッチでストームブレイカーを決めてフォール勝ち。また、Xディビジョン王者クリス・セイビンが同じく新日本プロレスから参戦したKENTAの挑戦を受け、セイビンがクレイドルショックを決めて勝利し、王座防衛を果たした。

 モンスターボールマッチでは、PCO、ムース、ライノ、スティーブ・マクリンの大男四人が入り乱れる中、なんとマクリンと共闘していたブリー・レイが現れ、マクリンを突き落として仲間割れ。その隙にPCOがムースにPCOソルトを決めてフォール勝ちした。
 また2024年1月に、インパクトレスリングから昔の名称TNAに戻してPPV大会を行う事も発表された。

■ Impact Wrestling Bound for Glory 2023
日時:2023年10月21日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国イリノイ州シセロ

<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○アレックス・シェリー(王者)
 ピンフォール
●ジョシュ・アレクサンダー(挑戦者)

<ノックアウト世界王座タイトルマッチ>
○トリニティ(王者」)
 サブミッション
●ミッキー・ジェームス(挑戦者)

<コール・ユア・ショット・ガントレット>
優勝:ジョーディン・グレース
参戦選手
ジェイク・サムシング、エディ・エドワーズ、ケニー・キング、フベントゥド・ゲレーラ、ジョニー・スインガー、ジゼル・ショー、ジョディ・スレット、キリン・キング、ソニー・キス、ブリー・レイ、マット・カルドナ、ジョーディン・グレース、エリック・ヤング、ジョー・ヘンドリー、ブライアン・マイヤーズ、ヒース、フランキー・カザリアン、リッチ・スワン、ジョナサン・グレシャム、ダーティ・ダンゴ

<シングルマッチ>
○ウィル・オスプレイ
 ピンフォール
●マイク・ベイリー

<インパクト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ABC (エース・オースティン & クリス・ベイ)(挑戦者)
 ピンフォール
●ザ・ラスカルズ (トレイ・ミゲル & ザカリー・ウェンツ)(王者)

<モンスターズボールマッチ>
○PCO
 ピンフォール
●ムース
ライノ
スティーブ・マクリン

<Xデイビジョン王座タイトルマッチ>
○クリス・セイビン(王者)
 ピンフォール
●KENTA(挑戦者)


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