カタリン・モロサヌ&アンドレイ・ストイカ勝利!6・19『SUPERKOMBAT World Grand Prix III 2015』

(C)SUPERKOMBAT

 2015年6月19日にルーマニアで『SUPERKOMBAT World Grand Prix III 2015』が開催された。
 事実上、K-1が活動休止となっている為、コンスタントに大会を開催しているスーパーコンバットは、グローリーに次ぐ世界的にもメジャーなキック大会と言ってよいだろう。今大会も、カタリン・モロサヌ、アンドレイ・ストイカ、セバスチャン・チオバヌという団体のエース格が揃って登場する豪華な大会になった。

 メインイベントは当然、団体のエース中のエースであるカタリン・モロサヌ。11月に行なわれる『GFC Fight Series 』であの悪魔王子バダ・ハリとの黄金カードが組まれているが、その前に、コリン・ジョージと対戦。欧州のブンブン丸としてひたすら前に出る思い切りの良いファイトスタイルが信条のモロサヌはいつも通り、ハカ(ニュージーランドの先住民族マオリ族が戦う前に踊るダンスの曲)で入場。ジョージの方が頭一つ大きく身長差があるものの、モロサヌは会場の「カタリン」コールを受けていつも通り、腕をブンまわしパンチラッシュ。カウンターのフックでジョージからダウンを奪うと、その後もダウンを奪いまくる。相手がガードしていても構わずパンチラッシュを仕掛けるので、そのプレッシャーでジョージが倒れるという感じの展開となり、荒れた試合を嫌がるジョージがガードを固めたので、KOは免れたものの、ひたすた前に出て攻撃したモロサヌが判定勝ち。見事に母国で快勝した。

 セミファイナルでは、スーパークルーザー級王者であるアンドレイ・ストイカがアブデルラハマン・クリバリを迎え打った。試合はストイカの拘束パンチラッシュでクリバリを追いこみストイカの判定勝利。KOこそなかったものの、ストイカはホームであるスーパーコンバットでは安定した強さを発揮している。

 ドラキュラの衣装で登場する(ルーマニアはドラキュラ伝説の地だから)セバスチャン・チオバヌは、なんと1Rにファビオ・カワシのハイキックを食らってダウンする(ラウンド終了のゴングに救われる)大苦戦。その後、パンチラッシュで盛り返すものの、カワシのクリンチなどで決定打を奪う事が出来ず、カワシが判定勝ちとなった。

■  World Grand Prix III 2015
日時:2015年6月19日
場所:ルーマニア

<メインイベント ヘビー級>
○カタリン・モロサヌ
 判定
●コリン・ジョージ

<セミファイナル スーパークルーザー級>
○アンドレイ・ストイカ
 判定
●アブデルラハマン・クリバリ

<クルーザー級>
○ファビオ・カワシ
 判定
●セバスチャン・チオバヌ

<スーパークルーザー級>
○クリスチャン・リステア一
 1R TKO
●グーカン・ゲディック

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